3月22日の学長ブログ

 3月は旅立ちの時。梅、沈丁花に続いてコブシが満開。

 16日(月)は大学の卒業式。午前、午後と2回、学位記を渡し式辞を述べる。今年はしっかりと返事をし、アイコンタクトをしてくれる学生が多かった。
 今年の卒業生が入学してきたのは2011年4月。東日本大震災・福島原発の事故の後で、まだ日本が不安に包まれていた時期である。昭和女子大学は入学式や授業開始を遅らせる大学が多い中で、私たちが今なすべきことは学ぶことであると、例年通り4月2日に入学式を行った。その時の意気込みを風化させてはならない。
 17日(火)は理事会の打ち合わせをした後、資生堂社会福祉事業財団の評議員会。養護施設で育った子供たちが社会人になるのは、まだまだバリアがある中でよい仕事をしておられる。そのあと金子副学長、植松部長と合流。15時45分ボストン理事会。しばらくNAの反応を待つのみ。

サロン
18時からゴードン教授を囲んでのサロン。初めての試みだったが、講演が素晴らしかったこともあって、議論が盛り上がり、時間が足りなかった。
 18日(水)は春の日差し。9時半女性生活協会の斎藤さん。10時30分TBSの打ち合わせ、世界の名著について語り始めるときりがない。13時からお茶の水でリベラルタイムの収録。昭和女子大学の教育やキャリアデザインについて話す機会をいただき感謝。そのあと早稲田大学大隈講堂で「引き継がれるケネディ大統領のトーチ~今日に至るその遺産~」と題する講演会。ゴードンさんご夫妻、ケネディ大使、グレン福島さん、大宮さんはじめたくさんの知人に会う。残念ながら1部だけで失礼して東京ロータリーの新入会員歓迎会へ。ロータリーの会員の奥様達はご立派な方が多い。若奈の誕生日なので、家に顔を出すが、英毅さんが早く帰ってくれたので幸せそうでうれしい。
 19日(木)朝8時からのミッシェルオバマ夫人の講演会に招かれたのだが、失礼して代わりに学生たちを出席させてもらう。女子教育は関心のあるテーマなのに自分は怠惰だと反省。9時半から学長室ミーティング。11時評議員会、13時理事会。議案に予算案があると、どちらも時間が長くかかる。17時過ぎにアートフェア2015のお迎えの車で東京フォーラムへ。もう10回目だそうだが日本の美術・工芸の質の高さと多様性が刺激的。安倍昭恵さん、コシノジュンコさんも。専門外なのに機会を与えてくださったドイツ銀行の方に感謝。ミニトークが少し長引いたのでUS-JAPAN COUNCILの会合はすっかり遅れてしまった。いろんな人に会えた。
 20日(金)は11時朝日新聞埼玉支局の取材。13時30分から女性文化研究所キャリアチームグループの発表会。18時半からNPO昭和の慰労会。
 21日(土)朝8時45分から昭和小学校の卒業式。とても古典的で久しぶりに「仰げば尊し」の歌を聞いたが、「身を立て、名を挙げ、やよ励め」の言葉は今の子はどう受け取るのだろう。親子3代にわたって卒業生という家庭もあるそうだ。ゆいり、れいながブリスベンに出発。
 22日(日)は久しぶりにゆっくり女性文化賞候補の本を読む。読みごたえがあって面白い。夕方、閉館する東急プラザに行ったらすごく混んでいた。駒場の学生の頃、ロゴスキーで食事をしたり、紀伊国屋で待ち合わせをしたのを思い出す。夕食を東急本店でかぐみと若奈一家。