グローバル化

 6月29日(水)は黒川清先生(政策研究大学院大学教授・元日本学術会議会長)に女性教養講座で話していただく。グローバルに活躍しておられる先生の話は前向きで元気が出る。「休学してでも外国へ」というお言葉に触発されて、昭和ボストンに行かず休学してアメリカの大学へ行きたいと英コミの学生が言ってくる。昭和ボストンで学んで英語が上達してからの方が効果があるのではないかと思うが、きちんと要望として文書で出すように言う。
 夜は緑声舎のオープンハウス(寮生との交歓会)。1年生の入寮を義務付けなくなって入寮者が減ったが、寮生は上級生も一年生もとても感じよくエスコートしてくれる。カフェテリアの食事もよくなっていると好評。お茶や生け花、お琴のような伝統的な習い事を出張で教えてもらうのもいいことだが、もっとニーズに合うプログラムはないのだろうか考えてしまう。

 1日(金)は秋田の国際教養大学に行く。学長初めたくさんの方に話を聞く。アメリカの大学のようなキャンパスで、授業はすべて英語。教員は全員3年の任期制で給料も評価が反映する年俸制。一年生は入寮を義務付け留学生と共同生活、1年生の1学期は英語の集中レッスンで一定の水準に達しないと先に進めない、などいろいろ試みられている。4年で卒業できる学生は50%と厳しく教育するので学生がしっかり育つ。昭和女子大学では保護者の理解を得るのが困難だろうと思うが、初めからあきらめていてはいけないと自分を励ます。

 近所のスーパーで買い物していると、学生の保護者から話しかけられた。娘さんが昭和に入学して生き生きと学生生活を楽しんでいるといわれてうれしい。大学と学生の個性があえばハッピーなのだ。