春一番

(2月18日 昭和の泉から光葉庵、学園本部館方向を撮影)
 東京にも春一番が吹いて先週の雪はいずこ、である。

 春は卒業や旅立ちの季節でもある。17日夜、緑声舎のお別れ会があった。私も学生時代寮で生活したことがあるが、はじめて故郷を離れ寮で生活を経験してきっと学生たちは大きく成長したと思う。昭和女子大学では、親元から通えない1年生は原則として寮で生活することになっていたが、来年度からは希望者だけとした。しかし、自分で希望して来年度も残るという学生が約半数130名もいるという。寮の生活は安心・安全、よい生活習慣が身に着く、他人との距離の取り方を学ぶなどいろいろなメリットがあるはずである。来年からできるだけ学生たちが自主的にいろいろな企画や活動ができるよう応援したいと思っている。

 先般、朝青龍や若い女性のマナーについてテレビや雑誌でコメントを求められたが、そもそもしっかりしたマナーや立ち居振る舞いを教えられていないのではないだろうか。日本のことわざ・名言・格言・短歌や俳句、すぐには役に立たなくても人生の宝となるはずである。1年生必修の「日本語基礎」の授業でぜひ伝えてほしいと思う。

 24日は女性文化研究所の研究員・特別研究員報告会。博士号を取って研究者として第一歩を踏み出した人たちの誠実な研究発表。

 25日は現代教養学科の学生が企画した「書店プロジェクト」のプレゼンテーション。人前で自分の考えを感じよく表現する力はどこへいっても重要と思う。