4月11日(月)から授業を開始。WEB履修登録を一年生もちゃんと使いこなしている。
授業中にも余震が時々ある。4月からは心機一転と思っているのだが、これだけ余震が多いと、教員も学生も保護者も不安になる。交通機関は遅れはしても動いているし、計画停電は夏まで実施しないことになったし、実害はないのだが、不安感をどうすればよいか。一年生全員を集めて行う実践倫理の授業は地震で揺れたときの対応、避難経路を指示してから始める。授業時間中の地震にも放送で対処することにする。午後の在校生への講話も同様に対処。
4月下旬に実施予定だった初等教育学科の学寮研修の延期を決める。これは実習先の受け入れ態勢などこちらだけで決めることができない事情もあったので仕方がないが、ほかの学科からも検討を求める声が強い。私個人としては、異常事態にどう対処するか・したかは得難い体験で、人間的に成長の機となる。人生ですべての危険を遠ざける、すべて苦しいこと辛いことを親や教師が取り除いてあげることなどできるはずがない、大事なのは危険やつらいことに負けない力をつけること。最近の若い世代がひ弱といわれるのは小学校から高校生になっても、大学生になっても「何かあったら大変」と周囲が過保護にしているから。しかし学校の責任者という立場では、もちろん万全を期すこと、そして教員の人たちに納得してもらうことが必要になる。
15日(金)叔母の葬儀。桜吹雪の中霊柩車で斉場にいく。
授業開始
- 2011年4月19日
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