2012年3月

ついに!! [2012年03月26日(月)]

水仙(ヒガンバナ科スイセン属)

水仙の花がとてもきれいだったので、玄関に飾りました。
見れば見るほど、不思議な形をしています。

インターネットで調べてみると、水仙には随分とたくさんの種類があり、細かく区分されていることが分かりました。ラッパ水仙、ミニラッパ水仙、大杯水仙…などなど、細かく区分され、その品種は1万種以上もあるそうです。
色々な水仙を見ていると、花びらや副花冠にそれぞれ特徴があって、とても面白いです。
                   
玄関に飾ると、その前を通るだけでとても良い香りがします。
水仙の花の香りは、どちらかというと強い香りに感じます。
これにもきっと理由があるのですね。

 

剪定された道
梅林に向かう道を歩いていると、道がとってもすっきりしたことに気がつきます。
剪定されて、光が入り、散歩をしているととても気持ちが良いです。
心なしか、梅の木も喜んでいるように感じます。
「足を止めて、きれいな私たちを見てね!」と言われているような気がして、つい足を止めて見入ってしまいました。
東明学林にいらしたら、ぜひ散歩をしてみてください。

 

 

 

 

 

ついに!!
ついに、ついに!!待ちに待っていた花が咲き出しました。
桜の花を見ると、優しい気持ちになります。
先週は雨に打たれてちょっとかわいそうでしたが、それでもきれいに咲いてくれました。
やはり、ちゃんと春は来てくれるのですね。
まだ咲き始めなので、これから満開の桜を見られるのが楽しみです。
by兼子

              

東明のチェシャー キャット [2012年03月19日(月)]

東明のチェシャー キャット
研修 最終日の清掃が終わると、使用できるゴミ箱は4階ラウンジに置かれたゴミ箱だけになる。同様にトイレも4階トイレに限定される。これらは東明学林が定めたルールではない。全学園を通して共通する清掃の約束事だ。清掃を終えて、東明を離れるまでのわずかな間だが、あらたな跡形を残さず、次に来るグループへ引き継ぐ「心づかい」から生まれた約束事だと理解している。

東明は4月から新しい清掃システムを始動させる。約束事を含め、曖昧な手順、ルールを整理、まとめ直した。だが、限られた時間でルールや手順を理解してもらうことは難しい。システムを判りやすく説明するためのツール、手法を探していた。それが、この猫だ。

「不思議の国のアリス」に現れる奇妙な猫、チェシャー キャットをモチーフにデザインした。耳まで裂けた口で、ニヤニヤ笑う、たれ目の猫。少しも可愛くないが、インパクトは強い。よく見ると愛嬌がある。我田引水だが、実は気に入っている。

この猫は「不思議の国のアリス」のなかで、頭だけの姿で現れ、時には体全体を消してアリスにアドバイスを与える。東明でも、いたるところに出没し″東明のアリス達″へ適切な清掃アドバイスをしてくれるだろう。期待しているよ!東明(透明)のチェシャーキャット!

爪を立てていないので怒っていない…優しくアドバイスしているのが分かるかな?

 

最終日の清掃完了後は、ゴミ箱に「布」が掛けられ、その上にチェシャー キャットが乗る。

 

 
 
BST
あれから1年が経った。東日本大震災で延期になったBSTが来てくれた。東日本大震災は、自分の記憶の中では消すことのできないlandmarkになっている。それだけにBSTが来てくれたことが嬉しい。BSTには安全で、心地よく、素敵な思い出をたくさん持ち帰って欲しい、そう思い続けてきた。 もちろんどのグループにも同じ想いです!念の為に…

BSTの子供たちは素直で、優しい。教育が専門ではない自分にも、しっかりと教育されていることがわかる。「自由と規律」(池田 潔 著)にあった「自由の精神が厳格な規律の中で育まれていく」という文章を思い出す。昭和の付属の子供たちと雰囲気が似ている。同じ学校なのだから当たり前かな。

BSTは、初日に「竹工作」、2日目が「ハイキング」、3日目は「夏蜜柑のゼリー作り」、そして最終日には「ひょうたん飾り工作」を行なった。はたして子供たちは工作や体験に興味を持ってくれただろうか?東明の自然を楽しんでくれただろうか?彼らの反応や答えが気になるところだ。

帰宅するバスを、東明staff全員で見送る際に、バスの窓越しにたくさんの小さな手が振られているのが見えた。これが彼らの反応、答えだとすれば、嬉しい。

「来年は、もっと手を振ってもらえるようにしたいですね」と東明staffの一言。何かを感じてくれたのだろう。BSTの皆さん、ありがとう。また来てくださいね。

グループに分かれ竹林の伐採を体験し、竹細工作りを行なった。

富士見塚の休息場所周辺の畑は、菜の花が咲いていた。

 

 

 

春霞がかかり箱根連山は見えにくかったが、ハイキングには気持ちの良い日だ。

 

 

 

 

瑠璃色の正直者
剪定した梅の枝を担ぎ、竹林から散歩道を登っていく途中、梅林の南斜面にオオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)が咲いていた。梅の枝を肩から降ろし、花を数えると、ゆうに百を超えている。メガネを取ると空の星を見ているようだ。

腰のタオルを手に取り、額と首の汗を拭いた。何気なく「春だな!」とつぶやくと、足元から「はい、春が来ました!」という声が一斉に聞こえた。冬が終わろうとするいま、風も、太陽もわがままで、気まぐれだけど、オオイヌノフグリだけは正直者だ。春が来たことを確実に教えてくれる。

オオイヌノフグリの学名は「ベロニカ ペロシカ(Veronica persica)」だ。処刑地に行くキリストの汗を布で拭いてあげた女性の名前だそうだ。「ベロニカ」という学名が付いた理由はなんだろう?

 

by生天目

 

 

参考資料:「身近な雑草の不思議」サイエンス・アイ新書 森 昭彦 著
       「身近な雑草のゆかいな生き方」草思社 稲垣 栄洋 著 

タイムスリップ [2012年03月12日(月)]

タイムスリップ
梅の良い香りがして、カメラを持って外にでました。
前回 生天目さんのブログにも出てきた「自然にゆだねた梅」。
堂々と立っている姿を見ていると、なんだかタイムスリップした気分になります。

昔 絵本で読んだような、薪を山に取りにいって生活をしているような風景が浮かんできます。

まさにそんな風景を、その日 東明学林で見ることができました。

剪定した枝を梅林からお茶畑に運ぶ作業をしているところです。

いつ見ても、すごいなと思います。
力作業です。

 
 

 

もちろん、梅の写真もちゃんと撮りました!

 
 
枝が上へ上へと伸びる姿は、見る度に感動します。
雪が降っても、どんなに寒くても、上に向かって枝を伸ばし、花を咲かせる梅。
梅を見ると元気をもらえます。

 

 

火の力
剪定し、お茶畑に運んだ枝を、今度は燃やします。

これもまた、大変な作業です。
近くに寄るだけで、とても熱いです。
ゴーグルをしないと眼鏡のレンズが溶けてしまうそうです…。

火がバチバチと音を立てていて、私は近寄れませんでした。
このすごい炎を見ていると、「火ってありがたいけれど、やっぱり怖いな」と思います。

 
 
おすそわけ
2月27日~3月1日で特別研修が行われました。

体験授業では、ケーキのデコレーションをされていました。
 いちごがのっていたり、バナナが挟んであったり、とグループ毎にデコレーションも様々です。
できあがったケーキを見ているだけでわくわくして、幸せな気持ちになります。
嬉しいことに、東明の職員もケーキをごちそうになりました。

とってもおいしかったです。
ごちそうさまでした!

by兼子

桃栗3年、柿8年… [2012年03月05日(月)]

桃栗3年、柿8年…
滝上の南斜面に「栗林」があった。「あった」と過去形で表現したのは、先月 栗の木を全て伐採したからだ。虫に食われ、風雨で傷ついた栗の老木をチェーンソーで切り倒した。「ありがとう、長い間お疲れ様でした。」

伐採した栗の幹を見るとカミキリムシに食べられた穴がたくさんあった。たぶんミヤマカミキリか、シロスジカミキリだろう。これでは樹木の勢いが衰えてしまうのも無理はない。

伐採した跡地に、栗の苗木を20本植えた。「桃栗3年、柿8年」とあるので、3年後を楽しみにしている。実は「桃栗3年、柿8年」には続きがある。「桃栗3年、柿8年、梨の大馬鹿18年」と聞いた。最後の「梨」は、地方によって色々と作物が入れ替わるらしい。

今のところ梨を植える予定はないが、今年 ブルーベリーとフェイジョアを植える。

 

 

 

 

二宮金次郎
みかん坂の登り口に「二宮金次郎」の銅像がある。薪を背負い、本を読みながら歩く、あの姿だ。いつ建てられたのか記録を探したが見当たらない。おそらく東明学林の完成とともに「みかん坂の登り口」に立ち、本を読み続けてきたのだろう。

昨年 研修に来られたある先生から、二宮金次郎が読んでいる本には「文字」が書かれていると教えてもらった。

いままで何気なく彼の前を通り過ぎていたが、こうなると気になるので、後ろから覗いてみた。たしかに「文字」がある。「一家仁一国仁 一家譲 一国興譲 一人貧戻 一国作乱 其機如此」だ。

もとより読めるはずがなくinternetで調べてみた。調べものをするときの手始めとしてinternetは便利だ。「大学」という古書の一節だった。internetには、さまざまな解釈がでていたが、「一人ひとりが思いやりや慈しみの心をもてば、みんなこぞってその心になり、一人ひとりが謙虚な気持ちをもてば、みんなこぞってその心となり、一人ひとりが自分の利益だけを考えて、間違ったことをすれば、みんなこぞってその心となって社会は乱れ、人々は争いを始める」という現代風の解釈が、印象に残った。

34年間 同じ本の同じページを読み続けてきた彼の目に、今の日本はどのように写っているのだろう?撮影を終え、帰り際に彼に話しかけた。「金次郎さん、ここはね、今までも、またこれからも、思いやりや慈しみの心を育てるための研修施設だよ!」

彼の顔つきがやわらいだ気がした。

 

 

 

 

 

 

自由と規律
お茶畑から下り、竹林へ向かう斜面に梅林がある。暮れから先月にかけ枝を剪定し、さっぱりと姿を整えた。その中に1本だけ、空に向けて枝を伸ばした紅梅がある。

植木屋さんと手入れをする梅の本数を確認してまわった際に「この梅は剪定しないでください」とお願いした。植生管理上の理由ではない。ただ空の碧色に、奔放に伸びる紅梅が映えると思ったからだ。

人が手をかけた梅はきりりと引き締まり、美しい。自然にゆだねた梅は自由で、力強く、華やかだ。自由と規律、競争と共生、異端と同一…異なるものがぶつかりあうところにエネルギーや美しさを感じる。

雪の積もった早朝の梅林に、うさぎの足跡を見つけた。足跡からは、急いで梅林に駆け込み、しばらく静止していたうさぎの姿がうかがえる。うさぎも何かを感じて梅を見に来たようだ。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

by生天目

参考資料:「日本の樹木」 中公新書 辻井達一著
       図鑑「日本の樹木」 山と渓谷社
       Yahoo Japan 知恵袋「一家仁 一国仁 一家譲 一国興譲は、
       何に載っていますか?」から一部抜粋