コスモス館


 12月6日(月)の夕方は溝の口で多文化共生のイベントで国連開発計画(UNDP)の親善大使の紺野美沙子さんと対談。とても真面目な方で気持ちよく話せた。田園都市線はよく利用する線だが溝の口で降りたのは初めてである。年賀はがきを販売していた方に道を聞いたら、ご親切に追いかけてきて一緒に会場の入り口まで案内して下さった。心が温かくなる。

 7日(火)のお昼は公共政策調査会の薬物乱用防止に関する論文審査会。昨年の青少年非行防止などに比べ応募作が少なかったらしい。昭和女子大学でもこうした論文募集にどんどん応募するよう学生に勧めなければならない。一位になった論文は学生が中高生にボランティアとして薬物使用の恐ろしさを教えさせるという提案が評価された。覚せい剤は再犯累犯が多く、マリファナは初犯が多いという事実、一般の関心の低い中で広く蔓延している薬物の恐ろしさなど、いろいろ知る。
 夕方、文化研究講座の第九のチケットを買っていたのだがある会合と重なり、途中で退席してはかえって悔しいと思ってあきらめる。古くからの友人が落選したのを励ます会なので、当選して多勢が詰めかける会なら欠席してもいいがそうではないだけに出席を優先する。久しぶりで多くの知人に会い、中締めの挨拶をする。

 8日(水)実践倫理の授業、「女性と法律」について話す。民法の離婚にかかわる判例の変更や選択的夫婦別姓制度、DV法、児童買春禁止法など興味のありそうな話題を選んで話したのだが、単に居眠りではなく、ふんぞり返っている態度の悪い再履修席の学生がいたので退場させる。よそで講演するときはみなさん熱心に聞いて下さるのに、態度が悪い学生がいる。本当に情けなくなる。髪の毛は黄色で服装と言い何か不満・不幸なのだろうが、まじめな学生に対し失礼だし、放置・無視してはおけない。

 11時クイーンズランド大学の内山先生来訪、交流協定が実現してほしい。3時コスモス館(学生のクラブ部室用の建物)のオープニングでテープカット。こじんまりしているがぜひ有効に活用したい。夜はサントリーの佐治社長を囲むダンディウーマンの会に久しぶりに出席して乾杯の音頭。

 9日(木)は今年最後の大学部局長会で議題が盛りだくさんで長くなる。1時から博士論文の審査。3時から入試関係資料の写真撮影とインタビュー。薄い色の服をとか、注文が難しい。4時半大学院委員会、7時、大学時代の友人たちと前コロンビア大使の帰国の送迎会。赴任中もよく勉強し現地の人たちともよく付き合い、今はコロンビアに関する本を執筆している。やっぱり財務官僚の中でも彼は快男子と改めて尊敬。10日(金)は3時半雑誌の対談。

 11日(土)は三原まで新幹線で行き、光葉同窓会広島県支部の方々と写真撮影した後、一般の方も交えた講演会。みなさん熱心に聞いて下さる。その後サイン会、懇談会、懇親会。幹事の方たちが本当に心のこもったセットをしてくださり、三原市の教育委員会の方々もよくお世話してくださる。
 翌朝は7時に起きてしまなみ海道ドライブに連れて行っていただき、真っ赤な朝日が瀬戸内海から昇るのを見る。大山祇神社で朝の祝詞を聞き、宝物館で斉明天皇の鏡、義経、頼朝の鎧など感慨深く参観。その後山口まで行き、ひとづくり財団の講演。