2016年8月モンゴル訪問記 [2016年08月25日(木)]

昨年に続いて今年もモンゴル、ウランバートルを訪問した。

 21日(日)午後2時40分成田発モンゴル航空でウランバートルへ。飛行機は満席で機材は古く、本を読んで過ごす。8時過ぎに時刻通り到着し、フスレ先生、サンポさんなどに迎えていただき昨年と同じウランバートルホテルへ。珍しく雨で夕焼けは見えず。こんなに西なのにサマータイムで日本と時差はなし。昨年よりさらに高層ビルが増えており、建設ラッシュ。日曜日でホテルの食堂はすでに閉まっていて、外のビアホールで夕食。明日帰るというフフバートル先生も参加。11時すぎにホテルに帰る。
 22日(月)9時ホテルを出発し、日本文化センターの国際シンポジウム「シルクロードとティーロード」へ。私と教育大学の方と清水大使がご挨拶。
symposium
そのあとテレビのインタビューと、新聞のインタビュー。担当の新聞記者はオーストリア、ベルリンにも駐在していたという有能な女性で話が盛り上がる。お昼からサンポさんの運転で軍の保養施設へ。車で40分ほどの郊外で、軍人が家族でくつろいでいる。昼食はゲルですべて軍人らしい男性がサービスしてくれる。雨のあとだが草原はもうそこはかとなく秋の気配。17時前にウランバートルに帰り少し散歩。夜は予定されていた大使館の招宴はなくレストランで懇親会。知人に大使への紹介を頼めば対応は違っただろうがまあいいだろう。
 23日(火)は朝8時半からモンゴル人文大学院大学、昨年は大学だったが大学院大学に変わったそうだ。昨年坂東真理子基金で寄付する約束をしたホールは未完成。地方出張授業や学士入学制度など新しい試みを重ねているのに感心。10時から国立教育大学。交流協定のMOUに署名。中教審の教育改革の話などすると興味を持ってくださった。昨日のインタビューがもう新聞に出ている。モンゴル語なのでどう書いてあるか、全く見当がつかない。
そのあと13世紀村へ。車で3時間足らず。郊外に出るとモンゴルらしい丘陵地帯で空が広い。そこは13世紀チンギス汗の盛時の武将のゲルや、汗のゲル、シャーマンの祭祀所を再現している6つの集落からなり、食事をしたり、ウマやラクダに乗ったり蒙古文字を書いてもらったりする。
taiken
モンゴルでは社会主義体制が終わった後シャーマンに救いを求める人が多くなっているという。ロシアの正教の復活、日本の戦後の新宗教の興隆とも符合して興味深い。またモンゴルでは男の子はどんな職業にでもつけるが娘には教育が必要だと考える親が多く、大学生の4分の3は女子学生だそうだ。また韓国のハングルはモンゴルのパスパ文字の影響を受けており、遠くセム語族の表音文字が「文字ロード」を経て伝わったものだとか、一帯一路構想は海洋経済圏にたいする大陸経済圏の復権とか、専門家の話を聞くと楽しい。ウランバートルには8時半近くになって帰り、日本料理店でしゃぶしゃぶ。私は少し早めに9時30分で帰る。
 24日(水)は5時30分に起きて空港へ。朝食も7時のところを6時20分にしてもらう。
 1年に2回の国際シンポを行い、単行本を2冊出版し、研究のためのフィールドワークを行い、学生たちの中国語の特訓を行うフスレ先生のエネルギーと行動力にはただ感心。今回も毎日の睡眠時間1-3時間で獅子奮迅の活躍をされていた。
 成田空港にはほぼ予定どおりの時刻に着陸したが豪雨で成田エクスプレスはストップ。スカイライナーで帰る。行きだと大変、帰りでよかった。