春節のころ

 西行の「その如月の望月のころ」は旧暦で、大分季節は違うが中国は2月14日が春節で、観光客、買い物客が東京にも多数見えているらしい。

 一年生必修の「実践倫理」の授業も2月10日で最終回。ぜひ素敵な女性になってほしい、世の光となる力を持った女性になってほしいと願い、自分としては言うべきことを言ったつもりである。後で、一部分でも思い出して「そうだったのか」と伝わるといいのだが。卒業までに彼女たちが大きく成長してくれることを期待する。
 授業の後、山脇学園短大へ。赤坂の一等地で歴史のある短大が今年限りで閉校するそうである。「21世紀に活躍する女性へ」と題して話したが、在学生だけでなく卒業生、保護者、教員の方にも熱心に聴いていただいた。
 試験の採点を始める。立派な答案から日本語になっていない答案まで個人差が大きいのを改めて痛感。

12日夕方、羽田に向かうモノレールの中で運輸省にいた旧知に出会う。昨年10月から故郷の市の市長になっているという。同じ世代なので新しい挑戦に力づけられる。
 富山空港が雪で着陸できない場合は羽田に戻るとアナウンスがあったが、20分ほど旋回して何とか着陸。富山では、昔の「青年の船」の仲間が集まってくれた。

 13日アイザック小杉文化ホール(射水市)で講演。聴衆多数。
 その後、昭和女子大学光葉同窓会富山支部長に、すっかりご無沙汰している高校時代の恩師に会わせていただく。私の卒業写真もお持ちで、45年(!)前にタイムスリップ。

 14日は素晴らしい晴天のもと立山連峰が美しく輝くなか帰京する。