何の花が咲くのかな [2017年01月27日(金)]

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 大学の正門を入って校舎に向かう歩道に沿って、植木鉢が並んでいます。いつも、つぼみのついた折々の季節の花を、学園の植栽を管理する方たちが植えてくださいます。花が開いてからしばらくの間、あちこちに並べられた鉢植えの花は、そばを通る人の心を和ませてくれています。私は特に、11月の秋桜祭の頃、可憐なコスモスの花が咲き揃うのを楽しみにしています。

 ところが先週の初めごろから、鉢に黒い色のネットがかけられ、鉢を覗くと土しか見えません。土をなじませているのか、それとも何か種を蒔いてすぐに芽が出るのかなと、毎日鉢を覗いていましたが、何も変わったことはありませんでした。そして、先週末には何やら小さな緑色の双葉が出てきたのです。何の花だと思いますか?
 
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 実はこの鉢にははじめ、ネットをかけず沢山の種を蒔いたそうです。ところが芽が出るとハトがたくさん寄ってきて、すべて食べてしまったそうです。苦肉の策としてネットをかぶせたとのことでした。
 
 だんだんに成長していますが、まだ日中の気温が上がらず、大きくなりませんね。一体どんな花が咲くのかとても楽しみです。 3月の卒業式から4月の入学式には黄色の花が咲き揃うそうです。何の花なのかは、下の画像がヒントです。

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 種を蒔いて、花が咲く時を待つのは、とても楽しいことです。花が咲くのを待つ気持ちは、よく人生の生き方にもたとえられます。
 
 2週間ほど、植木鉢を覗いていて、考えたことがあります。
 
 同じように蒔かれた種であっても、運良くハトに食べられなかったとしても、咲く花の大きさや色はそれぞれ違います。種そのものが違っていることもあるでしょう。土の栄養分、水やりの量、そして日照時間もきっと違っているのでしょう。どんな花が咲くか…大きく力強い花、他の花の陰に隠れて可憐に咲く花、他より少し色の薄い花、違う方向を向いて咲く花…。それぞれに、種から花が咲くまでの間の様々な条件に影響を受けて決まるのでしょう。土の栄養分の配合、水やりの時間や量、そして日照時間や方向など、一つ一つの花が咲くまでの環境はそれぞれ違います。もしかすると、となりの大きなつぼみに隠れて、太陽の光を十分に受けることができず、最後にやっと開いた小さい花も交じっているかもしれません。
 
 なんだか、きれいに咲き揃った花だけを見て、○○の花は美しいと感激するだけでいいのかどうか…。勝手に決めつけては申し訳ないように思えてきました。いろいろな悪条件の中で、やっと開いた小さな花は、本当は他の大きくてきれいに咲いた花よりずっと頑張り屋さんの花なのかもしれませんね。見えるものに隠れた、見えないものを見なければ、本当の良さはわからないのかもしれません。