2012年3月

マニラへ [2012年03月27日(火)]

 卒業式が終り、年度末の式典まで少し時間が空くこの時期は大学がひっそりしているが、アドミッション部は何人入学者辞退が出るか、胃を痛くしている。わが校しか合格しない学生は辞退しないので、辞退があるのは他校に合格する受験生が多いからとプラスに考えよう。新学部関係もまだまだ詰めることが多い。

 18日(日)から2泊3日で有馬真喜子さんとマニラに行ってきた。若い人、子どもが街にあふれているのが目立つ。94年の訪問から18年ぶりだが、日航ホテルはタイ資本に買収されている。日本経済・企業の退潮はさびしい。卜部大使の公邸はとても広くて立派。料理人も腕がいい。警護付きのこの地域の邸宅は政府要人も多い。
 ミリアム大学を訪問。カソリックの女子大学で2009年11月、昭和女子大学で講演してくださったパトリシア・リクアナンさんは学長から高等教育庁の長官になっているが、シャハ二さん(ラモス大統領の妹、元上院議員)は学事顧問、オーロラ・ディオスさんは女性ジェンダー学研究所所長。ミリアム大学はたくさんの大学と交流している。近くて生活費が安く英語を勉強するには最適と韓国の人が子どもから大学生まで多数来ているそうだ。

 キャリア支援部委員会から、各学科が卒業生にどんな進路があり、そこへ進むにはどんな科目をとるべきか、各学科で議論してまとめた資料が出てくる。これはとても意義がある。これに基づいて各学科が将来計画を立てることができる。
 22日(木)午後はサキコーポレーションの秋山社長と、グロービス経営大学院大学の堀義人学長と対談。リスクをとって起業して仕事をしている人はまぶしい。堀さんはプレゼンテ―ション能力や、決断力だけでなく地頭も訓練でよくなるとの意見。昭和女子大学はそうした経験を与えているか。 
 23日(金)、新規入校の教職員に講話。

卒業式 [2012年03月21日(水)]

 12日(月)は社会人メンターの方からグローバルビジネス学部についての期待やアドバイスを聞く。みなさん真剣に考えてくださって本当にありがたい。改めて人材の宝庫だと実感。その後、朝日ニュースターがテレビ朝日に吸収されるそうで、最後の番組審議会。地上波テレビが視聴率、スポンサーを気にして同じような番組を流している中で異色の局だっただけに惜しい。
 13日(火)は3月入試に関する入試委員会、学長室打ち合わせの後、NHKのスタジオで「老いを豊かに生きる」の収録。改めてボイストレーニング、発音練習をしなければと思う。6時からNPO昭和の懇親会。ほんとにいい仕事をしてくださっていると改めて感謝。
 14日(水)は資生堂社会福祉事業財団の方の訪問の後、今後の幼稚園保育所のあり方についての検討会。昼、プレスセンターへ女性の活躍推進の勉強会へ行き、その後、大学に戻り経営協議会、時間が伸びてフローレンスの駒崎さんとの時間が十分に取れず残念。夜、前名古屋高裁長官の門口さんほかと会食。男女共同参画の定義つくりの時に内閣法制局参事官としてお世話になって以来の尊敬する方。
 15日(木)卒業式の予行練習の後、評議員会。寮や新学部について意見が多くでる。
ボストン理事会も時間が長くなる。理事会、新学部の英語カリキュラムの打ち合わせをした後、夕食。今週は娘の子どもの体調が悪く、娘は仕事との両立に自信をなくしそうだが、私もあまり手伝えず、励ますだけ。
 
 16日(金)は卒業式。昨年は震災の影響でできなかったので2年ぶり。改めて感謝。学生たちもマスクはしていないし、ブーツやミュールもいないし、予行の時よりきちんとしている。一人一人に学位記を手渡す。こちらは喉がからからになり、足は棒のようになるが、9割以上の学生がアイコンタクトをして、ニコッと学位記を受け取ってくれて、祝福の心が通じたように思う。学長の仕事はいろいろあるが卒業式に心をこめた言葉を贈るのは、最重要な仕事の一つと思い、私としては気合を入れているのだが、通じているのだろうか。よそで行う講演会の後は講演録を作ってくださったり、お手紙やアンケートで励まされることが多いのだが、卒業式の式辞はそうした反応はないが、みんなが真剣に聞いてくれるので良しとしよう。卒業生の祖母の方が感謝の差し入れをしていただいてうれしい。私も風邪がぶり返したようで、娘の手伝いもせず、早めに帰って長く寝る。
 17日は雨の中日光市で講演。卒業生の方が、私が新聞やテレビに出ているのがうれしいと言ってくださる。

徳なきは憐れむべし [2012年03月13日(火)]

 帰国後も風邪がなかなか抜けないが、一応予定された仕事、約束した日程はこなす。
 6日(火)は学長室の打ち合わせ、生活科学部で卒業保留にした学生の保護者からのお手紙について事情を聴き、お返事。午後は女性文化研究所の運営委員会と女性文化研究賞の選考委員会。
 7日(水)はAERAの一色編集長との対談。明るい色のスーツをというので肌寒い中、初夏用のスーツ。週刊朝日の林真理子さんの対談の時のカメラマンの方なので、心強い。写される私は変わらないが、カメラマンによって本当に写り方が違う。
 教育会議では場所柄もわきまえない発言をして得々としている方がいて驚く。自分のことは棚に上げて人を批判するのを聞くと腹が立つが、自分をなだめる呪文が「徳なきは憐れむべし」である。夜、仏壇のはせがわの会長ほかと会食。改めてその人間性と経営哲学に感心。
 9日(金)はパシフィコ横浜でAPECの会議のモデレーターを務める。他の国では女性の登用が経済の活性化に役立っているのに、日本の歩みはどうしてこんなに遅いのだろう。国内だけを見ていると少しは進歩しているからまあいいかと思うのだが、アジアの国々の変化は目覚ましい。帰り、「クローズアップ現代」の国谷さんと話こむ。魅力的かつまじめな方でますますファンになる。
 10日(土)は三月期入試。みぞれ交じりの中、約300人余が受験。今年の受験生は全体で昨年に比べ1割近く増加したことになるが、アドミッション部はじめみんなの頑張りのおかげ。午後、国際人材養成の活動をしているNPOでスピーチ。
 11日(日)は震災1周年。もう1年、まだ1年。昼は家族全員集合。その後、ハビタット協会の震災記念のイベントに。夜は鈴木さん夫妻、岩城さんと会食。

ニューヨーク [2012年03月07日(水)]

 先月26日(日)から少し調子が悪く風邪をひいたらしい。29日(水)からアメリカに行くので慎重を期し、夜の会合もドタキャンで欠席。火曜日も熱があるので医院にいき、5日分の薬をもらう。熱があると何もしたくなくなる。タクシーで帰宅。すぐに眠り、5時頃に目が覚めたので、パッキング。雪が降っているので、少し早めに家を出る。結果的には予定通りの時間に私は到着したが、飛行機の出発が1時間遅れ、機内で待機。
 東海岸までの機内は書き入れ時で校正や原稿書きをするのが常だが、今回は機内映画を見たり、本を読んだりして過ごす。暇だと緊張感がなくなって風邪をひいたりすると反省。
ケネディ国際空港の入国審査の時間がかかり過ぎるが無事ホテルへ。国連のパスをもらう。旧友のサリーのお姉さんが、用意していてくれていたので写真も撮らなくていい。夕方は、国連代表部へ行き、西田大使公邸ですばらしい夕食会。さすが西田さん。
 次の日はチャーチセンターの地階で農村女性のワークショップ。参加者多数。日本の農村女性がこういう場で発言し、参画するのははじめてだろう。この一世代の間に農村女性は大きく変わったことを発信すべき。CSWでは災害とジェンダーの決議案提出。橋本さん、木村公使のがんばり。他にも出た方がよい会合は山のようにあるが、今回は私のエネルギーが低く、ホテルで寝ている時間を確保。夜は橋本さん、岡島さん、鹿野さんもいっしょに農村女性グループと夕食会。
 2日(金)はボストンへ。昭和ボストンのキャンパスに来るとほっとする。新しい学部について話し、また卒業生のフェローとも会えるし、短期間でもできるだけボストンに行こう思う。

修了式 [2012年03月02日(金)]

 2月下旬は知人から頼まれた講演が重なって、20日(月)は福岡に行く。福岡大学が九州の財界から資金を集めて研究プロジェクトをしているのに感心。これも永野芳宣さんの手腕である。九州財界人は個性的な方が多くて楽しい。次の朝、永野さんと一緒だったのでVIP扱い。

 21日(火)久しぶりに人見名誉理事長と会食。


 22日(水)はブラッシュアップキャリア塾の修了式。いいプログラムだと思うのだが、参加者が伸びないのが残念。そのあと伊藤忠の小林会長、橘・フクシマ・咲江さん(G&S Global Advisors代表取締役社長)と鼎談。日程を合わせるのが大変だったが、さすがの内容で一部分だけにまとめるのがもったいない。鼎談後、平尾理事長と食事。新しい学部の特徴をどう出そうか苦慮していたが、現実のビジネスとのタイアップでいく方向になってきた。夜は、あきしの会とハーバードの仲間と銀座で歩いている時に、見知らぬ読者の方から声をかけられる。私の本を読んことがきっかけで、自分の勉強のために大学院に進学したそうだ。作者冥利につきる。

 23日(木)は大学部局長会終了後、飛行機で富山県立図書館八十周年記念講演に向かう。視界不良で前の飛行機は、一時間遅れ。私が乗る飛行機も引き返すかもしれないと言われてハラハラするが間に合う。皆さん熱心に聞いてくださる。また、図書館で私の本の目録を作ってくださったのに感激。その後、光葉同窓会の方と会食。翌日は、京都へ行く。