2011年2月

STUDENTS OF THE YEAR [2011年02月21日(月)]


 西行と同じく、「如月の望月のころ」は私も一番好きな季節である。まだ空気は張り詰めているが、日差しは一日一日伸びて光の春に梅の香りが漂う。

 2月14日(月)のバレンタインの日に学長講話と”STUDENTS OF THE YEAR”の表彰を行う。今まで行っていた終業式は学生・教員の出席率も低いのでやめたいという学生部の申し出で、学長講話を2回に分けて試行したのだが、前半と後半の出席率が違って学科による差が明かだった。どんな集団でもなかに1割か、2割は意欲も能力もない人が紛れ込んでいるが、その人たちの指導に莫大なエネルギーを割くより、真ん中の人たちを引き上げ、上の人たちの背中を押してあげた方が、ずっと集団としての成果は上がる。教育はそれではいけないといわれるが、多くの大規模大学は下位グループにはほとんどかまってないようにみえる。昭和女子大学はすべての学生の指導をとても熱心にするのが伝統である。
 STUDENTS OF THE YEARは頑張る学生の背中を押してやりたいと今年から始めた試みである。成績優秀な学生と善行をした学生は創立記念日に表彰される。しかし、ボランティア等何かに打ち込んだ学生には何もない。例えば、昨年子育て広場でお誕生会を毎月、企画実行してくれた学生には卒業式が終わってから私の感謝状を出しただけである。彼女たちのようにボランティアなど積極的に取り組んでいる学生を顕彰するのはその学生にも励みになるし、周りに対する刺激にもなると思って始めた。
 今年度は各学部と学生部から推薦された学生1人と2グループを表彰した。1人は英語コミュニケーション学科の「東南アジア青年の船」でリーダーとして活躍した近藤さん、2グループはコミュニティ・サービス・ラーニングセンターの学生ボランティアコーディネーターと学友会のメンバーである。表彰状を読み上げたが、本人たちにもっと活動内容を話してもらうべきだったかなとも思う。この学生たちも頑張ったが、現代教養学科の本屋プロジェクトの学生、環境デザイン学科を中心とするIPYの学生、英語コミュニケーション学科のWLN(女性リーダーズネットワーク)のボランテイアをしてくれた学生など今回表彰の対象にならなかった学生も頑張っている。ぜひ来年もたくさんの学生を表彰したいものである。

 15日(火)は打ち合わせと大学院委員会で7人の博士論文審査。


 16日(水)は、午前タイのナレサン大学から訪問。職員の事務改革プロジェクトの提案を聞いてから経営協議会。その後、キャリアデザイン委員会。夜、内閣府副大臣と意見交換の夕食会。
 17日(木)は理事会の前に学寮研修の現状について大学教職員と理事の情報交換会。理事会の後。夕方集中治療室に入院中のおばを見舞い、今後の治療について医師から説明を受ける。この医師も夜勤明けで36時間連続勤務とのこと。娘の勤務状態と同じ。
 18日(金)光葉博物館運営委員会、午後は私が副査を務める大学院生の論文の公開審査会。夜は久しぶりのメンバーとの会食の後、おばのいる病院へ。

H.I.S.澤田会長来校 [2011年02月14日(月)]


 「大学生の就業力育成支援事業」のキックオフイベントとして2月10日(木)H.I.S.の澤田会長に来ていただいて「夢を実現した私」と題して講演してもらう。まず夢を持つ、元気でいる、よい心でいる、失敗が自分を成長させるなど私も共感するコツを話していただいた。私がうれしかったのはたくさんのいい質問が次々と出たことである。私は澤田会長には「うちの学生はまず質問をしないですから、5分取って頂けば十分です」と言っていたが、まったく見込み違いだった。質問の時の態度もよかったので、もしかしたら事前に準備していたのかとも思ったがそうでもないらしい。


 2月5日(土)本学のB日程試験。受験者が多く倍率が高くなりすぎると来年の受験者は減りますよと言われるが、まずは嬉しい。付添いのお母さまから握手を求められる。
 午後は日比谷公会堂で「錆びない生き方」と題して講演。2000人以上の方が熱心に聞いて下さる。これをNHKのラジオでも放送してくださるそうだが、臨場感は伝わるだろうか。

 2月7日(月)の夜は東京アメリカンセンターで開催されたCarol Fishman Cohen さんの講演会にコメンテーターとして参加。彼女はハーバードのMBA でバリバリ働いていたのだが4人の子どもを育てた後再就職した経験から母親の再就職を助ける会社を立ち上げた。実にアメリカ的で労働流動性が高い社会だから成り立つビジネスである。私はかねてから40歳以降の女性は宝の山だと思い、「ママチャレ」のような再就職支援講座も開いているのだが日本ではまだ定着していない。英語コミュニケーション学科の学生2人とママチャレの人が参加してくれていた。

 2月9日(水)は実践倫理の最終回。一年生と次に一堂に会するのは3年後の卒業式。(一応年度末講話と始業式はあるのだが)ぜひ大きく成長してほしい。女性文化研究所で女性文化研究賞の2010年の候補作の選考を開始した。来年度大学予算の検討、試験もあってあっという間に時間が過ぎる。建国記念の日は雪が舞う。

 2月13日(日)第3回日本児童養護実践学会研究大会であいさつ後、日本テレビ「バンキシャ!」に40年前、母がつくってくれた大島紬を着て出演。