18日(金)、副学長や学生部長が卒業式の中止を求めてこられる。私は余震もかなり収まり、昭和女子大学は計画停電の地域に含まれていないし、交通は無理をしないで来られる人だけを対象に、地味に、しかし心をこめた卒業式をしたいという気持ちが強い。だからこそ延期したのだが、各大学が軒並みに中止を決め、中心的な先生方が反対しておられるのを押し切って決行するだけの強さがない自分が嫌になる。しかし、原発がどうなるかわからないといわれればその通りではある。せめて卒業生にはなむけの言葉を渡せるよう頼む。ほんとは一人一人に学位記を渡したかったのにと・・・決まってからも残念で悔しい。
今週、来週の予定が続々キャンセルになる。
19日(土)は昭和ナースリーの卒園式。私の長女の長女も同じ時間に卒園式。多いに迷ったが、いつものように家族より公務優先。だから家族からの評価が悪くなる。
ナースリーは8人の卒園式のうち5人のみ出席。疎開している子が多いという。私はある雑誌のインタビューにも「今後、私も含め50歳以上の子どもを産む予定のない人は率先してボランテイアで原発の後始末にいったらどうか」と答えたのだが、今回の震災で自分の安全、生活防衛だけでなく、社会連帯を感じてほしい。ホウレンソウや牛乳も、放射能があっても表示して出荷すればと思う。
昭和女子大学ができることは何だろうと考え続けているが、本学の会津キャンプ村には70人ほど受け入れており、望秀海浜学寮、東明学林の学寮も1カ月くらいは来ていただけるのではないかと思い、検討を依頼した。
卒業式中止
- 2011年3月22日
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