平成30年度新任教員研修報告

日 時: 平成30年3月24日(土) 13:00~15:40
場 所: 大学1号館2階会議室A(2M01)
参加者:新任教員16名、副学長2名、各部長4名、FD推進委員長、FD推進委員2名
 
平成30年度4月着任予定者計16名を対象に、本学の建学の精神および教育の特色・学生支援の制度についての理解を深めることを目的として新任研修が行われた。冒頭司会者からの大学組織の説明に続き、緩利誠 FD 推進委員長より本学 FD 活動(授業改善アンケートおよび報告書、FD講演会等年間のスケジュール、授業公開)についての説明が行われた。また、授業改善アンケート結果の個人的公表は認められていない点、確認がなされた。
 
続いて井原奉明教務部長から教学全体に関わる取り組みについて、4ポリシーの設定、本学独自の教育(文化講座・学寮)、積極的単位認定の説明の後、資料に基づき授業運営上の留意事項の確認・解説が行われた。参加者からは、個人情報の扱い(個人PCを用いてのデータ取得やレポートの保管など)、感染症以外の病欠等の扱い、ツールとしてのスマホ・PCの授業中の使用について、授業時間延長の際の学生への対応について質問が出された。
 
磯野彰彦キャリア支援部長からは、本学のキャリアデザイン・ホリシー、キャリア支援システム(キャリア教育、キャリア支援プログラム、社会人メンター制度)、学科ごと・支援センターの取り組み、インターンシップ、2種類の就職率についての説明があった。
 
藤島喜嗣アドミッション部長からはアドミッション部、アドミッション・ポリシー、入試スケジュール、入試業務、広報業務についての説明と協力の依頼があった。
 
休憩をはさんで後半では、鈴木円学生部長により、前提として本学の学生支援の大枠(学寮研修、CA制度)の説明、学生意識調査の結果の紹介、心構え(「すべては学生のために」)の確認後、便覧を資料として、UP SHOWA 、各種届、キャンパスマナー、ハラスメント、個人情報保護、障がい学生への対処、学生相談室(含 集団守秘)についての説明があった。参加者からは、アスペルガー症候群・発達障害等の大学の方針、および学生対応について質問があった。
 
増澤史子副学長から、ボストン昭和の紹介の後、【送り出し】として、長期留学・サマーセッション・協定大学について、【受け入れ】としてSSIPについて説明があった。文科省グローバル人材育成事業(S評価)、テンプル大学ジャパンの誘致、学生による国際交流活動にも触れた。
 
最後に吉田昌志副学長から本学の研究支援について、学内の教員研究費、各自の応募による研究助成金、科学研究費などの学外研究費について、さらに研究倫理教育や関連委員会などの研究支援体制について、研究費執行ルールについての説明があった。さらに、新任教員に対して新入生のガイダンスに出席するよう、奨励がなされた。
 
会終了後、学内見学を希望した参加者に、1号館(総合教育センター・教学支援センター・ソフィア)、本部館、図書館、創立者記念講堂、グリーンホール、西門を簡単に案内した。参加者から、共同研究室の場所、特任の研究費について質問があった。
 
事後のアンケートからは、「昭和女子大学の教育の特色や制度について、その概要を知ることができた。細かい点については、詳細なマニュアルを必要な時に参照すればよいということがわかり、安心している」といった回答が多くみられた。他、「授業改善アンケートの自由記述の事例」「科研費、助成金の使用」「図書館の文献利用」などについても説明がほしかったとの意見が寄せられた。