5月31日からの週は学科懇談会を4学科と行った。学科長、教務、学生、アドミッション、キャリア支援の委員の方たちと話すといろいろな実情がわかる。今週は資格関連の学科が多かったのだが、管理栄養士や保育士の資格を持っていても企業の総合職や一般公務員になっている人が多いなど、生の情報が聞けた。新入生歓迎オリエンテーションを学生主体で運営という方向は、学科により温度差はあるが定着してきているようである。また、英語コミュニケーション学科は学寮研修でEnglish activityに学生が熱心に取り組み例年より体調不良者が少なかったとか、福祉社会学科は館山市の社会福祉協議会と連携をとり民生委員の方たちの話を聞いたり聾学校のプール清掃をして喜ばれたとか、いろいろなGood Practicesがあるのでぜひ他の学科も参考にしてほしい。
資格を取るためにたくさんの授業をとっている学生は、ボランティアやクラブ活動も熱心である。これは原因であり結果だと思うが、私の持論は「小人閑居して不善をなす」。立派な人なら暇でもしっかり勉強するが、私のような普通の人は暇だとだらける。自分にちょっと無理かな、と思うくらいの負荷をかけるほうがいろいろなことができる。
月曜日午前中はBHNというNPOで途上国からの研修生に日本の家庭や女性のことを講義。何で高学歴の女性が働かないのか、活用しないのか不思議がる。夕方は輸入化粧品協会で講演。さすが美しい方が多く、私ももっとしっかり手入れをしなければと思うのだが、実行が伴わない。レブロンの浅見社長は昭和女子大学の卒業生の元秘書の方の話をしてくださった。彼女は日本文学科(現日本語日本文学科)を卒業して秘書をしているうちに英語を学ぼうと一念発起して、語学学校、語学留学を経てイギリスのレスター大学でマスターとMBAをとり、そちらで結婚して、その大学で働いておられるそうである。いろいろなところで卒業生が頑張っている。
火曜日は小林麻耶さんが大学に来訪して「私の本棚」という番組を収録。本の話になるとついついおしゃべりになってしまう。ハーバードの学生が2人インターンで2カ月寮に滞在するあいさつ。ホストシスターをひきうけてくれた学生も一緒。一年生が多く頼もしい。別の日にUS―Japanのテッドも挨拶に来てくれる。
先週東京女子医科大学で講演した礼状を学長からいただいたが、同封の学生の感想もしっかりしていてなかなか良かった。女性教養講座も講師に学生の感想を送っているのだろうかとか、他大学で話すのはあまり引き受けないのだが参考になり、考えさせられることも多い。
土曜日は推薦指定校説明会(写真)、日曜日は附属中高部同窓会でスピーチ。