もう11月

 もう11月、美しい秋晴れの日が続く。ボストンでは大雪という。

 10月24日(月)は、日本MOT振興協会のシンポジウム。副会長の安西祐一郎さんが10月から日本学術振興会の理事長になられた。私大出身者では初めてという。元日本学術会議会長の黒川さん、渋谷教育学園の田村哲夫さんに交じり基調講演。グローバル人材というとすぐにリーダー論になるが、普通の労働者が国際的な場で働く力をつけなければならなくなっていると提言。引き続き林芳正さんや藤末健三さんらとシンポジウム。そのあとJapan Societyのパーティ。たくさんの知人に会う。ドナルド・キーンさんが89歳で震災に襲われ、日本に帰化された姿に改めて感動。

 25日(火)、ウルグアイ大使の公邸で昼食会。コロンビア、チェコ、クロアチアなどの在京女性大使、ノルウェー大使夫人、ベネズエラ大使夫人など。日本の女性がなぜ社会進出できないのか、しないのか、口々に聞かれる。日本は今、女性大使がいないのではなかろうか。

 夜は心理学科主催のコミュニティサービスラーニングの成果発表会。学生はしっかり成長している。
 26日(水)教育会議の後、小池百合子議員の江古田の『エコだハウス』へ。それから六本木で会食。27日(木)は大宮ソニックシティで全国中学校長会で講演。毎日の現場の業務に追われるだけでなく、目標を持って教育に当たってほしいとお願い。中学校の教育がしっかり行われないと大学生の質も向上しない。

 29日(土)は世田谷区の環境問題シンポジウム(『エコな住まいと暮らしのシンポジウム』)。環境庁前次官の小林さんと電気自動車の館内さん(日本EVクラブ代表 *EV=Electric Vehicle:電気自動車)に交じって市民の立場から発言。その後フィンランドからいらしたヌルッカラさん(ヘルシンキ市の健康推進部門責任者)の講演会、シンポジウムで挨拶。両方に保坂世田谷区長が出席。
 30日(日)は亡くなったおばの家の後片付け。生きているうちに、元気なうちに、モノは処理しておかねばならないと痛感するとともに、モノに対する価値観が変わる。