2020年1月13日理事長ブログ [2020年01月15日(水)]

 あけましておめでとうございます。
 1月13日現在ボストンは異常な温かい冬で雪は全くない。1月9日夕方に東京を立ちその日の夕方ボストンについてあまりの温かさに驚いた。ボストン用の防寒コートが全く必要なかった。
 私は2000年オーストラリアのブリスベンでお正月を迎えて以来20年ぶりにベルギーのルーベンで娘の家族と一緒にお正月を迎えた。12月31日に日本を発ち5日にブリュッセル発、6日に日本に帰国した。本当はベルギーからボストンに行った方が時差も楽だし、ゆっくりできるのだが、新年の職員の集いや人事の内示などがあるのでいったん帰国した。飛行機代も公私混同はいけないと思ったのだがあまり合理的な動きではない。

 1月3日にこれからの昭和女子大学の在り方について、ベルギーからメールを出し幹部の方々にご意見を求めた。冬休みで迷惑だったろうが今現在2人をのぞいてそれぞれの立場から意見が寄せられ非常に有意義だった。100年の節目にできるだけ多くの方に自分事として考えていただく良い機会となった。それぞれの方の人柄、識見もにじみでるご意見を、時差で眠れないままにしっかり読むことができた。
 
 12月末には小学館が「70歳のたしなみ」の増刷をしてくださり、新聞広告を出してくださった。綾小路きみまろ風の広告で少し驚いたが読者の感想にちからつけられる。1月10日の朝のNHKで理事長を務める「東京学校支援機構」のニュースが少し放送されたらしい。
 また1月9日の日本経済新聞の夕刊に1978年1月10日に発表された婦人白書を紹介していただいた。あれから42年、いろんなことがあったような、あっという間だったような不思議な感覚。未熟でも一生懸命仕事と子育てに取り組んでいた当時の自分がよみがえる。1月7日の日本経済新聞には宝島社が民衆を率いる自由の女神の全面2面のカラー広告。これからの近い未来、スティーブジョブスやアインシュタインのような世界に大きな影響を与える女性を輩出するのは本人にとって幸せかどうかは別として、エールとしてインパクトがある。
 私が今度宝島社から出版していただく佐々木常夫さんとの対談集は「女性の輝き、男性の品格」。女性の品格という言葉を使いたくなかったからだが、この広告の趣旨にそっていてまあいいかと思う。
 今年は昭和女子大学創立100周年。これから100年経てばどんな社会になっているのか女性がどんな役割を果たすか予測できないがGGI(Gender Gap Index)121位ということはなくしていかなければならない。どんな時代になろうと一人一人がしっかり考え判断し責任をもって生きていく力、人を支える力をつけることは不易の目標である。しかしいくら立派な教養や人格を身に着けても現在生きている社会のニーズに応えず、社会を支える役に立たない存在であってはならない。
 私は大学の責務は学生の意を迎え甘やかし楽しく過ごさせることではなく、有為の人材として育成することにあると信じているのだが、人気がなくなると受験生は来なくなる。学生たちの可能性に期待し、鍛え、多くの機会を与える大学にして、なお学生に選択される大学であり続けるためになすべきことは多い。

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■今週の「MARIKO ON MEDIA」■(大学ウェブサイト「ニュース」掲載情報より)
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2020年1月9日
大学 坂東眞理子 理事長・総長
日本経済新聞 夕刊
「ニュースなこの日」に記事が掲載されました。

2020年1月10日
NHK首都圏ニュース 東京地方版
理事長を務める東京学校支援機構について放送されました。

2020年1月15日
大学 坂東眞理子 理事長・総長
『看護のチカラ』1/1.15合併号 産労総合研究所
p6-14(9頁)
年齢にふさわしい「生き方」「たしなみ方」について巻頭インタビューが掲載されました。
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