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グローバルビジネス学部 ビジネスデザイン学科

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グローバル人材とは何か? [2015年08月25日(火)]

 グローバルビジネス学部とは何を学ぶところでしょうか。ビジネスは、国内だけでなく、国境を越えた取引も含みます。日本には、エネルギーの基本となる石油をはじめ、多くの原材料が存在していません。そうした日本が必要とするものを輸入し、相手国が求めるものを輸出するビジネスは、今後、いっそう拡大して行きます。いま、TPP(環太平洋経済連携協定)の締結が話題になっていますが、これも自由な貿易や投資を通じて、日本経済を発展させていくためのひとつの枠組みです。

 それにもかかわらず、日本では自由な貿易や資本の取引に反対する論理が盛んにみられます。例えば、TPPで日本の工業は得をするかもしれないが、競争力の弱い農業は壊滅するといったものです。しかし、日本のような温暖な気候、十分な水資源と農地があり、勤勉な農民のいる国の農業が、なぜ自由な競争をすれば外国に負けるのでしょうか。こうした基本的な疑問をもつことも、グローバルビジネスを理解するための基本です(「反グローバリズムの克服」新潮社2014年)。

 グローバルビジネスに欠かせないものは英語です。英語は英国や米国の国語であるだけでなく、アジアの共通言語でもあります。母国語以外の言語を学ぶことは、それだけ世界が広がることを意味します。自分は英語ができないと勝手に決めつけている人が少なくないですが、米国では子どもでも話している英語を大人がまったくできない筈はありません。英語に訳することが難しいと考えるのは、元の日本語が曖昧な場合が多いのです。論理的な日本語なら、タテをヨコにするだけで英語になります。英語を使うことは、同時に日本語の質を高めることにもなります。

 外国人と話すと、日本での常識が通用しない場合があります。仕方がないのでいろいろ説明しようとすると、自分自身が自国の歴史や経済の知識を良く理解していないことに気づきます。他人の言うことを鵜呑みにするのではなく、自分で考える習慣は、「空気を読まない」外国人との交流で自然に高まります。受験英語ではなく、コミュニケーションの手段としての英語を楽しむことが、グローバルビジネスの基本です。英語と経済学の知識を身につけることは、グローバル人材への第一歩となります。