2018年5月14日の理事長ブログ

連休の後寒いと言いたくなる日が戻ってきて本当に今年は気候が不順だ。
土曜日は鹿児島、日曜日は熊本で講演。
7日月曜日は連休明けで久しぶりに大学へ行く。上海交通大学はもう私たちの訪問をホームページにアップしているのにうちは出遅れ。10時30分クイーンズランド大学のファーガソンさん来校。14時初等部の幹部の方たちと話し合う。保護者の給食当番は働くお母さんにとっては負担。食育が大事だというなら子供たちに家で料理の手伝いをするよう呼び掛ける、2回のうち1回はお父さんに参加してもらうようにお願いするとか工夫が必要。16時、30%クラブを日本でも立ち上げようと塚原さんとデロイトの只松さん。18時東京倶楽部でミクロネシア連邦のレセプション。TUJの人たち、佐藤さん、堀田さんなど落ち着いていい会だった。
8日火曜日はMS&ADホールディングスの人事報酬委員会があるので8時前に家を出る。取締役会は早めに終わったので12時前に大学に着く。14時毎日新聞の取材。記者の方が私の2004年に書いた旧著を読んでくださっているのがうれしい。16時、学生を採用してくださる情報産業の方が来訪。18時赤坂で小宮山元東大総長と懇談。プラチナの会の趣旨には大賛成。小中学校の生徒のプログラミング教育などやっていただけないだろうか。話が盛り上がる。
9日水曜日お昼日本MOT振興協会の女性活躍委員会。日本経済新聞社の橋本圭子さんの講話。財務次官のセクハラ事件などのディスカッションも。15時30分女性教養講座安西祐一郎さん。お話になりたいことが山のようにおありになる。学生も3人質問してよかった。17時15分来客。17時40分リーダーズアカデミー開講式であいさつ。少し長く話してしまった。

10日木曜日、10時40分大学ミーテング。12時15分キャピトルホテルで野田聖子さんと会食。16時30分人事部長などとテニュア制度の見直しについて。テニュアトラックでもテニュアでも、良い大学から声がかかり転職したいという人は止めることができないのが現実。太子堂でゆっくりと孫たちとトランプに付き合う。
11日金曜日、初等部の公開授業を見学。この機会にいろんなクラスの授業を少しずつのぞいてみたがクラスによってずいぶん雰囲気が違う。お昼経済同友会で茨城県知事になった大井川和彦さんの話を聞く。かなり新風を巻きおこしているらしい。
12日土曜日7時前に家を出て鹿児島に。照国神社の前の立派な本願寺別院の本堂で話す。島津藩の隠れ念仏迫害のことは全く知らなかった。岩崎さんに知覧の平和会館を見学させていただく。18歳から20歳の特攻の隊員たちの写真は本当に若い。公式な遺書はみな判で押したように七生報国、至誠、轟沈、捨身、などの言葉が並ぶ。皇国教育の浸透に考えさせられる。まだ結婚もしていない若者なので親や妹弟にあてた手紙が多い。戦死した叔父の手紙が92歳で亡くなった叔母の仏壇に大事にしまわれていたのを思い出す。この人たちの死を覚えている日本人が多い間は戦争忌避が世論だったがその世代が消え、記憶が薄れ行く今後どうなっていくのだろう。それにしても制空権の失われている戦場にみすみす片道飛行で突入させるなどという作戦を立案し実行させたのは誰だったのだろうと怒りを覚える。夜、指宿のホテルで岩崎さんとゆっくり話す。
13日日曜日、朝初めて砂風呂に入る。昨日はクルーズ船の客が来て大変混雑したそうだ。ホテルを9時に出て鹿児島中央駅から初めて九州新幹線に乗る。熊本の尚絅学園130周年記念式で1時間講演、1時間パネルディスカッション。九州も女子大学はみな悩んでおられる、それにしても補助金は出さないのに規制だけをする私学行政は問題。雨の激しい熊本空港から帰京。

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■今週の「MARIKO ON MEDIA」■(「SHOWA ON MEDIA」より)
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坂東眞理子 理事長・総長 北國新聞に記事を掲載
2018年5月8日 坂東眞理子 理事長・総長
北國新聞 北風抄 7面
「男性の『当たり前』を変えよ」と題して記事が掲載されました。
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