「造形基礎」と「図工科教育法」の陶芸実習

2016年の年末から2017年の年始にかけて「造形基礎」と

「図工科教育法」の授業では陶芸の実習を行いました。

幼児教育では粘土は教材としてよく使用されますし、小学校でも図画工作で児童に焼成する経験をさせることと学習指導要領に出てきます。今回は「造形基礎」のゲスト講師にNHKの高校美術講座という番組に立体制作の作者として登場した北郷先生に来て頂きました。

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二つの授業を合わせると130人以上の学生が選択しているので、ひとりあたり700g強の赤土を20kg×5袋の塊から切り分けて、材料としました。切り分けるだけで少しヘトヘトになりますが、そこから粘土をこねて空気を抜き、たたら作り、手びねり、紐つくり、などの技法で成形していきます。授業が終わってから1週間程度乾燥させて、窯詰め、800度で素焼きしました。

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お正月あたりに、だいたい焼きあがりました。

2回目の授業では、ここから少しヤスリがけをして、撥水剤を塗布したあと、施釉をします。

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 3年前は素焼きのみ、2年前は4種類の釉薬、今回はさらに6種類の釉薬を加えて、様々に掛け合わせをしています。また琉球ガラスをの破片を仕入れて、一緒に溶かして見ました。素焼きにガラス(ビー玉)などを乗せて本焼きをする方法は小学校の図画工作でも時々見掛けます。

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さて綺麗に焼きあがりました。1230度で焼き、その後3日程度冷まします。窯を開けると色とりどりの焼き物に仕上がっていましたこれから返却と講評です。皆さんお楽しみに。