ワルシャワからソウルへ

 美しい秋晴れのワルシャワで教会やワルシャワ蜂起記念碑を見物した後出国、成田に18日(月)朝9時に着き大学へ。ヘルシンキからの飛行機の中で眠れたので、午後の理事会も眠くならなかった。
 北国新聞のコラムの校正や、講演のレジメなど。角川から出す本のゲラも届いているので、夜、最終校正を行う。まだ文章が練れておらず心配。19日(火)朝8時半バイク便に渡して、羽田からソウルへ。埼玉の関根さんと江原さんは2時間半前に着いているのに私は国内旅行気分で申し訳ない。
 4時から西江大学の申先生が設立された韓日文化フォーラム設立1周年記念とリーダーシップ研究所オープン記念のイベントで講演。ソウル女子大学の李学長も立派な講演。その後LEE SHI-HYUNさんの素晴らしいバイオリンコンサート。レセプションの後、西江大学のゲストルームで泊まる。ワルシャワのマリオットホテルと違い研究者の長期滞在用。インターネットも通じるし、ミニキッチンなど必要な設備は整っている。学内は24時間オープン。
 次の朝6時半に宿舎に迎えに来てもらい、申先生のマンションからバスで総勢30人ばかりで安東市へ。紅葉シーズンだということで高速道路も混んでおり、3時間余かかる。世界遺産に指定されており、ここを本貫とする旧家が立ち並び、両班文化が色濃く残る。市役所に勤める緒方さんが案内してくださる。漢字の表記も多くほっとする。仮面劇は庶民が支配階級を皮肉ったもので日本の狂言に通じる感じ。観客が一緒に興に乗っている。安東市長主催の夕食のあと、ソウルに帰って宿舎についたのは11時半。次の日はゆっくり宿舎を出て金浦空港で朝食、買い物をして羽田に2時過ぎに着く。いったん家に荷物を置いてから東大の武藤名誉教授夫妻と夕食。