早川ゼミのアート散歩

早川ゼミ恒例のアート散歩に行きました。

4年生は就職活動や教員採用試験の勉強中なので3年生が参加しました。

6月30日(金)は東京駅のインターメディアテクに11時集合。IMTは日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館(UMUT)の協働運営になる公共施設で、骨董品とも美術品とも教材教具とも言えるような不思議なオブジェが沢山並んでいます。

窓から外をみて、改修された東京駅、丸の内オフィス街や旧東京中央郵便局のファザード、建築文化財としての価値、ステーションギャラリーで始まる不染鉄の展覧会などの話をしました。

赤瀬川原平の零円札(近代美術館の展示でも再会)や、ボンボニエール、魚の骨格、徳川昭武の写真など、教員の個人的に興味のある幕末から現代のアイテムを眺めました。

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移動して、出光美術館と三菱一号館美術館と迷ってじゃん拳の結果、三菱「レオナルド×ミケランジェロ展」へ。建物を建て直した話や、オリジナルはジョサイアコンドルの設計で彼は河鍋暁斎の弟子だった話など。ちなみに、東京駅を設計した辰野金吾はコンドルの教え子でした。

皇居を通過して江戸城の遺構を眺めつつ三の丸尚蔵館を通過しようとしたら、金曜はまさかの閉園。皇居ランナーの通る、お堀の横を歩き、竹橋の近代美術館へ行きました。工芸館は閉まっていたものの常設展示をまわり、充実した時間を過ごしました。(工芸館は今後、金沢へ移転する計画もあるようです。)帰りは国立公文書館を横目に毎日新聞社に寄って解散しました。

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7月2日(日)は上野駅に集合。早速、コルビジェの世界遺産建築を眺めつつ、西洋美術館のアルチンボルド展に行きました。展覧会は始まって早々ですが、(特に顔が野菜や果物になるアルチンボルドメーカーは)混雑していました。企画展覧会のチケットで常設展も入れたので、松方コレクションも見ました。IMG_3273

その後昼食は国立国会図書館国際子ども図書館へ。常設や図書資料などを見て回り、隣で開催していた東京芸術大学のバベルの塔の展示と、大学院日本画専攻の素描展を鑑賞しました。

(上の写真は国際子ども図書館から博物館方面です。遠くにスカイツリーが見えます。)

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西洋美術館にも東京芸術大学の敷地にもロダンの彫刻が数体あります。他にも芸大校内の高村光太郎の高村光雲像や、平櫛田中の岡倉天心像なども眺めました。

次に東京国立博物館本館へ。昭和女子大学の学生はキャンパスメンバーになっているので、常設展示は学生証を見せると(引率の教員も)無料で入ることができます。

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ここでは、本館(観光客が多く何時立ち寄っても充実した内容です)、平成館地下の常設展、東洋館をみて、ホテルオークラの喫茶でケーキを食べて解散にしました。2日間でかなり多くの美術品や建築、文化財をみて回ることが出来ました。写真は埴輪(小学校でもテラコッタ焼きます)、宗達の風神雷神です(小学校の図画工作の課題でよく風神雷神の木版画が作られます)

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2日間ともに梅雨晴れのよい気候でした。

次は夏のゼミ旅行、ガラスでとんぼ玉やコップを作りに行く予定です。