よい仕事おこしフェア<学生レポート(福島1)> [2015年09月14日(月)]

心理学科3年の橋本悠里です。
私は福島県の銀嶺食品さんを担当させていただきました。

銀嶺食品は、昭和28年に「銀嶺ベーカリー」として創業され、60年以上の歴史を持っています。現在では製パン事業だけでなく、製菓事業も行っています。製菓事業では、2014年に「柚子の故里(ゆずのさと)」でモンド・セレクション金賞を受賞しています。今回のフェアで試食を切って販売していましたが、お客様も美味しいと大好評でした。国産の柚子と国産の小麦粉など、材料にこだわっており、また生地に柚子を練り込むだけでなく、さらにケーキに乗せた上に柚子酒につけこんだ惜しみなく柚子を使った商品です。私も試食させていただきましたが、しっとりとした生地がとても印象的で、食べた途端にこれでもかというほど柚子の香りが強く感じられました。
そして何より今回のフェアでお客様の注目を浴びていたのが、献上パンでした。昭和天皇が福島にいらした際に、朝食に食パンを食べたいと希望されて、実際に先代が天皇に献上したレシピを再現したものだそうです。水と砂糖を一切使わず、牛乳と蜂蜜を使い、当時の材料にこだわり、手捏ねで丁寧に作られた食パンです。生地はしっとりとして、厚切りにして焼くと、外はカリカリしているのに中はとてもしっとりもちもちしていて、普段食べているパンとの違いがより実感できました。
 
他にも紅マドンナを使ったオレンジのマドレーヌやベルギー産の高級チョコレートを使った濃厚なチョコレートケーキといった材料にとことんこだわった商品が並び、銀嶺食品のブース前はたくさんの人で賑わっていました。早い段階で商品も売り切れ、ブースでのお手伝いは忙しくもありましたが、とても充実したものになったと思います。
銀嶺食品の社是は「人びとの幸せを育む 美味しい体験を提供する」であり、経営方針は「笑顔と感謝を育む 人間関係の創造」です。今回のフェアを通して、深くとてもこれらを大切にしていらっしゃるのだと感じました。お客様がたくさんいらして、商品がたくさん売れていたのは、単に商品のおかげではなく、社長さんや社員の方の人柄や商品へのこだわりがお客様に強く伝わっていたからだと思います。お客様への商品説明を何度もお聞きしていましたが、私はその度に商品にかける思いやこだわりを強く何度も感じていました。献上パンを作っていた際のお話なども聞かせていただきましたが、こだわり抜いた苦労があるからこそ、商品への自信や思いに繋がっていて、それが言葉にもこもっているのだと思います。
 
今回のフェアではたくさんの貴重な経験をさせていただきました。東京新聞の号外でも普段はできないような取材と記事の作成という体験をさせていただき、とても大変でしたが、同時にとてもやりがいがあるものでした。取材させていただいたねぎびとカンパニーさんは、働いている方々が自分の仕事に誇りを持っているのを強く感じる企業さんで、自分の将来に前向きに考えるきっかけをいただいたと思います。
 
銀嶺食品 http://ginray.co.jp/