学科懇談会始まる

 5月29日(火) Leaders Academyも学生主体で動き出す。個性的な学生もいて楽しい。新しい学科の運営体制を検討。
 30日(水)朝、アサヒビールに行くがスカイツリーの影響で、周辺を歩いている人々の層が変わり交通状況も変わっているので感心。北国新聞のコラムは過剰医療の話を書きたかったのだが、こうした人生哲学にも関わる深い話は短いコラムには書ききれないのでダイエットの話にする。キャリアデザイン委員会、生活機構研究科教授会の後、世田谷区基本構想審議会。2020年頃の世田谷では、恐らく共働きは当たり前で、高齢および中年単身者が増大し、空き家の問題、外国人の問題が深刻になるだろう。教育・保育に中高年層など外部の力を生かす仕組み作りが必要。
 31日(木)朝、大学部局長会が早く終わったので、その後の打ち合わせも余裕を持ってできた。その後、女性生活協会(社団法人農山漁村女性・生活活動支援協会)の理事会、総会。地方の豊かさと都市の豊かさと質の違う豊かさをどう結びつけるかが課題。夜乃木坂で大岡さんの財団の夕食会。いろいろな方が出席されていて、大岡さんの顔の広さを実感。ジェラルド・カーティス教授の話を聞く。政治が貧困でも日本の社会は強い、リスク因子は尖閣など外交問題だというお話。しかし日本社会の強さはどこまで維持できるのだろうか。
 6月1日(金)学科との懇談会が始まる。初等教育学科は小学校教員への就職率もいいし、志望者も多いが、将来はぜひ英語の中学校の教員免許を取得できるようにしなければならない。三井物産の方が見えて、11月ワルシャワ大学での講演の話。今まで辻原さん、平野さん、川口さんとスターが講演しておられるのでちゃんと準備しなければ。また、ポーランド大使に会える。夜、総理府OB会。「まりちゃん」と呼んでくださる先輩方が少なくなりつつある。
 2日(土)岩手県の西和賀町へ。30年来の知り合いの坂巻さんの障害者福祉施設の10周年記念式典で講演。温泉は水滑らかに、したたる緑が輝く素晴らしい環境だが、過疎化、高齢化が進んでいる。学生時代からの志を実現されたのに敬服。また都会の多くの方とネットワークを組み町おこし・農業再生にも役立っている。都会でニート、ホームレスという人たちをこうした施設に来てもらい社会復帰訓練として、介助や農業・福祉作業に取り組んでもらうといいと思うが、実現するために本気で汗をかける人。