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2020年度新任教員研修報告 [2020年04月29日(水)]

日時:2020年3月28日(土)YouTube配信
対象:2020年度新規入校者
内容:
2020年度4月着任予定者を対象に、本学の建学の精神および教育の特色・学生支援の制度についての理解を深めることを目的として新任研修を行った。冒頭、緩利誠FD推進委員長より今回は新型コロナウイルス感染予防の見地から、ビデオ視聴の形で行う旨、断りがあった。
【前半】
1.「本学のFD活動について」
緩利誠 FD 推進委員長より本学 FD 活動(FDの目的、授業改善アンケートおよび報告書、FD講演会等年間のスケジュール、学科内FD)についての説明が行われた。2020年度「ICTの利活用」をテーマとして企画されているFD講演会(6月17日)、FDサロン(10月7日)について、新任者は参加対象である点、確認がなされた。

2.「教学全体にかかわる取り組みについて」
井原奉明教務部長から、方針(教育目標と3ポリシー、3つの特別重点目標)、心構え(授業に関わる全般の説明、教職員WEBの紹介)、授業運営上の留意事項(カリキュラムツリー確認、受講学生数の調整、出欠確認、休講と補講対応、成績評価について、UP SHOWAの紹介)、個人情報の取扱いについての説明がなされた。

3.「学生の進路・キャリア支援体制について」
磯野彰彦キャリア支援部長から、本学独自のキャリアデザイン・ポリシー、キャリア支援システム(キャリア教育、社会人メンター制度)、就職支援・就職の実際(2種類の就職率、就職先・ミスマッチの検証、学科の強みを活かした就職、卒業生の努力)についての説明があった。

4.「本学の入試・学生募集等について」
藤島喜嗣アドミッション部長から、アドミッション部について、アドミッション・ポリシーについて、入試業務(入試の種類とスケジュール、受験者数の推移、新任教員への依頼事項:入試問題作成と採点・監督・判定原案の作成)について、広報業務(オープンキャンパス、授業見学会・出張講義、大学案内・学科HP)についての説明があった。

【後半】
5.「学生支援・クラス運営について」
鈴木円学生部長より、本学の学生支援としてCA制度、学生相談室、障がい学生支援室があり、学科も含めてチームで支援を行っている旨、説明がなされた。さらに学寮研修についての説明があった。学生との距離の取り方について、教員はあくまで学生の自主性伸長のサポートを担うとの心構えの確認後、キャンパスハラスメントについての注意がなされた。

6.「国際交流・留学について」
志摩園子副学長(グローバル推進担当)から、グローバル教育について(スーパー・グローバルキャンパス、短期の多様な留学プログラム、長期認定留学制度、SSIP、昭和ボストンの様々なプログラム、テンプル大学ジャパンとの連係)、それらを支える国際交流センターと教員組織によるサポート体制について説明がなされた。

7.「本学の研究支援について」
吉田昌志副学長(研究担当)からまず、事務関係については研究支援課、学科によってはメンター教員、および教務部委員・学科長が相談窓口になることが示された。その上で研究支援について学内の研究費(教員研究費・研究旅費)、研究助成金(3つの助成金と科研費奨励金、海外学会発表支援助成金)について説明がなされた。ほか科研費等の紹介と、研究費受給その他の事務手続きの案内があった。さらに研究倫理教育について説明があった。
以上

2019年度FD講演会② [2020年03月01日(日)]

開催日:2020年1月22日(水)16:30~17:30
場所 :グリーンホール
テーマ:「外国人留学生の学習に関する理解を深めるために」
講師 :
・山崎 真伸氏   国際交流センター(CIE)次長
・西川 寿美氏   日本語日本文学科教授、文学研究科言語教育・コミュニケーション専攻主任、チーフ留学生コーディネーター
・大場美和子氏  日本語日本文学科准教授
・植松 容子氏  日本語日本文学科専任講師
司会: 笛木 美佳氏 日本語日本文学科准教授
参加者数:172名

 

本講演会は、グローバル化に向けた取り組みとして、外国人留学生の学習に関する理解を深め、現状を知ることを目的として開催した。概要は次の通りである。

 

Ⅰ.留学に関する国際的な潮流(CIE:山崎氏)

日本政府の方針「留学生30万人計画」は2017年に達成している。世界的にも留学生は増加している。留学生の留学形態としては、2つの形式がある。A:伝統的な留学:海外の大学・大学院での学位取得が目的、通常2-5年の長期留学(Degree Seeking(正規留学生))、B:海外の大学・大学院での単位修得が目的、通常1年未満の短期留学(Non Degree Seeking(非正規留学生))である。世界と日本に共通してB形式の留学が多くなってきている。正規留学生は高度外国人材として期待されている一方、就労を目的とする留学生には大学として注意が必要である。

 

II.本学における留学生の現状(西川氏)

本年度の留学生の現状について、日本語能力試験(JLPT)分布や留学形態(正規、短期)、過去5年間の留学者の推移、本学の留学生に対するサポート体制についての紹介があった。本学でも留学生が増加している。特に短期留学生が増えている背景には、本学から交換留学する学生が増加していることによる。留学生の科目等履修の留学生が増えているので履修科目調査への協力をお願いしたい。本学では留学生のための学習支援として日本語チューター、会話/言語交換パートナーなど、様々なサポート体制が用意している。

 

III.日本語能力試験と専門日本語の違いについて(大場氏)

JLPTは原則として日本語を母語としない人を対象に、日本語能力を測定し、認定することが目的であり、大学や大学院の学習を保証するものではない。大規模試験のためマークシート形式で行われる。大学ではN1のための勉強をするより専門分野の語彙を覚える方が大切であると考えられる。専門分野毎に用語解説が開設されたサイト(日本語読解学習支援システム)があるので活用を推奨する。受け入れ側としてはどのような留学生を受け入れ、育成していくのかという学科の方針をふまえ、教育の在り方を検討する必要がある。その際、専門的な学習をサポートする専門知識のある教員が入ることが望ましい。

 

IV.留学生の授業履修における実際(植松氏)

N1~3の日本語レベル、留学生の授業での様子について具体的に紹介された。例としてリアクションペーパーは一部の留学生にとっては短時間で提出を促すのは困難な場合もあるため時間をおいて提出させるのが効果的である。また、留学生からは授業中の専門用語が難しいとの声もある。まずもって留学生自身の自助努力が求められるが、ピアサポートをはじめ、独習のためのWebサイトや公開されている授業動画の活用などのサポートも必要となる。特に専門分野の学習支援では留学生に情報を提供し、活用を促した方が良い。

以上の講演後、質疑応答の時間が設けられ、盛況にて終了した。

以上