あけましておめでとうございます。
2010年が皆様にとって健康で充実した年になるようお祈りいたします。
昨年は1月3日からインドのコルカタ周辺に大学のOGとタゴール大学を訪ねて行きましたが、今年は自宅で原稿を書き、本を読み、年賀状を読んで書いて過ごしました。
寺田寅彦の「年賀はがきのひと束は自分というものの全生涯の一つの切断面を示すものである。・・これをじっと眺めていると、おもしろくもあれば恐ろしくもある」という文を引用した年賀状がありました。その通りで、故郷の幼馴染から昨年対談した女優さんまで人生のいろいろな場面で出会った方の顔が思い浮かびます。学生からも何枚か心温まる賀状をいただきました。
昭和女子大学で学ぶ学生たちがどんな社会で、どのような出会いを重ねて生きていくかわかりませんが、一人ひとりの出会いが豊かな深いものであることを祈ります。
キャンパスはまだ冬休み、4年生は卒論の最後の仕上げにいそしんでいることでしょう。入学願書受け付けも5日から始まっています。就職といい、勉強といい厳しい状況の中でこそ得るものは多いはずです。ベストを尽くしてください。