2011年12月

ウスタビガ [2011年12月19日(月)]

ウスタビガ(薄手火蛾、薄足袋蛾)
朝、事務室に入ると…
とても不思議な生き物が窓にへばりついていました。
外が寒く、中が温かいので、温かい窓にくっついているようです。
私は初めて出会ったのですが、「ウスタビガ」という蛾の仲間だそうです。

なんといっても、その温かそうな身体の毛と、不思議な触角に目がいきます。
写真では分かりにくいかもしれませんが、身体がもこもこしていて、何とも温かそうです。

そして、触角が不思議なくらいきれいです。
これは芸術品です。どうしたらこんなに美しくなるのか…。

触角は美しいけれど、窓にへばりついているその姿が何とも愛らしくて、思わず笑ってしまいました。

ウスタビガの翅は、穴が空いているような模様をしています。
なぜでしょうか…。
この時研修に来ていた日本語日本文学科の先生と一緒に考えてみました。
ウスタビガは、4月頃に孵化して成長し、6月頃に蛹に、そして10月から11月頃に成虫として活動するそうです。秋に活動することから考えると、きっとこれは葉っぱに化けているのでは?という私たちなりの結論にいたりました。

秋の落ち葉をこうやって重ねると…
どうでしょう?


ウスタビガに見えませんか?

 

 
 

 

光葉の旅
11月26日に光葉会の皆様が「光葉の旅」で東明学林に来てくださいました。
東明学林に寄られて、また次の場所へと移動されるため、あまり長い時間はいらっしゃらなかったのですが、学林内を散策していただきました。私も昔の学林の様子などを教えていただき、とても楽しい時間を過ごすことができました。今回はとても短い時間でしたので、またゆっくりと遊びにいらしていただきたいです。

 

紅葉
急に寒くなったので、紅葉が一気にすすみました。
富士見坂の木々は、赤や黄色に紅葉してとてもきれいです。
 
昼間に見る紅葉の木々も素敵ですが、朝と夕方に見る紅葉がとても美しくて好きです。
朝日や夕日を受けて、木々がより一層輝いて見えます。
この時間がとても特別な気がして、つい見とれてしまいます。

by兼子

参考資料:「原色ワイド図鑑 昆虫Ⅰ」

年内は今回が最後のブログです。
見ていただき、どうもありがとうございます。
年明けは1月10日から再開する予定ですので、どうぞよろしくお願い致します。
皆さま、良いお年をお迎えください。

ムカデ ジャキー [2011年12月12日(月)]

みかん収穫のために枝に登り、葉の間から顔を出したところ、目の前に「ムカデ ジャキー」があった。「モズの早贄(はやにえ)だ!」…その瞬間子供の頃 初めて早贄(はやにえ)を見た時の記憶がよみがえった。小さなトカゲが枝先に刺さっていて、まだぴくぴくと動いている。それを見て「ものすごく恐ろしい化け物が、こんなことをして、いますぐそばにいる!」と体が震えた。あれから半世紀以上たったけど、おそるおそる周りを見まわし、みかん畑になにもいない事を確かめている自分がいた。 

野鳥図鑑を見ると『昆虫類、カエル、ヘビ等の両生類、爬虫類、ネズミなどを捕食する。捉えた獲物を、木の枝や有刺鉄線などの鋭い人工物に突き刺しにする「早贄」という行動をとる。早贄にした餌を食べることは少ない。何のために早贄をするのかは、解明されていない』とあった。生き物は、本当に不思議なことをする。

モズは20cm位の小さな鳥だが、鋭いクチバシを持ち、獰猛だ。15世紀ルーマニヤ ワラキヤの領主「ヴラド・ツェペシュ」が、オスマン帝国の使節を串刺しにして「串刺し公」と呼ばれたが、さしずめモズはみかん畑の「串刺し公」だな。ちなみに「ヴラド・ツェペシュ」は吸血鬼ドラキュラ侯爵のモデルになる人物だそうだ。


冬の澄んだ空気の中「ギョン ギョン キチキチ キィーキキキ」という声が聞こえてくるが、気のせいか「ジャーキィー ジャキィー」と聞こえる気がする。

 

  

  

  

 ひみず(日見ず)
早朝「やまなみの道」を通り、みかん畑へ行こうとした時に、道の真ん中に何か黒いものがあるのに気が付いた。「何だろう?」…気になるので近づいた。

小さなネズミのようでもあり、モグラのようにも見える小さな動物の死骸だった。外傷はなく、腐敗もしておらず、体も柔らかいので、死んで間もないのだろう。東明学林の原則「気になるものはとりあえず拾う」に従い、小動物をジップロックに入れて持ち帰った。 

*昆虫や小動物を触った後は、必ず手を洗いましょう! 

名前を調べるために観察、写真撮影をした。モグラのような毛並み、退化した小さな眼、試験管を洗うブラシのような尻尾が特徴的だ。調べてみるとモグラ科の「ひみず」という動物だった。

「ひみず」は低山の森や草原の落ち葉の下に生息し、昆虫、クモ、ミミズなどを捕食する。モグラ科ではあるけどモグラのようにトンネルは掘らない。夜になると地上を徘徊することもあるが、日光が出ている場所に出てくることはないとあった。日見ず(ひみず)」という名前は、この行動から来ているそうだ。

寿命は3年程度とあったので、命を全うする前に「一度くらい陽の光を見てみたい」と思ったのかもしれない。柔らかな朝陽の下で、道の真ん中に静かに横たわり、何を考えたのだろう。

いま彼(彼女)は、バレーコート脇の腐葉土の下で静かに寝ている。


レンズキヤップは直径6cmなので、体長は10cm位あるのではないだろうか。

モグラよりもきゃしゃな手、あるかないか、わからない小さな眼、とがった鼻が特徴的だ。
*昆虫や小動物を触った後は、必ず手を洗いましょう!


尻尾は、長いブラシ状の毛がある。

 

  

  

by生天目

参考資料:「鳴き声と羽根でわかる野鳥図鑑」 池田書店 吉田巧 監修
       「フリー百科事典『ウイキペィア』- ヒミズ」

  

ひょうたん [2011年12月05日(月)]

ひょうたん
11月22日~11月24日に初等部の3・6年生が来てくれました。
大井町役場の方々にご協力いただき、6年生の皆さんとひょうたんの加工を一緒にさせていただきました。
一人1つずつひょうたんと和紙をいただき、和紙をちぎりながら のりを使ってひょうたんに貼っていきます。
簡単そうに思えますが、これがなかなか難しいのです。
ちぎる和紙の大きさや貼り方で、きれいなひょうたんの形をキープできるか、でこぼこになるかが違ってくるそうです。

「これくらいの大きさでいいかな」、「難しいね」などとお隣の生徒さんとおしゃべりをしながら貼っていったのですが…
そのうちみんな真剣になり、もくもくと作業に没頭してしまいました。
最後にニスを塗って完成です。
どの作品もとても上手にできていました。

たくさん並んでいると縁日の売り物のようで、見ていてわくわくします。
カラフルでとてもきれいです。

このひょうたんのきれいなカーブがまた難しいのです…。

ひょうたんの形や大きさは様々で、どれも少しずつ違います。

ちぎった和紙の大きさや貼り方でも完成品の仕上がり具合が異なるので、
どれ1つとして同じものはありません。

1枚の和紙をお友達と交換して、数種類の和紙を使って作った生徒さんもいらっしゃいました。

こちらは、講師に来てくださった方の作品です。
お花を飾ったり、人形を作ったり…と色々なものができることに驚きました。
どれもとても素敵です。
ひょうたんを見ていたら、マトリョーシカを思い出しました。
いつか、ひょうたんでマトリョーシカを作ってみたいです。

 

 

トトロ②
先日のどんぐりトトロを見てくださった方が、「クリで作ってもいいのでは?」と提案してくださいました。
早速…
できました!!くりトトロ3兄弟!
どんぐりトトロよりも太っちょで、振動で机が動くと、すぐに「コロン」と転んでしまいます。
とってもかわいいトトロができました。



くりトトロは、どんぐりトトロの中にいてもやっぱり目立ちます。

自然からもらったもので次はどんなものができるのか、楽しみです。

by兼子