2017年2月

昭和女子大学サポーターズ・クラブってどんなクラブ? [2017年02月17日(金)]

 「昭和女子大学」と大学名が付いていますが「昭和女子大学」は学校法人全体を指しているので、このクラブは、昭和のこども園、小学校、中学・高等学校、大学、大学院まですべてを対象にしたものです。クラブというのはそもそも共通の目的を持つ人たちが組織する会のことです。ですから、最近はスポーツクラブとか、ゴルフクラブなどに会費を支払って会員になっている方も多いと思います。でも、昭和女子大学サポーターズ・クラブは、こうしたクラブとはちょっと違い、会費なしで、昭和学園をサポートしてくださる方々の会です。
 
 今年、本学は創立96周年を迎え、2020年には創立100周年を迎えます。100周年に向けて、また、それ以降の昭和学園の発展に向けて、卒業生、在校生の保護者、教職員、そのほか多くの関係者の方々と共に<昭和コミュニティ>の絆をゆるぎないものにするために、2016年の7月に創設されました。昭和学園の教育活動へのご支援をいただき、学園で学ぶ児童、生徒、学生たちを支え、励ましていただける方々が、様々な形でサポートをしてくださるクラブです。大学としても、このクラブができたことを大変感謝しています。
 
 大学ではすでに「社会人メンター制度」で、社会で活躍中の女性の皆さんが学生のキャリア支援をしてくださったり、資生堂、ハヤカワ文庫、JAL、KFCなどの企業が学生との協働プロジェクトを実施してくださったりしています。また、300に近い事業所が600名ほどのインターンシップをお引き受けていただいています。寄付講座を行っていただいている企業もあり、「昭和」にはたくさんのサポーターの方々がいらっしゃいます。こうした方々にも是非、サポーターズ・クラブに登録していただけると嬉しいですね。多くのサポートにお答えできるように、サポーターのみなさんが、その甲斐があると思ってくださる昭和学園になりたいものです。
 私もサポート会員の一人でもあり、月に1回、メールマガジンで学園の近況を知らせてもらっています。2月13日のメールマガジンでは、大学の入試で既に受験者が1万人を突破したことやら、中高部のスーパーグローバルハイスクールの研究発表会の様子、そして、北校地の新校舎の写真入りの紹介などがありました。
 
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 写真の中央が新校舎、左手の奥が連結されている新体育館、一番奥のブルーの屋根の建物が記念講堂ですね。正門からの道からではこのような全体像は見ることができないので、貴重な写真です。
 すでにサポーターになってくださっている皆さんも、是非、保護者の皆さん、教え子、同窓生などをはじめ、昭和学園に関わりのある方々にこのクラブのことをお伝えしませんか。特に海外にお住まいの方などで、なかなか昭和の最近の様子をお知りになる機会が少ない方には、きっと喜んでいただけると思います。是非、皆さんで昭和女子大学サポーターズ・クラブのことを「拡散」しましょう。

昭和サポーターズクラブのサイトはこちら

キャンパスで迷った人、ありませんか? [2017年02月10日(金)]

 学外の方が参加される講演会などのイベントで、会場の場所がわからなくて困っていらっしゃる光景をキャンパスで目にすることがあります。学内の者でも、いつも使っている建物にある教室はすぐに分かりますが、主に他の学部・学科が使用している建物内にあるホール等で行われるイベントに行きたい時には、少し余裕を持って会場に行かないと途中で迷って遅刻しそうになることもありますね。
 
 特に大学2号館とその東棟、80年館とその西棟は、しっかりと確認をしておかないと、途中で迷ってしまいそうです。大学2号館とその東棟は繋がっていませんが、80年館と西棟は繋がっています。「こんなところに?」と思う教室をご紹介したいと思います。
 
 先ず、大学2号館の東棟寄りの階段、つまり、国際交流センターに向かって右手の建物に沿った間の階段を上がって左手に扉があります。ここから入ると、大学2号館2階の2L02演習室の後ろに直に繋がっています。ですから、ここは、むやみに開けないようにしましょう。また、例えば現代教育研究所がある東棟の2階以上に行きたい場合、東棟の玄関を入って左手に2つ階段が並んでいますが、これはどちらを登っても5階まで同じように到着しますので安心して下さい。
 
(大学2号東棟の階段を上がったところ)
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 さて、80年館です。ここは、地下1、2階が図書館の書庫、1階が学生ホール、2階が図書館の事務室、3、4階が図書館開架閲覧室、6階にオーロラホール(6L01)とコンピューター教室が並んでいるので、かなり利用者が多い建物です。図書館やオーロラホールに行くには、主に、正門から光葉博物館に向かって右の東側エレベーターを利用する方が多いのですが図書館以外に行くには、学生ホールの先の西側エレベーターも利用できます。この西側エレベーターを利用すれば、細い廊下をちょっと歩くだけで、どの階でも80年館西棟に繋がっています。もちろん西棟専用のエレベーターもありますから、80年館は3基のエレベーターが利用できることになります。東側のエレベーターはいつも混むので、ちょっと遠回りして他の2基を利用すると便利かもしれません。西棟には、6階にコスモスホール(6L41)があります。ここは大きな階段教室で、様々なイベントの会場になりますが、実は両方の入口が前方、つまり講演者,講義者が立つ側にあるので、途中の出入りがしにくいので注意しましょう。同様に5階の5L44もコスモスホールより少し小さい階段教室です。この教室への入口は、「えー、入っていいのかしら?」と思わせるようなところにありますよ。

(80年館西棟5L44教室入口)
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 ということで、学生数が増え、教室も増えましたが、建物の場所や名称が分かりにくくなってしまいました。実は来年度に向けて、計画をしていることがありますので、楽しみにしていてください。

太郎傘、次郎傘のお話 [2017年02月03日(金)]

 小学校から大学までに受ける授業の種類は、多分400を超えるのではないかと思います。たとえば期末試験の前になると、かなり詳細まで授業の内容を覚えていたはずなのに、時が立つと、はっきりとその内容を覚えている人はあまりないのかもしれません。逆にそれは、その内容が消化されて、それぞれの知識となって身についているということなのかもしれません。
 
 それに比べて、先生が授業中やその他の時間に話してくださったエピソードは意外に記憶に残るもので、昭和の卒業生が集まるとそういった話に花が咲きます。ここでお話する「太郎傘、次郎傘の話」も、覚えている人の多い話の一つです。大学の校舎のあちこちにある傘立てに入っている置きっ放しの傘を見ると、いつもこの話を思い出します。
 
(学内の傘立て)
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 思いがけず雨が降り出した時に誰でも使うことができるように、ある店の前に古い傘が2本置かれていました。駅の近くにある店なので、急な雨の日にはその傘が便利に利用されていました。そして次の日か、少なくとも2,3日後には、いつも2本の傘はそこに戻されていて、また、突然の雨の時には、他の人が借りていきました。ところが雨がしばらく降らなくなったある日、ふと傘立てを見ると、こんな張り紙がされていました。「太郎傘がいなくて、次郎傘が悲しんでいます」。古くなっても役に立っていた2本の傘。そのうちの1本が戻ってこなかったのです。でも、しばらくして戻ってきました、きれいに折りたたまれて、次郎傘のとなりに入っていました。そして張り紙には、「太郎傘が戻ってきて、次郎傘も喜んでいます。また一緒に皆さんのお役に立てます」と書かれていました。
 
 善意で傘を店の前に置いていた店主の思いも素晴らしいし、太郎傘に早く戻ってきて欲しいという気持ちの伝え方も、多分天日に干してきれいにたたんで傘が戻されたことも、心温まるものです。
 
 1月30日の読売新聞の夕刊に「傘の忘れ物2週間で処分」という記事がありました。東京都内では雨の日に1日約3,300本もの傘の落し物が届けられるのに、返還率は1%程度が続いているとのこと。それまで3か月だった拾得物の保管期限を2007年から、安価なものについては2週間での処分としたり、ホームページで落し物の検索ができるシステムを導入したり、着払いで自宅に配送できるようにしているのだそうですが、それでも保管場所はいつも満杯とのこと。ハンカチでさえ返還率は1.6%なのに、傘はかわいそうですよね。大量消費の時代となり、物への執着心が薄れ、探すより買う方が楽?だと思うのでしょう。
 
 少し前までは、忘れ物で保管期間を過ぎた誰も取りに来ない傘を置いている電車の駅もありました。初めのうち、傘立てにはたくさんの傘が置かれていますが、残念なことに、そこに返却する人も少なくなったためでしょうか、それとも、500円程度払えばどこでも傘が購入できるので、古い傘なんか使いたい人がいないからでしょうか、最近は置き傘をしている所も少なくなってしまったようです。
 
 皆さんの傘は学内のどこかに置きっ放しになっていませんか。古くてもまだ使えそうな傘が埃にまみれて傘立てに残っていたり、同じようなビニールの傘が何本も乱立していたりするのを見ると、この傘はきっと、はじめは喜んで使ってもらっていたに違いないのにかわいそうだなと思ってしまうのは、私だけでしょうか。
 
 バブルの時代に一度は姿を消したように思えた、物を大切にする日本古来の文化をもう一度取り戻したいと思いませんか。