地震と津波の後もう4日経つが、福島の原子力発電所の事故が東京電力の供給力に深刻な影響を与え計画停電を行うことになった。決定が遅くまたころころ変わるので、交通機関が混乱し、社会生活は大幅に乱れている。参加予定だった今晩から今週のいろんな会合が中止、延期という知らせが続々届く。金子副学長は、在来線は運休だが新幹線が動いたので登校、学長秘書の菊地原さんはモノレールの駅まで自転車で1時間20分、それからモノレール、中央線と乗り継いで来たそうである。田園都市線も間引き運転で大混雑。それでもけなげにがんばっている日本人はエライ。
その中で16日の卒業式をどうするか、教務部、学生部の教職員と協議。①規模を縮小して16日に決行、②落ち着くまで延期 ③中止の選択肢。私の希望としては大学として大きな区切りの行事だし、学生たちの一生の記念の式典だから何とか挙行したいので①。しかし教員の人たちは、大規模な余震が警告されている、まだ全学生の安否も確認していない、停電の時間が予測できない、交通混乱が続くのではないか、と①には反対。とりあえず3月27日に延期すると決定。しかし事態は流動的である。入学式、新学期の授業については状況を見て3月22日に決定することにしたので、卒業式も改めてその日に確定することとなった。最悪の場合入学式、授業開始も1カ月遅くすることも想定しなければならないかもしれない。会合がキャンセルされたので早めに帰宅。オーストラリアやアメリカ、カナダから見舞いのメールや電話が続々来る。大分深刻に報道されているらしい。