授業

ビジネスコンピューティングⅡでユニークな講義 [2020年02月28日(金)]

 皆さん、こんにちは。
 自称PR担当教員の前田です。

JCICの皆様の講義の一風景です。

 本日は、私が担当している「ビジネスコピューティングⅡB」という講義のご紹介です。

 この講義は、毎年度、2年次以降の学生向けに後期に開講しています。当学科では、1年次に「ビジネスコンピューティング入門」と「ビジネスコピューティングⅠ」を必修とし、WindowsOS、Word、Excel、Powerpointの基本的な使い方を学びます。「ⅡB」では、一転してウエブサイトの構築を課題にしています。
 が、本日ご紹介したいのは、その詳細ではなく、日本サイバーセキュリティー・イノベーション委員会(JCIC)の皆様にお願いした、特別講義のことです。

 今年度は「ⅡB」の講義中、3回をJCICの皆様に以下のようなテーマで講義をお願いしました。
 第1回目:「デジタル化ってなんだろう」
 第2回目:「ITで世界は変わった。企業が求める人材も変わる?」
 第3回目:「セキュリティってなんだろう」

 講師の皆さんは、いずれも大手コンサルティング会社勤務など、バリバリの専門家ばかりでした。加えて、2月20日には、この講義の受講者の中から希望者を募り、JCIC会員企業である東京海上日動火災保険、東京電力ホールディング、トレンドマイクロ、ヤフー計4社のサイバーセキュリティ担当部門の方々の「課外特別講義」を実施して頂きました。

 普段は聞けない最先端の動向に触れたことで、参加学生からは「4社様のプレゼンテーションを通して、企業がどのようにセキュリティ管理を行っているのか、どのように普及させていくのかを知ることが出来ました。『企業を守る』『市民・顧客を守る』ために様々な対策を打っていて、そのようなことをしてくださっている方々がいるからこそ今の社会があるのだと感じました」「サイバーセキュリティは決して遠い存在ではなく、身近な日常生活に欠かせないものだと感じました。そのため、これからの私たちの生活にはサイバーセキュリティについて自信がある、という人材が多く求められることがわかりました」などという感想が寄せられました。

 JCICの皆様。学生たちに新たな視野と情報、仕事の可能性をご提供頂き、誠にありがとうございました。

シニアTAがコーチング研修を受講しました [2020年02月25日(火)]

 皆さん、こんにちは。
 自称PR担当教員の前田です。
 さて、当学科の看板講義になりつつあるのが、3年次学生から選抜されたティーチング・アシスタント(TA)が1年次学生にPBL形式の講義を実施する「グローバルビジネス基礎演習(基礎ゼミ)」です。来年度のTA12名はすでに選抜されました(後日、ご紹介します)。本日は、来年度より新たに導入するシニアTAをご紹介します。

 シニアTAは、今年度前期にTAを経験した12名の中から希望者を募り、6名を選抜しました。写真上の後列左から堀川紗瑛、島﨑茉子、田中莉乃、前列左から尾花麻帆、上野真由、猪又彩加です。このうち、猪又、堀川の2名は、昨年11月末に立正大学で行われた「アクティブ・ラーニングシンポジウム」でTAの成果を発表したメンバーです。

 この6名は2月20日に、教員とともに丸1日かけて「コーチング研修」を受けました。シニアTAの役割は、TAを指導・助言することでTAによる講義の質を維持・向上し、受講する1年次学生の成長を最大化することです。今年度にTAを経験したからと言って、決してTAの頭越しに1年を指導するなんてことはしてはいけません。

 コーチング研修はローレルゲート株式会社の守屋麻樹代表取締役によるもので、企業で言えば部長クラスへの研修と同等のものでした。「リーダーである部下」の可能性を引き出し、チーム全体のパフォーマンスを向上させるかが重要なポイントの一つでして、まさにシニアTAが必要とするスキル、態度、考え方を提供してくださいました。シニアTAの皆さん、頼りにしています。是非、高度な講義を提供できるよう、担当教員とともに頑張ってください!

 以下に、シニアTAたちの意気込みを掲載します。(順不同)

2月20日に行われたコーチング研修の様子。

 猪又彩加:中高生時代の経験から人の動かし方に興味をもち、大学の授業でリーダーシップやマネジメントを学び自己流ではないマネジメント力をつけたいと思うようになりました。自分のマネジメント力を高めるためにもコーチングスキルの1つである「相手の強みや価値観を理解すること」を意識的に心がけます。そして昨年よりもレベルアップしたTAを育てます!

 島崎茉子:新しい挑戦であるシニアTAは、不安でもあり楽しみでもありますが、学生の皆さんと一緒に成長できるよう頑張ります。また、1年生からもTAからも沢山頼ってもらえるよう、シニアTAとして全力でサポートします!

 田中莉乃:今回のコーチング研修では相手に答えを教えるのではなく、考えてもらえるようなコーチングスキルを身につけてたいと思い臨みました。そこで相手に考えてもらうには質問力が大切だと学びました。自らがオープンクエスチョンで相手の考えの本質を引き出す必要があるということです。シニアTAでは、TAの悩みを引き出してよりレベルの高い授業ができるように尽力したいです。

 尾花麻帆:今回の研修でシニアTAとしてTAたちをどのように支えていくべきかが、何となくではありますが見えてきました。会社でいう中間管理職のような仕事をするのは初めてですが、後輩たち、そして自己の成長のためにしっかりと頑張っていきたいと思います。

 上野真由:私たちは1年生の時にタクナルの授業を受けずにTAになりました。何が正解か分からぬままTAとして、生徒の集中力を持続させるためにはどうしたらいいか、どう工夫したら一番伝えたいことが伝わるだろうかと、試行錯誤しながら授業を作っていきました。今年のTAの皆さんは、すでに1年生の時にタクナルの授業を受けているので私たちよりイメージしやすいかもしれませんね。それに加えてシニアTAである私たちがついているので!昨年半年間、私たちが悩み実行し反省し挑戦して学んだことを伝え、来年度のTAの皆さんには私たちを踏み台にしてもっと高いレベルで試行錯誤し、みなさんなりのより良い授業を作ってもらいたいと思います。
 昨年の私たちのように、終わった後に「本当にTAになってよかった!」と全員が思えるような、また新一年生が「私もTAをやってみたい!」と思ってもらえるような授業になるよう全力でサポートしたいと思います。半年間頑張りましょう!

 堀川紗瑛:今回のコーチング研修では、自分の教え方の特徴を見直す事が出来ました。1年前に私たちがTAだった時に抱えた悩みを、来年度の新しいTAも同じよう持つと思います。その時にただ正解を教えるのではなく、自分たちなりの正解を考え出す力を身につけてもらい、昨年よりもレベルアップしていけるようなサポートが出来るようになりたいです。1年生によりよい学びの場を作れるよう、新TAと共に引き続き頑張ります。

「先生、もう一回やりたい!」 =日本は排出量取引制度を導入するべきか?=パネルディスカッション [2020年02月17日(月)]

 ビジネスデザイン学科教員の小西雅子です。
 「開発援助と経済Ⅱ」の授業では、地球温暖化をはじめとした環境問題を、世界経済との関係で読み解いています。昨年12月の授業で、環境省側と産業界側に分かれて、「カーボンプライシングを日本に導入するべきか」の交渉をするパネルディスカッションを実施しました。終了後に学生が口々に言ったのが、「先生、もう一回やりたい!」です!

パネルディスカッションに臨む

 カーボンプライシングとは、炭素の価格付けのことで、要は二酸化炭素を多く排出する製品に炭素税などをかけて少し高くして、人々を誘導しよう、という仕組みです。その仕組みの一つである排出量取引制度は、実はまだ日本には導入されていません。産業界の反対が強いからです。温暖化対策を進めるために環境省はなんとか入れたいと思っています。
 学生たちは、導入派(環境省)側と反対派(産業界側)に分かれて、グループごとに事前に入念に資料を調べて準備、交渉に臨んだのですが、見事な論理展開!

堂々と主張!

 導入派が「温暖化の影響が台風などで見られるように深刻化、少なくとも2050年80%削減するためには、効果的な手法が必要」と堂々とスピーチして始まったセッション。反対派は「負担がかかると、国外に工場を移して、日本の経済成長がそがれる、雇用が失われる」と主張。
導入派は「これは、経済成長を阻害するものではなく、低炭素製品を作る企業を奨励する仕組み」との意見に対しては、反対派は「技術力こそが温暖化に対する解決策」と返す!
 それに対して、「技術力を高めることを奨励するためにこそ必要」と!

論理的に反対意見を述べる

 まさに現実を反映しているような議論を展開する学生たちです(笑)。ちなみに上記の意見は私が教えたものではなく、学生たちが資料リサーチして自ら考えたものです。
 これらを英語で展開しているこの学生達って、本当に「すごい!!」と思ってしまいます。堂々と交渉しているのですもの。
 最後には、炭素税の税収で企業の技術開発を応援する、なんていうような結論に達しそうなところで終わりました。
 終わった後に、学生たちから、「ぜひもう一回やりたい!!!」という熱い希望が出てきたのです。最初は私は時間的に無理、と言ったのですが、なんとか、という熱意にほだされて、カリキュラムを変えて、最後に今度はやることにしました。そうしたら、学生たち全員から拍手!その最後の交渉は日本語でも議論、さらに交渉が白熱していました。

二人の議長が議論を仕切る!

 こんなに勉強したがっている学生達って貴重ですよね!目頭が熱くなった小西でした!
 君たち、本当に頼もしい!未来を頼んだよ!!!

今年もMOS検定試験講座が始まりました [2020年02月13日(木)]

 皆さん、こんにちは。
 自称PR担当教員の前田です。
 今年も恒例のMOS検定(マイクロソフトオフィススペシャリスト)対策講座が始まりました。2月13日開始のⅠ期は4日間の講座の後、18日に検定試験です。20日開始のⅡ期は同様に25日に検定試験です。Ⅰ期、Ⅱ期合わせて約60人がチャレンジします。
 本学非常勤講師の後藤涼子先生の定評ある講義のおかげで、毎年、ほぼ全員がWordとExcel両方の資格を取得しています。講座を受けた学内のPC教室で、そのまま受験できるのも大きなアドバンテージです。今年こそ、全員合格を目指して、皆さん頑張ってください!

【ビジネス開発研究C】地域通貨で社会を助ける(地域通貨アイデアコンペ) [2019年12月13日(金)]

木曜日2限のビジネス開発研究Cの授業で、自分たちで地域通貨を考え、どのように浸透させていくかを考えるというグループワークを行いました。私たちのグループは、アフリカのケニアを中心に、ビジネスマサイという地域通貨を発行する案を考えました。幸いにして先生方・学生相互の投票により最優秀賞に選ばれました(写真はその時のものです)

最優秀賞を受賞した学生グループ(写真左:飛田 史和教授 右:段谷 憲 外部講師)

私たちの地域通貨の単価は各地の送金レートで決まります。発行者は、ソーシャルメディアラボです。ソーシャルメディアラボとは、M-PESAを作成した会社です。M-PESAはケニアのモバイル送金サービスで、すでにかなり浸透しています。ケニアのGDPの4割を超える金額は、M-PESAを利用しているものです。私たちが今回考えた地域通貨は、このM-PESAに付随することにより、浸透していくと考えられます。

この地域通貨の目的は、医療問題の改善と、売買を活性化しお金を流動させることです。私たちは、ケニアの医療問題がいくつかある中、医療資材の不足、低受診率から受診後の死亡率が高いことの2つに注目しました。そしてこれらを解決するために、この地域通貨を使い、医療費の控除とワクチンの提供をすることを考えました。

この地域通貨の使用方法は、ケニアの人で海外に出稼ぎに行っている人の家族がM-PESAを利用し、給料を下ろす際に引き出した金額の10%分を地域通貨として受け取ることが出来ます。その地域通貨を使用することによって、医療費の控除またはワクチンの提供を受けることが可能です。医療費控除やワクチンの配布は、寄付をするという手もありますが、地域通貨を発行することによって、ケニアの人たちがケニア内でお金を使うきっかけになり、経済の活性化につながることが考えられます。また、このシステムを利用すれば医療費控除を受けられるといった利点があることにより、さらに経済を活性化する地域通貨になるのではないかと考えました。

社会に役に立つアイデアをグループで考える貴重な機会を得て大変楽しい時間を過ごしました。

会計ファイナンス学科永沼遥、安室美咲
ビジネスデザイン学科川辺百夏、熊谷晴日

TAが基礎ゼミの成果をシンポで発表 [2019年12月12日(木)]

 皆さん、こんにちは。
 自称PR担当教員の前田です。

来場者の質問に答えるTAたち。左から林、堀川、猪又。

 さて、本日は11月30日に立正大学で開催された「アクティブ・ラーニングシンポジウム」に、1年の基礎ゼミでティーチングアシスタント(TA)として活躍した3年3名が、教員に交じってポスター発表等を行ったことのご報告です。少し遅れてすみません。

 発表したのは、猪又彩加、堀川紗瑛、林茉奈の3名です。もう一人、小原詩歩が発表資料作成に加わりました。発表内容は『TAによる初年次教育の実践~経験学習による学び合い~』です。TAたちが、当学科の前期の初年次教育科目で講義を実施した成果を分析したものです。1年は課題解決力、3年のTAは構想力が特に伸びたことを、詳細に明らかにしました。

 シンポジウム会場で「1分間プレゼン」を行った後、ポスター発表会場では、次々と訪れる来場者の質問に答えました。学部生で、ここまでの経験ができるのは稀なことだと思います。3名の感想は以下です。

猪又彩加:「学生が授業運営をする昭和女子大学のTAは珍しい試みだと知っていたが、私たちのブースには多くの先生方が話を聞きに来てくださり注目が高いプログラムなのだと改めて思いました。他大学の先生がTAの立候補者が集まるか不安視していたが、多くのTA立候補者が集まったことも対人基礎力の高いビジネスデザイン学科の強みだと感じた。TAを経験したことにより他発表者に対する質問や疑問点が生まれたことも自身の成長だと感じました」。

林茉奈:「この半年間思い入れを持って取り組んできたことが伝わるプレゼン、ポスター発表にできたと思います。私たちのTAとしての取り組みに沢山の先生方が興味を示してくださったことがなにより嬉しかったです」

堀川紗瑛:「教育専門家や他大学の教授の方々が参加するシンポジウムに、学生が参加するため最初は不安も大きかったが、最後までやり遂げることで大きな達成感を味わえた。また、沢山の方が私達の取り組みに関心を持ってくださり、よりTAのやりがいを感じることができた」

ビジネスデザイン学科でプログラミングの講義開始 [2019年10月21日(月)]

 皆さん、こんにちは。自称PR担当教員の前田です。
 当学科では、昨年度にスタートした新カリキュラムで「ICTイノベーション集中領域」を設けました。この集中領域の目玉講義の一つが「プログラミング」で、今年度後期より2年次学生を対象に始まりました。

 担当教員は米川孝宏氏(工学博士、写真左)です。米川先生は、東京工業大電気・電子工学科を卒業し、同大大学院社会理工学研究科で人間行動システムを専攻なさいました。現在は、自身で立ち上げたベンチャー企業BRAIN SIGNAL社の代表取締役社長として、人工知能・機械学習のコンサルティング、データ解析、プログラム開発業務等を行っていらっしゃいます。

 米川先生の講義の狙いは「プログラミングの基礎をPCを使いながら習得し、私たちが日常触れているスマートフォン等で動作する簡単なアプリ製作を通して理解を深める。また、インターネット上のサービスと連携したソーシャルアプリケーションについて触れ、そのインパクトを体験する。本講を通して、社会のさまざまなニーズや課題をプログラミングによって解決支援できることを学び、企業や社会のICTプロジェクトに関わることのできる思考力を養う」ことです。

 ICTイノベーション集中領域では、ICT技術を利活用できる人材、文理融合人材の育成を目標にしており、この講義は、まさにその狙いを体現した講義です。米川先生によれば、当学科の履修学生は「進化の速いプログラミング環境の変化に柔軟に対応できる能力を養うことに重点を置いたプログラミング演習では、興味をもって楽しく取り組んでいる姿が印象的でした」とのことです。

今年もハイレベルな英語によるビジネス講義開始です [2019年10月20日(日)]

 皆さん、こんにちは。自称PR担当教員の前田です。
 さて、今年も現代ビジネス研究所研究員の太田行信氏による、「ハイレベルな英語によるビジネス講義(Business in English)」が始まりました。昨年一昨年に続き、3年目となります。

 対象の学生は、TOEIC750点前後の実力があり、大量の課題を読みこなして英語によるディスカッションに参加する意欲がある者です。今年は、英語コミュニケーション学科3年 真船未来さん、国際学科3年 松本梨奈さん、ビジネスデザイン学科2年 小林千夏さん、同 丸山紗英さんの計4名が参加しました。

 初回(10月18日)の講義では、米GEの前CEOのフラナリー氏がなぜ解任されたのか、ニューヨーク市の財務管理官が、なぜ大企業に対して取締役の候補者にマイノリティーを加えるよう要請するのか・できるのか、がテーマでした。

 今後、隔週で以下にような講義が続きます。今年は、アップルを題材にしています。金曜の夜に、単位も付与されない寺子屋のような講義ですが、本当にやる気と向上心がある学生にとっては、またとない成長の機会となるはずです。

 第1回 Organization of a company
 会社の組織を、その機関と構成員(株主、株主総会、取締役会、経営陣)の役割から理解する

 第2回 Corporate governance and stakeholders 
 企業は利益をあげるための組織であるが、誰のために行動することを期待されているか、またどのように監視monitor・監督superviseされているか、を考える

 第3回 Accounting and financial statements
 企業の活動は会計accountingによって経営管理され、その成績が評価される。財務諸表financial statementsについて理解し、その作成の原則とどのような人々が関わっているかを理解する

 第4回 Analyzing a company
 アップルの財務諸表に基づいて、同社のビジネスとその状況を分析する

 第5回 Ethics in business 
 発展途上国での労働問題や環境保護等について厳しい批判を受けているなか、企業がどう対応するかを考える

 第6回 Corporate leadership and executive pay
 CEOなどの会社のリーダーはどのように選ばれるのかを学び、近年高騰する経営者報酬問題について考える

 第7回 IT business: innovation and presentation skills
 創立者で前CEOスティーブ・ジョブズのiPhone発表時のプレゼンテーションを視聴して、そのプレゼンテーションスキルを分析するとともに、ITビジネスにおけるイノベーションについて考える

TAからの手紙~1年基礎ゼミを担当して~:⑫完 猪又彩加(1A担当) [2019年09月25日(水)]

 皆さん、こんにちは。自称PR担当教員の前田です。
 「TAからの手紙」、十二人目(最後)は1Aを担当した猪又彩加さんです。

★TAを志望した理由
 TAは他大にはない珍しい制度で普段なかなかできない経験だったため、絶対にやってみたいと思っていました。私は人前に立つことには慣れていても、いざ立ってみると緊張したり、伝えたいことが簡潔に話せなかったりします。人前に出るときはいつも落ち着いて見えるようですが、実際には緊張していて、結局、毎回勢いで乗り切っていました。TAの経験を通して、尊敬する先輩や先生のようにいつも堂々と落ち着いて振る舞えるようになりたいなと思い、TAに立候補しました。

★TAをやってみて
 初めて授業をした時は自分が思っていた以上に緊張しました。サブでついている時も上手く巡回することができなくて、何をしたらいいのか分からなかったです。初めてレビューを話している時、自分の話に耳を傾けてくれている1年生の真剣な眼差しには緊張しましたが、とても嬉しかったです。学生が毎回書く基礎ゼミノートに、私が伝えたことをメモしてくれていた学生がいると知った時も嬉しかったです。そしてなにより責任感とやりがいを感じました。

 私たちTAはこの講義を学生として経験していなかったため、限られた時間の中で授業を運営することに焦る中、1年生が楽しく学習できているのか不安でした。最初は、グループワーク討議が上手く進むように、話す順番を誕生月順や、早起きした順などきっかけを与えたり、指名をして発表してもらいました。

 Aクラスは真面目で落ち着いた学生が多かったため、本当に最初はお互いに緊張した雰囲気だったのですが、TA4人でいい雰囲気で授業が進むように考えていたため、徐々に積極的に発言してくれる学生は増えてきたときはとても嬉しかったです。最初はマニュアルに細かくたくさん書いてあったメモも、自然と減っていきました。緊張しないように準備をするというよりは、何を伝えようか、どんな話をすれば身近に感じてくれるかを考えるようになりました。今までお世話になった先生方の大変さも少し分かった気がします。

★TAを目指す学生へ
 TAは普段なかなかできないので、学生時代に何か挑戦したいと思う学生にピッタリな経験だと思います。私はなんでもやってみようと思う志向なのですが、つい自信がないからと目を背けてしまう学生にとっても、自己成長につながるきっかけになると思います。TAは難しいことを教えるのではありません。だた、だからといって誰でもできるというわけではないです。ワークやレビューは決まっていても、どうすれば学生に伝わりやすいのか、どうしたら学ぶきっかけになってくれるのかを考えるのは自分自身です。今まで学生時代、アルバイト、サークル、授業でのグループワーク、その他の多くの経験が学生に学びを伝えるためのきっかけになると思います。

 これからTAになりたいと思う学生は、これからもぜひたくさんの人と関わる経験をしてTAに活かしてほしいです。また自分対学生だけではなく、同じクラスを受け持つTAたちとの関係性も学びの機会になります。4人で力を合わせていいクラスの雰囲気づくりを心がけてみてください。

★1年生へのメッセージ
 大学生にもなってこんなことわざわざ教材を使って学ぶことなのか、と思った学生もいたかもしれません。しかし私は1年生の時に自分が学生側になって学んでみたかったなと思いました。大学に入って様々なバックグランドや自分とは違う考えを持つ学生がいるなと思いました。きっと皆さんもグループワークや普段の私生活でも感じているはずです。もし授業として少しでもジェネリックスキルについて考えるきっかけがあったなら、今までの授業でのグループワークがもっと円滑に進んだのかな、と思ってしまいました。私もあの時こんな対応ができていればよかったのかなと教えながら思っていました。

 Aクラス担当の私たち4人のTAは、今まで学んできた環境も経験はもちろん異なります。毎回それぞれのレビューがあったかもしれません。サークル、ゼミ、アルバイト、今までの中高生のクラスとはまた違う組織の中で悩むことがあると思いますが、私たちが伝えたことはきっと役に立つはずです。グループワークにおいては、目に見える積極性が良いというわけでは決してありません。時には冷静に判断し、一回立ち止まって考え直すことも必要です。常に円滑に進むことが良いというわけではなく、お互いの個性が活かされたアイディアの方がずっと磨きがかかったものができると私は思っています。

 自分の持っている積極性、柔和な雰囲気、まとめ上手、話し上手、反対意見を主張できる勇気、イラスト上手、など何か授業で気づいた個性があればこれからの学生生活に活かしてください。そして何度もお伝えしたかもしれませんが、自分には不得意だから、時間がないからとすべて他人任せにするのではなく、少しでもできることはないかと仲間のために考えることを忘れないでほしいです。

     ◆     ◆     ◆     ◆     ◆     ◆
 これで、「TAからの手紙~1年基礎ゼミを担当して~」の連載は終了です。
 在学中の2年生、1年生の皆さん。先輩の活躍に続いてくれることを願います。
 受験生の皆さん。当学科には、こういう貴重な機会があることを知って頂けたのであれば、幸いです。

TAからの手紙~1年基礎ゼミを担当して~:⑪堀川紗瑛(1C担当) [2019年09月11日(水)]

 皆さん、こんにちは。自称PR担当教員の前田です。
 「TAからの手紙」、十一人目は1Cを担当した堀川紗瑛さんです。

★TAを志望した理由
 私は今までの大学生活の中で、『何をやってきたのか?何を頑張ってきたのか?』と、ふと自問した時がありました。その時、自信を持って『これを頑張った!』というものが無いことに気がつきました。サークルもやっておらず、バイトもそこそこ、なんとなく大学に行かなきゃ。何かに真剣に取り組むこともなく、ただ毎日を過ごしているときにこのTAのお話を聞きました。

 大学生のうちに何か夢中で頑張れる事がしたい!と思い、応募用紙に名前を書き、エントリーシートを提出する際、改めて志望動機を考えました。私の夢は起業して女社長になることです。90分の授業を運営し、ファシリテートする力は私の目標に繋がる力になるのではないかと思い、志望しました。

★TAをやってみて
 この半年間のTA活動は大学生活で1番頑張った活動だと、私は胸を張って言えます。どのような授業をすれば、1年生が楽しく課題に取り組み、学びの多い授業にできるのかと考えることが、大変な作業としてではなく、1つの楽しみになっていました。やり方の説明や授業の目的、この課題をやる意味などを1年生が理解してくれるためには、どうしたらいいかなと、自分で話す内容をあらかじめ考えてきたり、みんなに相談したりなど工夫をして、授業を重ねるごとに伝え方や説明の仕方も少しずつ上達できたのではないかなと思います。

 タクナルの課題は答えがないからこそ、この回答で正しいのかと聞かれた時は返答に苦労することもありましたが、私自身も一緒にその答えを考えるのが楽しかったりもしました。また、1年生達が楽しそうに課題に取り組んでる姿を見られたのはとても嬉しかったです。最初は高校生らしさがまだ残っていて、感想や意見も『難しかった』『すごいなぁと思った』など一言だったり、短い発言だったのが、最後のタクナルの感想をシェアするときは一人一人が堂々と自分の意見や感想、改善点まで発言できるようになり、私だけでなく1年生の成長も感じられました。

★TAを目指す学生へ
 大学生活で何か頑張れること、真剣に夢中に取り組めることをやってみたいと思う方には、是非TAに立候補してほしいです。リーダーシップやコミュニケーション力など、自信が無くても大丈夫。やっていくうちに自然と身についてきます。TAは大変そうと思われがちなのですが、大変と捉えるか、楽しいものと捉えらるのかはあなたの取り組み次第です。最初は私がTAをやるなんて想像もしていなかったけれど、振り返ってみると、とても楽しく貴重な経験が出来たと思っています。迷っていても、勇気を持って一歩飛び込んでみることも大切です。踏み込んだらなんとかなります。TAをやってみた後、きっと自分の成長に驚くと思います。私ももう一度やりたいです。一緒にやりましょう。笑

★1年生へのメッセージ
 1Cの皆さん、半年間有難うございました!至らない点も多くあったと思いますが、私たちについて来てくれて感謝しています。1Cは元気も良くて、話もしっかり聞いてくれたのでとても授業がやりやすかったです。発言や質問も積極的で、課題も真剣に取り組んでくれて…。楽しく授業が出来たのも1Cの皆さんのおかげです!大学生活はあっという間に過ぎていきます。有意義な大学生活を送って下さい。大学内で会った時など、気軽にまた話しかけてくれると嬉しいです。