2024年10月8日総長ブログ

ボストンから帰国してあっという間に1か月近く経ってしまった。9月は2回の三連休と9月27~29日に泊りがけの出張をしただけでなく、締め切りが迫っている原稿書きや、自民党総裁選候補者への質問関係の連絡で、自由時間が無くなったためである。

まず、9月10日に帰国して時差が十分とれないうちに大阪で講演(13日14時)し、その夜芦屋に行って安田さんご一家と会食した。安田敬一さんは千葉市で「扇屋」という百貨店、スーパーを経営されていたが、三木会という勉強会でご一緒して以来、奥様ともどもいつも応援してくださった。息子さんの病院で暮らしておられるが、息子さんにお声をかけていただいた。92歳でいらっしゃるが本当に喜んでくださり、私も感激した。親思いの温かい息子さんご一家に感謝あるのみ。

翌日(9月14日)は芦屋から嵯峨小倉山のふもとのピーター・マクミランさんのお宅へ行き、筒井さんご夫妻の懐石料理をごちそうになる。古い民家を見事に模様替えして趣深く住んでおられるのに感動。百人一首、万葉集、芭蕉の俳句などを英語で訳しているので時雨亭のそばに移住したとのこと。食事の前に二尊院や有智子内親王、向井去来などの墓を訪ねる。二尊院ではご住職の羽生田ご夫妻に本堂の「二十五菩薩来迎図」を見せていただく。踊ったり楽器を奏でたり、あらためて「厭離穢土 欣求浄土」で死に対する感覚が宗教により異なる。

9月17日(火)前ボストン日本総領事だった鈴木さんと昼食。イラク大使でいらした頃のお話などいろいろ伺う。19時リーダーシップ111の月例会で京都産業大学の落合恵美子教授の講演をオンライン視聴。

9月18日(水)朝から夕方まで、学内外の打ち合わせや来客が続く。

9月19日(木)16時大学で評議員会。なかなかお目にかかれずご無沙汰している皆様と会えるのはありがたい。オンラインだとこうはいかない。

9月20日(金)11時東京都教育支援機構(TEPRO)とオンラインミーティング。13時30分大学部局長会。18時本学で授業をお願いしている非常勤の皆様方との教育懇談会。久しぶりでお目にかかる方も多くありがたい。やっと夏休みが終わり、大学が後期に向けて動き始めた感じ。

9月22日(日)軽井沢の黒井さんのお宅に東京神通会の人たちと集まる。行きは新幹線、帰りは牧野さんの車。雨は降らなかったが東京より一足早く秋の気配。高校の同窓会はまさしくボランティアとして支えてくださる方がいるから成立する。内田さん、牧野さん、近谷さんに感謝。

9月23日(月)池内さんの地唄舞の発表会。日本舞踊家の武原はんではないが、姿かたちがとても素敵なので様になっていると感心。

9月24日(火)Yahoo!ニュースの記事で昭和女子大学を度々紹介してもらっているが、何より学生たちが「この大学に入ってよかった」「成長した」と言っているのが大感激でうれしい。教職員がみんなでここまで盛り上げたのだと感謝。とは言うものの、教員はどの程度記事を読んでくれているのだろう。

9月25日(水)18時30分社会人メンターの集い。立派なキャリアを持っておられる方が増えていると感じ、社会人メンター制度に協力してくださる方がいらしてくださるおかげと感謝。

9月27日(金)午前中、東京都教育支援機構(TEPRO)で執務。午後、新幹線で山形市へ。農林中央金庫の笠原支店長が駅に来てくださり、16時30分支店の皆さんに講演。17時30分会食。郷土料理はおいしい。

9月28日(土)午前中は山寺(立石寺)へ。「閑さや岩にしみ入る蝉の声」ならぬ観光客の中国語が飛び交っている。山形県郷土館「文翔館」で三島通庸が初代県令だったのだと認識。斎藤茂吉記念館に寄るが入場者は私たちだけでひっそり。それから、宿泊先のかみのやま温泉「古窯」へ。女将の佐藤さんが歓迎してくださる。夕食は光葉同窓会山形県支部の幹部の方々が来てご一緒に。

9月29日(日)山形市の亀松閣という料亭で光葉同窓会山形県支部50周年の総会。若女将は本学の歴史文化学科卒業生で、学長時代の私から学位記を受け取ったと覚えていてくれる。

9月30日(月)9時30分教育会議。夜は紀伊国屋の会長・社長と会食。

10月1日(火)後期授業がスタート。理事長・総長・学長室に東嶋さんがアルムナイ(ジョブリターン)制度で復帰。16時「職員の集い」で昭和女子大学の課題と対応について話す。

10月2日(水)東京都教育支援機構(TEPRO)で打ち合わせ。

10月3日(木)9時大学部局長会。早く終わって、9時50分頃から大学ミーティング。13時30分こども園の藤崎統括園長。14時30分北日本新聞インタビュー。15時30分附属中高部の英語教員の方々にお話。私はそれぞれの生徒にストレッチ目標を与えてほしい、勉強が遅れている生徒をサポートするのと同じくらい可能性のある生徒を伸ばすことにも情熱を傾けてほしいとお願い。18時30分ボストン総領事、ギリシャ大使、ローマ日本文化会館館長をなさった西林さんご夫妻と表参道で会食。お人柄が良く、うらやましい任地でのお仕事が多かった。

ピーター・マクミランさんのお宅にて

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■「MARIKO ON MEDIA」■(大学ウェブサイト「Hot News」メディア掲載情報より)
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2024年9月 10 日
坂東眞理子 総長
北國新聞 7面
「北風抄」にデジタル小作人について寄稿しました。

2024 年9月 12 日
坂東眞理子 総長
公明新聞 1面
女性・子育て支援に関してインタビューが掲載されました。

2024 年9月 12 日 公明新聞
女性守る政策をリード  国民感覚の政権運営担う  昭和女子大学総長 坂東眞理子氏(※外部リンク)
公明党ホームページ https://www.komei.or.jp/

2024 年 10 月1日
坂東眞理子 総長
『組織ガバナンスのインテリジェンス―ガバナンス立国を目指して―』(編著=八田進二、同文舘出版)  p183-202(20頁)
webメディア「Governance Q」での青山学院大学・八田進二名誉教授による対談企画〈八田教授の熱血対談「ガバナンス立国を目指して」 〉が書籍化され、坂東総長との女性活躍の視点でのガバナンス論や大学改革に関するインタビューが掲載されました。

書籍情報(出版社ホームページ)

2024 年 10 月1日
坂東眞理子 総長
『楽しいわが家』10 月号 全国信用金庫協会
p9-10(2頁)
連載「ホーム・ジャーナル」に、日本人と勉強について寄稿しました。