2012年6月

[2012年06月25日(月)]


青い空を背景に、風にたなびく旗を見ると、胸の高鳴りを感じる。それが自分の帰属する組織の旗であればなおさらだ。なぜ、たなびく旗を見ると気分が高揚するのだろう?

自分には、困難な状況のもとでも、あの旗のもとに行けば助けてもらえる。どうしようもなく困ったときでも、何か解決策が見つかる…そう思えてならない。

広辞苑で「旗振り」という言葉の意味を調べてみると「(1)合図の旗を振ること。またその人。(2)転じて事業、運動の宣伝や応援を先頭に立ってすること。また、その人。」とある。
旗は、組織の目的やリーダーを象徴しているのかもしれない。

自分は、風にたなびく旗の中に、組織目的や、理想のリーダーを見ているのだろう。

 

台風4号の残り風が「学林旗」をたなびかせている。遠く山の中から見ても、存在感があり、誇らしい。若い頃は、旗に敬意を表する意味が理解できなかった。(少し!)年を重ねたいま、少し見えてきたものがある。

 
 

 

 

 

つるし雲
台風4号が通過した20日の早朝、富士山の上空にレンズ雲が幾重にも重なった巨大な雲が現れた。いままで見たことがない雲だ!この日の日経夕刊に『富士山の北東の空に数層のレンズ雲が重なった大きな「つるし雲」が観測された』とあった。

風の強い日に富士山 上空にレンズ雲が現れるのを何回か見たことがある。だが、これだけレンズ雲が重なったのは見たことがない。科学的に分析するなら「湿った空気が富士山にぶつかって上昇し、上空で冷やされてできた」ということになるのだろう。自分の理解を超えた自然現象に圧倒され、しばらく見とれてしまった。

ふと視線を相模湾へ向けると、こちらの空には「白い鳥」が飛んでいた。これは良いことの前ぶれに違いない!「流れ行く雲に見とれて 楽天家」…俳句の才能がないことが判ったが、朝から幸せな一日だった。

 
いろいろと調べてみると「湿った強風が富士山にぶつかり、山頂を超えた気流と山腹を回り込んだ気流が渦を巻いて発生する」ことが判ったけど、この世には理屈を理解するよりも素直に驚くほうが面白いこともある。

 

 

 

 

青い空に白い鳥が飛んでいる…いいことがありそうだ!

 

 

 

 

伐採
竹林に向かい、「竹取りの道」を下ると、「小道」が現れる。小道の名前はない。作業前のmeeting等で、竹林内のlocationを特定する必要があり、通称「竹下通り」と呼んでいる。原宿のそれと比べれば、何とも静かな小道だ。

で、その「竹下通り」をさらに降りてゆくと、あまり知られていないが「みかん畑」に出る。
この「みかん畑」、周囲の樹木が成長し、日当りが悪い。みかん畑を初めて訪れたときから気になっていた。

そこで思い切って周囲の樹木を伐採した。コナラ、ミズキ、ヒノキ、同時に隣地の境界に沿って植えられている杉の境界樹についても、地主さんにお願いして切らせて頂いた。杉の樹齢は40〜50年、幹の直径は50cmを超える。ありがとうございます。

伐採後、みかん畑の日当りは驚くほど改善された。日あたりがよくなり、畑になりそうな場所も出来た。この畑で出来た物は、地主さんにもお礼として届けよう。さて何を作ろうか?いま昼休みの話題の中心となっている。

都会では、土地の境界ポイントに石杭を入れ、きっちりと「境」を定める。一方、田舎では境界線から数メートル離れた、自分の土地へ樹木を植えて境界目印とする習わしがある。

将来 大木になることを予測して、境界線から4〜5m離して植樹することもあるという。これを境界樹林という。穏やかな習慣、信頼に満ちた習わしだと思う。

境界樹を伐採したあとに、南に面した日当りの良い畑が生まれた。新しい労作のバリエーションも広がるだろう。

地主さんにお願いして切らせて頂いた杉は、樹齢40〜50年、幹の直径は50cmを超える。
バレーボールコートに積まれた杉丸太を見ながら、薪ではなく、何かに使えないか考えている。

by生天目

参考文献
「雲のカタログ」 草思社 著者 村井昭夫・鵜山義晃 

東明の日々 [2012年06月18日(月)]

鳥を救出
「4階倉庫に鳥が迷い込んでいる」という情報を得て、カメラを持って倉庫に向かいました。
そこには…きれいな青色をした鳥が!
及川さんが「かわいそうだから逃がしてあげよう!」と一生懸命捕まえようとするのですが、鳥は必死に逃げ回ります。
数分間の格闘の末、ようやく及川さんの手の中に落ち着いてくれました。
あまりにもきれいな青色をしていたので、「ツバメに似ているけれど、きっとツバメではない!」
と思っていたのですが…ツバメの一種だったようです。
ツバメと言ったら黒い色だと思っていたので、こんなにきれいな色のツバメがいることに驚きました。
目がキョロっとしていて、とてもかわいかったです。
及川さんが空に向けて放すと、嬉しそうに飛びまわっていました。
いつかきっと、及川さんに恩返しにきてくれる…かな。
 

 

 

 

 

 

天気の良い日
天気の良い日、事務室に飾るお花を採りに行ったところ、かわいい子たちをたくさん発見しました。
みんな一生懸命すぎて、カメラを近づけても全く気がつかない様子です。

前のブログにも登場しましたが、ハナムグリです。
足が花粉で黄色くなっています。
花粉に足をひっかけて、「おっとっと」と体勢を整えているようにも見えます。


「そんなにもぐって苦しくないの?」と思わず声をかけたくなってしまいます。
一生懸命、花の中に潜っている姿は、本当にかわいらしいです。
見ているとつい、頬がゆるんでしまいます。


こちらは、コメツキムシの一種かなと思います。
みんなお花が大好きなんですね。

こちらの蜘蛛は、調べてみましたがお名前がわかりませんでした。

不思議な色と姿をしています。私にはどっちが頭なのかも見わけるのが難しいです。
どっちを向いているのでしょう?

 

散歩道案内
「東明学林 散歩道案内」がついにできました。
できたとは言っても、まだまだ改良の余地はあると思いますが、何度も訂正を加えて、ついにここまでたどり着きました!
道の名前や、植わっている植物、出没する動物など、色々な情報を盛り込みました。
印刷したものが食堂に置いてあります。
「散歩道案内」を片手に東明学林を散策して、色々な発見をしてもらえたら嬉しいです。

 

つばめ
つばめ繋がりでもう1つご報告です。
以前、4階のつばめの巣が壊されてしまったとご報告しました。
そのつばめと同じつばめかは分かりませんが、管理人の藤田さんのお宅の玄関に、新たに巣ができていました!
同じつばめだといいなと思いつつ、ひなが生まれることを楽しみに、食堂からこっそりとのぞいています。

by兼子

野生の潔さ [2012年06月11日(月)]

野生の潔さ
その朝は、いつもより早く事務所に着いた。久しぶりにコーヒーを作ろうとポットに手を伸ばした時、何かが窓ガラスにぶつかった音がした。

窓越しに、ベランダの床に小さな鳥が横たわっているのが、見えた。キビタキだ。ガラスに激しく衝突したのだろう、まだ生きているが、助からないことは一目でわかった。そっと拾い上げ、左手にのせるとキビタキの体温を感じた。

やがてキビタキの目に薄い膜がかかり、すべての動きが止まった。キビタキの体重は50g程度だろうか、とても軽く感じるが、いままで動き回っていた生き物が、自分の手の中で命を終えた重みが、体全体にずしりと乗り掛かってきた。

D.H. Lawrenceの「自己憐憫」という詩を思い出した。
「野生なるものが、自己を哀れむのを見たことがない。小鳥は凍え死んで枝から落ちようとも自分を惨めだと決して思わないもの」  

力の限り生き、命を終えたキビタキに、野生の潔さを感じる。


キビタキの雄は黄色い胸と腰が特徴。図鑑を見ると、春から夏にかけて、広葉樹林の山に姿を現す夏鳥とある。ホキョリン、チィチチチ、チィチチチとさえずる。夏の野山のアイドルだ。

キビタキは白い布で包み、ふるさと道の脇に埋めた。

 

 

 

収穫の期待
畑の夏野菜は、初めての野菜作りとしては順調に育ち、収穫の期待が膨らむ。
このインゲンは、すぐにでも食べられそうだ。正確に表現すれば「いまにも食べられてしまいそうだ!」かもしれない。

夏野菜の欠点は、収穫時期が重なること。トマトでも、キュウリでも、ナスでも、でき始めるといっぺんにできてしまう。多くの人たちに食べてもらう工夫が必要だ。「夏野菜だけでなく、季節を通じて野菜作りができれば、食べてもらえる機会も増え、労作もより多様化するのではないか?」夏野菜だけでなく、次のアイディアも畑の中で育ち始めている。


野菜作りを教えてくれた農家の友人から聞いた話。「野菜は、収穫して2時間以内に食べることができれば、本当に美味しい」そうだ。これが生産者の視点で見る「地産地消」なのだろう。東明学林で育てた農産物や花を、世田谷キャンパスへ、定期的に出荷できるようにするつもりだ。

トマトやキュウリ、インゲンには竹の支柱を立てる。形が整ってくると、だんだんプロの畑らしくなってきた!

 

  

 

 

 

畑の中
人間にとって「畑」は作物を作るための場所なのだろうが、「畑」は作物だけの世界じゃない。雑草も、昆虫も、鳥も、ミミズもいる。たまに狸(まだ足跡のみ)も出てくる!すべての生き物が交錯する1つの生態系になっている。

そんな畑の中は、同時に発見と驚きの世界だ。雑草を取りながら、この雑草はなんと言う名前なのか?ふと草取りの手が止まってしまうことがある。その時は好き勝手に名前を付けて満足するのだが、あとで調べて仰天するような本名が判明する。ブタクサ、ママコノシリヌグイ、ビンボウグサ、ワルナスビなど、どんな理由で、こんな名前がついたのだろう。

畑で、てんとう虫がトマトの茎に付いたアブラムシを食べているのを見ると、アブラムシにとっては不公平きわまりないが、「たくさん食べろよ!」と応援してしまう。

観察し、調べてみると世界は広がり、いろいろなことが見えてくる。

                

草取りには性格が出るらしい。きちんと草取りされた枝豆の畝と、大雑把に草取りされたトウモロコシの畝。トウモロコシ担当は、私です。

 

 

 
この雑草の名前は「ハキダメキク(キク科)」。植物学者 牧野富太郎博士が世田谷のゴミ捨て場(掃き溜め)で発見したことからこの名前がついたそうだ。かわいそうな花と思うのか、それとも「掃き溜めに鶴」のような花と見るのかは、それぞれの印象によって違うのだろう。
自分には「秋葉原の萌え系メイド姿のお姉さんが被る飾り帽子」にみえるのだが…勝手に名付けるとすれば「萌えキク」はどうだろう?


てんとう虫にも!肉食系、草食系、菌食系がある。体がつるつるの光沢のあるものが肉食系てんとう虫だ。東明学林の5階食堂、4階ラウンジにてんとう虫の紹介ポスターが貼ってあるので、機会があったらみて下さい。

  

ジャガイモの花。ジャガイモは実もごついけど、花もごつい。

 
by生天目

参考文献
身近な雑草の不思議 サイエンスアイ新書 森昭彦 著
鳴き声と羽でわかる野鳥図鑑 池田書店 吉田功 監修

楽しみなこと [2012年06月04日(月)]

楽しみなこと

これはなんの花でしょう?

白くて、袋のような形をしています。
小さくて、かわいい花です。

 

これを見たら分かるかもしれません。
 

 

そうです。ブルーベリーのお花です。
ブルーベリーが「ツツジ科」だということを初めて知りました。
ブルーベリーのお花、私が想像していたものと違っていました。
実も花も似たような形をしているのですね。

 

まだ緑色ですが、少しずつブルーベリーのきれいな紫色になってきました。
全体が紫色になるのが待ち遠しいです。

これはなんの花でしょう?
①これはなんの花でしょう。

紫色がとてもきれいです。
なんともいえない、面白い顔をしています。
「この色と言えば!」な野菜です。

 

②これはなんの花でしょう?

黄色い帽子をかぶっているようにも見えます。
トゲトゲがたくさん見えます。
触ったら痛いでしょうか?

 ③これはなんの花でしょう?

葉っぱが特徴的です。
夏の太陽を思わせるような姿です。

 

④これはなんの花でしょう?

白くて、一見すると蘭の花のようにも見えます。
高貴なお花なのでしょうか。

 

⑤これはなんの葉っぱでしょう?

「夏と言えば!」これです。
早く大きくならないかな、と待ち遠しいです。

 
⑥これはなんの葉っぱでしょう?

地面に近いところがポイントです。
これから黄色い花が咲きます。

 

 

⑦これは何の葉っぱでしょう?

これも夏の定番です!
人間も大好きですが、鳥も大好きなので、食べられないように要注意です。

 

 

色々な野菜や果物が、東明学林の畑で元気に育っています。
これは何の野菜なのか、果物なのか、その花や葉を見れば「なるほど」というものもあって、「なんだろう」と考えるのがとても楽しいです。

みんながぐんぐんと元気に成長して、収穫できる日が楽しみです。

by兼子
 

≪答え≫
①ナス、②トマト、③キュウリ、④インゲン、⑤トウモロコシ、⑥カボチャ、⑦エダマメ