1月13日、14日は大学入学共通テスト。センター試験のころ、英語のリスニング機器がうまく作動せず遅くまでかかったこともあるが、最近ではすっかり落ち着いている。それにしても受験者が50万人を割っているというのは少子化の影響と年内入試の増加が影響しているのだろう。
私は、このテストは内容も良く、これだけのシステムを作り上げたのだから、入試のためというより高校生の卒業資格テストとして活用すればよいと思う。高校から文系・理系に分けず、どの科目も一定水準以上の理解をしていることを卒業要件にすればよいというのが私の持論である。反対意見が多いのはよく知っているので強くは言えないが、もっと高校時代に文系進学者も理系の基礎を勉強する仕組みづくりが必要。
1月9日(火)9時20分新規採用面談が3件続く。大学の魅力を作るのは教員の方なので少しでも良い方に来ていただきたい。20分程度の面談ではすべてはわからないが、できるだけ候補者のお考えを聞きたい。10時10分大井町の町長他の方たちが新年のご挨拶。午後、学内の打ち合わせが2、3件。16時15分から新春職員の集い。言いたいことが多く時間超過になるが、教員と職員のコラボレーションを進め厳しい状況を乗り切りたいとお願い。18時30分六本木でスーザン・ファーと夕食。久しぶりなので話すことが山のようにある。ハーバード大学を退いた後も皆が声をかけてくれ、日本にも来たように大事にしてくれているそうでよかった。理想的な引退。
1月10日(水)朝、大学へ行って戸田建設の方々の賀詞を受けたりメールなどを出したりしてから群馬県で講演。新幹線に乗るほどの距離でもないが乗り継ぎの接続が悪いので乗らざるを得ない。農業女性が対象の講演だったが、質疑応答で外国人受け入れが現実の課題になっているのを実感。東京に戻り、18時から六本木の東京倶楽部で東京ロータリークラブの昭和20年以降生まれの「わにの会」に出席。これくらいの規模だと名前と顔がかなり一致する。
1月11日(木)9時大学部局長会。10時40分大学ミーティング。お昼休み、初等部の前田校長が大リーガー 大谷翔平選手から寄贈されたグローブを見せてくださる。13時中高部の真下校長。中学入試の願書受付が始まった。14時常勤役員会前の事前説明。15時東京都教育支援機構(TEPRO)の方々が打ち合わせに来校。16時30分我謝特命教授。17時10分広報部。
1月12日(金)10時東京都教育支援機構(TEPRO) で職員に新年のあいさつ、打ち合わせ。午後、お台場の日本科学未来館を見学。初めて行った施設だがとても立派。しかし地方の自治体の立派な公共施設がひっそりしているのと同様、ここも閑散としている。日本の未来を示しているようだ。小学生の展示は力作ぞろい。男の子が洗濯や食物に興味をもって研究している。朝日新聞夕刊に相川前イラン大使のインタビュー記事が掲載。私の講演についても言及してくださっている。
1月13日(土)、14日(日)は大学に行かず、家で校正、原稿書き、ジム、家事。13日夕方初雪が降ってマー君は興奮。
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■「MARIKO ON MEDIA」■(大学ウェブサイト「Hot News」メディア掲載情報より)
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2024年1月5日
坂東眞理子 総長
『潮』2月号 p64-71(8頁)
特集「社会を覆う『空気』の正体」に、瀬谷ルミ子氏(認定NPO法人REALs理事長)との対談が掲載されました。