2016年10月3日の理事長ブログ [2016年10月02日(日)]

9月はアメリカとヨーロッパと2回海外へ行ったのと本の執筆、校正を抱えていてブログを書かないうちに10月になってしまった。天候不順でも金木犀は時をあやまたず香っている。

 9月8日(金)は朝7時30分過ぎに家を出て成田からダラス経由でフィラデルフィアへ。ダラスの入国審査、乗り継ぎは割とスムースで3時前にフィラデルフィアへ。ホテルにチエックインしたあとブルースさんが迎えに来てくれて、イタリアレストランで食事。次の日は午前中テンプル大学で面談と見学。午後ボストンへ。アビューザさんが迎えに来てくれる。
 10日(土)は筒井さんご夫妻の茶事。第一グループの始まる時間にまだ用意ができておらず、ハラハラしたり、正座だから立ち上がろうとして転んでけがをした人がいたりして大変だったが、13時からの第2グループは、みな知人で日本のことにも造詣のある人たちなので会話も弾み、楽しんでもらえた。しかし懐石料理とはいかに時間と手間がかかるものか改めて実感。夜は慰労も兼ねて皆さんとリーガルシーフードで食事。
 11日(日)は朝近くの丘の上で朝日を見てからジャマイカポンドの周りを一周。ボストンは今年の夏は雨量がとても少なかったということで、池も水位が低く小さくなっていた。コーキーとボストン美術館に行ってランチ。自分だけで行くのとちがうところを見るのが楽しい。夕方軽くお昼寝をしてから郁子さんのところで早い夕食。いつもの親しい友人たちに加えて新任の総領事ご一家も。
 12日(月)は朝シーラ・マルセロ。とても魅力的で精力的。10時藻谷さんとシモンズカレッジでビジネススクールのパトリシアなどと面談。早めに出てフランクとハーバードのファカルティクラブ。ベスター教授が主催できちんとした正式の昼食会。 ハーバードランチョンセッション
スーザンも国際交流基金賞の授賞を喜んでくれてよかった。14時半すぎて昭和ボストンに戻る。16時からボストン理事会。18時前に終わり、それからみんなで会食。
 13日(火)朝9時に昭和ボストンの教職員に昭和東京の取り組について30分ほど話す。好意的なコメントが出て、やはり直接話することが大事と痛感。10時過ぎに空港へ出発。日本航空の事務所に学生がお世話になっているお礼のごあいさつに顔を出す。日本航空のサービスは行き届いており飛行機は快適で成田に14日(水)の16時前、自宅に18時前に着く。
 15日(木)は午前中評議員会、午後理事会。主要案件が異議なく通りほっとする。女性教養講座の委員会の後、銀座の田部井さんの77歳のお祝い会に少し顔を出してからわかなのところへ。
 16日(金)は明治記念館の会合が長引き、いろはの保育参観に遅れたらいろはが泣いているという連絡が入り、急いで帰る。子供たちの小さいころも仕事が終わらず、よく約束を破って悲しませたことを思い出す。明日からまた旅行に出るので、午後は事務処理。夕方公文書館の展示の内覧会。女性特集でとても充実している。
 17日(土)はまた成田からパリ経由でベネチアへ。パリの乗り換えはサポートしてもらいスムースだったが、ベネチア空港は不案内なのでルペルテ先生が迎えに来てくださっていてほっとする。ホテルで桜間右陣、恵子ご夫妻に会う。
 18日(日)はベニスの劇場で能の「経正」の講演。事前に講演の原稿をルペルテ先生にお見せし通訳していただく。イタリアと日本の外交150年を記念してローマ、フィレンツエ、ベネチア、ビゼンツァ4都市で能を公演するプロジェクト。終わってホテルに帰り着いたのは12時ごろ。外国で能を公演するとは大変なことなのだと改めて感心。2年前にベネチア大学で講演させていただいたご縁で協定が結ばれ、8人の学生さんが昭和女子大に来てくださっている。
 19日(月)は休みなのでパドバの街をダニエラ・モロさんと散歩。ボローニアに次いで古い大学もあり、豊かで落ち着いた街。ダニエラといろいろ話が弾む。彼女はなんと円地文子を研究しているそうだ。私も昔は愛読していたのだがうろ覚えでしっかり議論ができなくて恥ずかしい。夕方ビゼンツァの町へ行きそこのホテルに泊まる。
 20日(火)はビゼンツァの街を散歩。
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小川ご夫妻の友人がロンドンからみえてお昼をご一緒する。ビゼンツァの街は16世紀天正少年使節が歓迎を受け、その模様が劇場のフレスコ画に描かれて残っている。若桑みどりさんの小説でも描かれている彼らの栄光と悲惨を新作能で桜間右陣さんが上演。何よりの供養だろう。24時近くに終わりバスで1時間ほどの空港近くのホテルに朝2時前につき、5時に起きロンドン経由でレイキャビックへ。ヒースロー空港も巨大で世界中の旅行客がひしめいている。レイキャビックには午後16時前につくが、気温は8度、すでに夕暮れの弱い光。ひっそりとしたきれいな街。夕食は志野大使の公邸でレセプション。料理人の女性の工夫を凝らした料理。志野大使は昔人権難民課長をしていらしたときに面識があった。とてもお元気で初代大使としていいお仕事をなさっている。
 22日(木)は朝から氷雨だったが桜間夫妻とドライブでヨーロッパプレートと北アメリカプレートのぶつかっているところを見学。火山の溶岩台地に地衣類がしがみついている荒涼とした風景。午後アイスランド大学の学長と日本語科の学科長と面談。協定に前向き。学生たちはみなきれいな英語で話している。夕方ブルーラグーンというリゾートへ行く。広い温水プールなのだが自然のままでケイ素が溶けて緑灰色のお湯で不思議な体験をした。時にはオーロラを見ることもできるそうだ。
 23日(金)は午前中散歩していたら見事な虹が見えた。
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お昼は大使の公邸でSisters Lunch。アイスランドの大臣や政府高官や大使が約20人。日本の女性について話す。世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数では世界第1位のこの国は、女性が活躍しなければ経済も社会も回らないという。埼玉県に来てくださったフィンボガドッテル元大統領も来てくださる。86歳になっておられるそうだがお元気でうれしい。15時から大学で能のワークショップで少しお話する。夕方大使館の車で空港の近くのホテルまで送っていただく。夕日が長い間沈まず弱い光が残っている。
 24日(土)は朝5時前に起きてレイキャビックからフランクフルトへ。説明の人もいない中で自動チエックインをし、荷物を預け、搭乗。ホテルといい、空港といい、人手がないからだろうが余り親切とは言えない。フランクフルトも乗り継ぎの時間が長く、ラウンジもそれほど快適でなかったが何とか、無事日本に帰ってくる。