2010年2月

春一番 [2010年02月26日(金)]

(2月18日 昭和の泉から光葉庵、学園本部館方向を撮影)
 東京にも春一番が吹いて先週の雪はいずこ、である。

 春は卒業や旅立ちの季節でもある。17日夜、緑声舎のお別れ会があった。私も学生時代寮で生活したことがあるが、はじめて故郷を離れ寮で生活を経験してきっと学生たちは大きく成長したと思う。昭和女子大学では、親元から通えない1年生は原則として寮で生活することになっていたが、来年度からは希望者だけとした。しかし、自分で希望して来年度も残るという学生が約半数130名もいるという。寮の生活は安心・安全、よい生活習慣が身に着く、他人との距離の取り方を学ぶなどいろいろなメリットがあるはずである。来年からできるだけ学生たちが自主的にいろいろな企画や活動ができるよう応援したいと思っている。

 先般、朝青龍や若い女性のマナーについてテレビや雑誌でコメントを求められたが、そもそもしっかりしたマナーや立ち居振る舞いを教えられていないのではないだろうか。日本のことわざ・名言・格言・短歌や俳句、すぐには役に立たなくても人生の宝となるはずである。1年生必修の「日本語基礎」の授業でぜひ伝えてほしいと思う。

 24日は女性文化研究所の研究員・特別研究員報告会。博士号を取って研究者として第一歩を踏み出した人たちの誠実な研究発表。

 25日は現代教養学科の学生が企画した「書店プロジェクト」のプレゼンテーション。人前で自分の考えを感じよく表現する力はどこへいっても重要と思う。

春節のころ [2010年02月15日(月)]

 西行の「その如月の望月のころ」は旧暦で、大分季節は違うが中国は2月14日が春節で、観光客、買い物客が東京にも多数見えているらしい。

 一年生必修の「実践倫理」の授業も2月10日で最終回。ぜひ素敵な女性になってほしい、世の光となる力を持った女性になってほしいと願い、自分としては言うべきことを言ったつもりである。後で、一部分でも思い出して「そうだったのか」と伝わるといいのだが。卒業までに彼女たちが大きく成長してくれることを期待する。
 授業の後、山脇学園短大へ。赤坂の一等地で歴史のある短大が今年限りで閉校するそうである。「21世紀に活躍する女性へ」と題して話したが、在学生だけでなく卒業生、保護者、教員の方にも熱心に聴いていただいた。
 試験の採点を始める。立派な答案から日本語になっていない答案まで個人差が大きいのを改めて痛感。

12日夕方、羽田に向かうモノレールの中で運輸省にいた旧知に出会う。昨年10月から故郷の市の市長になっているという。同じ世代なので新しい挑戦に力づけられる。
 富山空港が雪で着陸できない場合は羽田に戻るとアナウンスがあったが、20分ほど旋回して何とか着陸。富山では、昔の「青年の船」の仲間が集まってくれた。

 13日アイザック小杉文化ホール(射水市)で講演。聴衆多数。
 その後、昭和女子大学光葉同窓会富山支部長に、すっかりご無沙汰している高校時代の恩師に会わせていただく。私の卒業写真もお持ちで、45年(!)前にタイムスリップ。

 14日は素晴らしい晴天のもと立山連峰が美しく輝くなか帰京する。 

光の春 [2010年02月06日(土)]

 2月4日は立春で陽の光は力を増してきている。この冬一番の冷え込みの中B日程試験が行われた。付添いの保護者にご挨拶に行くと、受験生もいて最後の追い込みをしていた。

 3日火曜日の授業の最後に、かわいいアヒルのボックス入りのウェットティッシュをもらった。1時間目の授業で「眠るな!」とずいぶん注意したが、熱心に聞いてくれる学生もいた。

 5日受付の前にお雛様が飾られ、急にその空間が明るく華やぐ。ブリスベンの公邸など「さまざまのこと思い出す・・・」。お昼は留学生交流会。今、昭和女子大学には68名の留学生が在籍しており、16名がこの3月に卒業する。挨拶したベトナムからの留学生ハーさんは岡崎記念奨学財団の奨学生として来日したが、もう3年かと驚く。中国の孫さんといい、留学生は意欲的に勉強しており、わが大学の宝であるとともに世界の宝だと思う。

 6日はママチャレのシンポジウムと入学試験委員会。「ママも再チャレンジ」も今回で5期、「ものの見方が変わった」「受講したことで自分の強みを生かそうという気になった」など、意義のあるプログラムと実感。蟹瀬令子さんの話はいつも新鮮で刺激的。

梅が香 [2010年02月01日(月)]

 まだ寒の内と言うのに梅の香りがどこからか薫る。1月26日は女性文化研究所の120回の研究会で「八代集と梅香歌」と題して日本語日本文学科の胡秀敏准教授の発表を聞く。「月やあらぬ」の業平の歌の詞がきには梅ともさくらともいっていないのに、後世の歌は梅が香、昔の恋人の連想の約束ごとで詠まれているなど、久しぶりに雅な世界に浸る。

 27日は入学試験委員会でA日程試験の合格者、補欠を決定し受験生に通知。
 夕方パスポートの更新に都庁に行く。10年間にほんとにいろいろな国に旅行したなとページを見て感慨深い。公務員時代はもっぱら公用旅券、外交旅券で出張し、私用の海外旅行はほとんどなかったが、2003年以後急に増えた。
 そのあと富山中部高校の同窓会である東京神通会に顔を出す。

 28日大学部局長会。非常勤講師の方を多数お願いするが、立派な学歴の方が多く、大学院の過剰供給の結果だろう。

 上海交通大学の国際協力学院 許副院長、袁院長補佐、留学生担当 段氏、受入担当 林氏が来訪。交換協定書にサイン。英語コミュニケーション学科長、国際学科長とともにお昼をご一緒するが、英語で会話。昨年3月私たちが訪問した時も英語で講演するよう要請されたが、国際化に力を入れておられるのを実感。中国も大卒者は就職難だが、名門理工系大学だけあって卒業生の就職率は100%だそうである。