学科紹介

【志摩ゼミ】ゼミ三期生によるイラン便り [2021年07月26日(月)]

みなさんこんにちは!志摩ゼミ4年の白谷です。

7月1日、イランの首都テヘランに在住の志摩ゼミ3期生 井関未央さんにzoomでお話を伺いました。イランでの生活について、沢山の貴重なお話を聞くことができました。私たちはコロナ禍で対面とオンラインでの参加となりました。

(さらに…)

【シムゼミ】3年生で初めてのお出かけで「直観」を直感しました! [2021年07月20日(火)]

皆さん、こんにちは!シムゼミ3年の平野です。7月7日という七夕の日に、シムゼミ3年生のみんなで駒場東大前駅の近くにある日本民藝館に行ってきました!

日本民藝館は1936年に開館し、今年で85周年になります。創設者の思想家・柳宗悦は、これまで評価されることのなかった民衆の用いる日常品に素朴で健康な美を見出しました。そして、それらを「民藝」と称し、その概念を普及させるために、民藝品の美術館をつくったのです。柳先生により集められた、陶磁器・染織品・木漆工品などの工芸品が収蔵されています。タイムスリップしたかのような二階建ての蔵造り風建築で歩くと、床が少しミシミシと音が鳴りました。思わず小声になってしまう、静かな和の雰囲気を感じる空間です。

 

印象に残ったのは「直観」という言葉です。柳先生は「直観とは文字が示唆する通り『直ちに観る』意味である」「何の色眼鏡を通さずして、ものそのものを直に見届けることである」と述べています(『直観について』1960年)。このような思いがあり、展示品の解説は、黒い小さな板に朱色で展示品の名称やつくった人の名前が書かれているだけでした。解説書きが邪魔をせず、作品自体に引き込まれました。私の「直観」では、濱田庄司の赤絵の作品が目に飛び込んできました。赤色の線が素敵です。柳先生が日常品に美を見出したように、常識に捉われずに物事を見たり判断したりすることは大切でどんなことにもつながってくると感じました。

 

もう少し民藝品達と言葉なき対話をしていたいくらい、あっという間のひとときでした!また、ヒソヒソ会話の中でも、日常に潜む「美」を見つけつつ、ゼミ生同士でくつろげた雰囲気の中で、静かで楽しい時間を過ごすことができました!皆さんもお気に入りの作品を探しに、ぜひ見に行ってみてくださいね!

 

記事:シムゼミ3年・平野

外部講師の講義:「朝鮮半島の社会と言語」 [2021年07月14日(水)]

「ことばと社会(現代)」(フフバートル先生)という授業でアジアを中心に民族、国家、「国語」の問題を近代社会と関連づけて学んでいます。

6月29日は、一般社団法人東北亜未来構想研究所、北陸大学経済経営学部教授の李鋼哲先生の講義をオンラインで受けました。先生からは多言語を学んできた人生とご専門の北東アジアについて北朝鮮のことを中心にお話を聞きました。

李先生のご出身は、中国の吉林省にある延辺朝鮮族自治州で、先生は北京の大学に進学し、在学中に4つの言語を習得し、現在は5つの言語を操ります。国連機関で、英語でスピーチをしたこともある人生経験豊富な先生です。先生は、人生を楽しくするためにことばを学び、ことばを学ぶことで人脈が広がり、様々な経験ができるとおっしゃっていました。私はこの講義で第二外国語だけではなく、更に多くの言語を学び、人生を楽しくしていきたいと思いました。

今回の講義で特に印象に残ったのは北朝鮮のお話です。李先生は北朝鮮に5回ほど訪れた経験があり、町の写真を見せていただきました。

 

こちらは北朝鮮の国際関係図です。

 

日本は北朝鮮と国交を結んでいないため、北朝鮮と国交を結んでいる国がこれほどあるということを知り、驚きました。日本と北朝鮮は40年以上、拉致問題を解決できていません。李先生からは、朝鮮半島にはいつ平和が訪れるのか、日本と朝鮮半島はいつ近い隣国になれるのかという問いかけがありました。今回、現代教養学科の授業で専門家の先生に北朝鮮のお話を聞けたのはたいへん貴重な機会で、同じ対象について異なる視点から学ぶことができました。

李先生の人生のお話をお聞きし、これからの人生にワクワクしました。何事も取り組むのに遅いということはない、ということで様々なチャレンジをしようと思いました。

李鋼哲先生、たいへん貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

 

(資料、データは李鋼哲先生の講義資料によるものです。)

 

記事:フフバートルゼミ 3年 小野真里会

 

【鶴田ゼミ】2021年三宿フィールドワーク開始!  [2021年07月09日(金)]

こんにちは。鶴田ゼミ3年の梶原、小暮、竹井、浜田です。

梅雨空の中、蒸し暑い日々が続いておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。

今年度のゼミ活動では、世田谷パン祭りやSAFE MISHUKU PROJECTなど大学周辺地域の課題と向き合い、課題解決のための提案を地域の方々と考えています。

三宿エリアは大学の近くでありながら三軒茶屋とは反対方面であるため、行ったことのないメンバーもいました。そこで現状を確認するため、6月30日に三宿まちあるきを実施!

ようやく緊急事態宣言が明け、念願のフィールドワークです。(この記事を書いている中、4度目の緊急事態宣言のニュースが…。今回、なんとか実施できてホッとしています。)

 

密にならないよう4チームに分かれ、テーマに沿って計画したルートをもとに調査を行いました。共通の調査地は世田谷公園、三宿四二〇商店会。この他、チームのテーマに沿って、IID世田谷ものづくり学校、こどものひろば公園、下馬図書館、周辺の道路空間を調査してまわりました。

調査データをもとに秋に向けてイベントの企画案を練り始めています。まずは、三宿あるきの感想を掲載します!

 

【チーム1】

今まで地図上でしか確認したことのなかった学校周辺を実際に歩いてみて、様々な世代の方たちが生活している様子を確認できました!

また、三宿四二〇商店会にはオシャレで美味しそうなカフェがたくさんありましたので、今後、利用しながら三宿に詳しくなりたいと思います。

 

【チーム2】

普段なかなか学校の周りを散策することがないので楽しくリサーチしました!まちの様子を実際に見ることができて、新たな発見が多くありました。

1番の発見は三宿四二〇商店会にあるアップルパイ専門店のアイス!皆さんもぜひ味わってみてください。

【チーム3】

一眼レフも初めて使い、公園や路地、普段歩かない様々な場所を記録(美味しいチョコレート屋さんにも行けました)!!メンバーともさらに仲良くなり、充実した三宿あるきになりました☺️✌

 

【チーム4】

実際に歩きながら地図上に記録をとりました。ゼミの先輩が関わったプロジェクトの現場も確認し、公園ではイベント会場になる場所の状況も記録しました。

今回の調査を踏まえ、計画している秋のイベントに活かしていきます。

また、イベントをはじめ、ゼミ活動についても発信していきますので、よろしくお願いします!

 

[記事:鶴田ゼミ3年梶原、小暮、竹井、浜田 ]

必修科目【社会をみる目】で「私」を見つめ直しました。 [2021年07月06日(火)]

現代教養学科では、1年生全員が履修する「社会をみる目」という必修科目があります。講義では、今まで学校やそれぞれの生活環境のなかで形成され無意識に作り上げられたあらゆる「固定概念」や「常識」について、日本と世界の違いや男女の比較を中心に多角的に社会学という視座から多岐にわたる内容が議論されます。「教育」「婚活」「権力」「犯罪」「宗教」「グローバル化」など、毎回興味深いテーマで授業が展開されます。

 

授業の冒頭では、生徒たちがテーマごとにある問いに対して自分の意見を発表し、クラスメイトの意見を聞いた後には、今度は情熱的でユーモアのあるシム チュン・キャット先生のわかりやすい講義がスタートします。授業を受けるたびに、今まで自分の中にあった「固定概念」が本当に正しいのか、また日常で起きることやニュースの話題について一面的ではなく多面的に考えることが出来るようになります。

 

そして、先日は「私をみる目」という自分自身について知ることをテーマに、外部講師としてローレルゲート株式会社代表取締役・日本アクションラーニング協会認定コーチの守屋麻樹先生が「自分らしさ」について講義をしてくださいました。

 

お話の中で「セルフリーダーシップ(=自分らしく生きる)」を発揮していくには、自分自身の「ビジョン(やりたいこと)」「強み(得意なこと)」と「価値観(大切にしていること)」を知ることが大切であり、それを知ることで人生の目的/使命を見出すことが出来ると守屋先生は仰っていました。そこで、講義内では自分自身の潜在的にあるこの3つのことを表面化するために、今までの人生曲線を作成して二人一組で自身の人生についてペアワークを行いました。グラフを書き、他者と共有をすることで自分だけでは気づくことが出来なかった自分自身の強みや価値観などを客観的に可視化することが出来ました。

 

またお話の中で、人はなりたい自分になろうとするから「どんな自分になりたいか」という「セルフイメージ」をすることでポジティブな感情を生み、次第に思考や行動、結果も前向きなものになるという考え方があることを学びました。

 

この講義を受けた私は、実際に行動してみようと思い立ちました。私には4歳離れた妹がいます。彼女は、現在サッカーで全国制覇し、女子プロサッカー選手になることを目指して、親元を離れて福島の高校で寮生活を送っています。サッカーで悩んでいる妹に守屋先生から教えていただいたことを伝えると、その後日に試合でゴールを決めたという動画と自信を取り戻すことが出来た!というメッセージが送られてきました。このように、ポジティブな思考によってその人自身の才能や強みが最大限に引き出されるのだと強く実感しました。これはどんな人、どんなことにも通ずるものであるとも考えさせられました。

 

現在はコロナ禍で様々なことに制限がかけられています。しかし、コロナ禍を理由に何も行動を起こさないのではなく、今だから出来るという発想の転換をすることが自分の人生の目標や使命を達成するためのチャンスをつかむことが出来ると思いました。入学後、1か月ほどで緊急事態宣言が出されて約2か月間オンライン授業を受講していました。この2か月間で将来について悩んだり、自信喪失したりした時期もありました。しかし、宣言が解除され、対面授業で守屋先生の「私をみる目」という講義を通して自分自身について見つめ直し、今後の人生をどのようにしていきたいかを考えることが出来ました。何より、大学で学ぶことの意義や忘れかけていた大切なことにも気づかされました。

 

今後の大学4年間は自分の信念を強く持ち、さらに周囲の人たちを巻き込めるような器の大きい人になることを目指します。そのために必要なのは自分自身のすべてを受け入れること、自身を支えてくれている両親や友達、先生など周囲の人への感謝の気持ちを相手に伝えること、そして、一瞬一瞬を大切にし、いま出来ることに目を向けて一生懸命取り組む姿勢が重要であることを気づかせていただいた守屋先生に本当に心から感謝いたします!

 

記事:1年・福田

専門科目【現代社会と社会学】で「スポーツとジェンダー」について深く考えました。 [2021年07月05日(月)]

【現代社会と社会学】という専門科目では、担当のシム チュン・キャット先生のもと、多角的に物事を捉え「疑う力」の育成を目指して、現代社会の身近な問題、我々が直面している問題や生きる上での課題などについて考えながら、社会学の基礎を学んでいます。

6月29日には、ローレルゲート株式会社代表取締役・公益社団法人全日本アーチェリー連盟理事の守屋麻樹先生にお越しいただき、「スポーツとジェンダー」についてディスカッションを中心に講義が行われました。

ディスカッションでは、4つのテーマについて、それぞれ3つのグループに分かれて話し合いました。テーマとしては「ニュージーランドの重量挙げ選手が五輪で初めてのトランスジェンダー選手となったこと」や「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長(当時)が『女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる』と発言したこと」などホットなトピックスから、「大相撲春巡業で、土俵上で倒れた多々見(たたみ)良三市長の救命処置をした女性に対し土俵の女人禁制を理由に土俵から下りるように場内放送で促したこと」や「『女性マネージャー』という日本にしかない役割について」など長年にわたり重要視されてきた「伝統」や「ステレオタイプ」まで、幅広く議論を交わしました。

日本のスポーツ界には、「体育会系」特有の厳しい上下関係が存在し、また「伝統」が重んじられる傾向にあります。しかし、その「伝統」はいつから続いているものなのでしょうか。誰が決めたのでしょうか。一度立ち止まって考えると、疑うことすらしなかった「当たり前」や無意識の「思い込み」がたくさんあり、その一つひとつの小さな「当たり前」が社会全体を覆っていることに気が付きます。そして、そういった事実を認識したうえで、問題を一時の問題意識で終わらせないためにはどうすればよいのか、周りの人たちを巻き込んで社会を変えるにはどうするべきか、解決の糸口を考えました。

オリンピック憲章には、「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである」「スポーツをすることは人権の1つである。すべての個人はいかなる種類の差別も受けることなく、オリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない」と記載されています。様々な学びを通して、スポーツのあり方とスポーツをきっかけに平和な社会の推進のために私たちにできることは何か、考え続けていくことが重要であると気付かされました。このような貴重な場を設けてくださった、シム先生、守屋先生、本当にありがとうございました!

記事:2年・和田

【福岡_社会調査研修レポート①】[講義]アジア映画の翻訳・字幕のお仕事について [2021年06月27日(日)]

こんにちは!現代教養学科、「社会調査研修A(国内)」映画班です。

2021年6月12日(土)にアジア映画の翻訳・字幕作成に携わる企業、「スタンス・カンパニー」代表の坂口一直氏を講師としてお招きしお話しいただきました。

 

私たちは、社会調査研修の中で福岡市の「アジアンマンス(アジアンパーティ)」について調査しています。この研修は、福岡とアジア、アジアと日本の関係について知り、考えることが目的です。1990年代初めから約30年にわたりグローバルな視点で福岡市が進めてきた地域おこしのイベント「アジアンマンス」の一つに「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」があり、これは福岡としてはアジアとの交流、地域おこしのためのイベント、私たちにとっては映画を通してアジアに関心を持ち、学ぶことができるイベントです。

アジア映画について知ることがアジアへの理解を深めるための入り口になります。今回の講義では映画の翻訳や字幕作成から、アジアについていろいろ伺いました。

 

スタンス・カンパニーは元々、映像を作って写す仕事をしていた会社です。「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」では、30年もの間映画の翻訳や字幕作成を行ってきました。アジアの映画の翻訳といっても、アジアは大変広範囲にわたる地域である上に、言語も地域によって様々です。近年では、国際映画祭に出品するために多くの映画が既に英語字幕をつけているのでそこから翻訳を行います。しかし、昔は英語字幕なしの作品も多く、現地の言葉を翻訳できる人を探すところから始めました。特に少数言語の翻訳者は日本に数人しかいないほど少なく、大学や大使館などに協力してもらっていたようです。

アジアフォーカス・福岡国際映画祭では、初めの10年間はインド、ベトナム、モンゴルなどといった国別の特集を多く取り入れていました。2000年以降は、国を超えた監督同士の合作なども見られます。さらに、歴史的事件を題材とした作品や、耳の不自由な方も楽しむことができるバリアフリー映画の上映も行われました。

 

映画字幕の作成では字数に制限があること、一度に画面にだせる分量が限られていることが特徴です。基本的に1秒4文字、タテで最大10.5文字×2行、ヨコで13文字×2行という制約の中で翻訳作業、字幕作成を行います。

字幕原稿を作る上で初めに、原語の台本を作成します。近年の映画は英語字幕がついているものも多いですが、90年代の映画では台本が存在しない、もしくは完成したものとセリフが異なる場合があります。その場合は、原語翻訳者に聞きおこしを行ってもらう作業が必要となります。その後、日本語全訳を行いハコ割り、スポッティング、日本語字幕、英語字幕をつけるなどの作業を行い映画の字幕作業を行います。

字幕を打ち込む作業は、2010年以前行われていたパチ打ち方式、レーザー方式の代わりにDCP(デジタルシネマパッケージ)に上映方式を変更したため、以前行われていた方式はDCPでのデジタル作業に移行しています。

現代の最新技術に伴って映画作成の方法も変化しています。今の技術で作られたものと過去に作られたものを比較してみたいと思いました!

 

今回の講義ではアジアフォーカス・福岡国際映画祭における字幕作成・投影方法や映画の変遷を社会的背景とともに学ばせていただきました。映画を作製する際の本国での厳しい検閲の目、映画祭作品選出の工夫や基準、少数言語の翻訳者を探す難しさなど、映画を上映するためにさまざまな努力がなされてきたことに驚くことが多かったです。改めて、日本におけるアジアとの文化交流に貢献してきた方々に尊敬の念を抱きます。

 

福岡の地域おこしやアジア映画の発展に貢献してきたアジアフォーカス・福岡映画祭は残念ながら第30回目の開催が最後となってしまいました。私たちは今回の講義で学んだことを活かして福岡におけるアジア映画の今までとこれからを考え、国境を越えて結びつきを深めるまちづくりについて学んでいきたいと思います。今後、映画班としては福岡市経済観光文化局国際経済・コンテンツ部コンテンツ振興課や福岡市総合図書館のフィルムアーカイブを訪れ、アジア映画に関する調査を行っていく予定です。私たちの社会調査研修が将来地域おこしの場面で役に立つものとなるよう、精一杯取り組んでいきます!

坂口一直先生、貴重なお話をして頂きありがとうございました。

現代教養学科/社会調査研修[映画班]

🌸ご入学、おめでとうございます!🌸 [2021年04月05日(月)]

昭和女子大学・現代教養学科に入学した新入生の皆さん、ご縁があってこれから皆さんと学びの旅をともに歩んでいくことを楽しみにしています!

入学式終了後のガイダンスでもお話しましたが、昭和女子大学に対する皆さんのイメージはどうであれ、また現代教養学科を選んだ動機は何であれ、他人と比べてのあなたの今の「偏差値」よりも皆さんが目指す4年後の自分の「変化値」です。

↑4年生の川上先輩によるイラスト。ちょっと怖いね…

↑これはハンカチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、以下の英文も皆さんへのエールを込めて送ります:

Yesterday I was clever, so I wanted to change the world.

Today I am wise, so I am changing myself.

意味は伝わりましたか。

学問の府である大学では、「お勉強」より「学んで問う」ことが大事です。当たり前や常識に対して常に疑いの目を向け、「?」の曲線を直線に変えて「!」の感動をいっぱい体験しましょう~

                                             🌸現代教養学科・学科長シムより🌸

【鶴田ゼミ】SAFE MISHUKU PROJECTオンライン意見交換会! [2021年02月22日(月)]

ご無沙汰しております。鶴田ゼミ3年の筒井です。

花粉症の辛い時期なってきましたね。今年度は怒涛の1年でした。春の訪れを少しだけ寂しく感じます。

さて、先日、私たち鶴田ゼミのメンバー6名は、SAFE MISHUKU PROJECTのオンライン意見交換会を開催し、地域問題の把握と解決策について関係者の方々へプレゼンテーションを行わせて頂きました。

[オンラインで意見交換会を開催]

三宿四二〇商店会を中心した SAFE MISHUKU PROJECTは地域の協力を得ながら、三宿エリアの公共空間・まちづくりに関する具体的な問題解決を目的として活動しており、昨年はワークショップやまち歩きを通したレクチャーでお世話になりました。

[ワークショップとフィールドワーク]

これまでのリサーチから浮かび上がった課題点をもとに、私たちはAチームとBチームに別れて、解決策を考えました。

[Aチームの提案]

Aチームは、子供を抱えた保護者の目線から道路空間を観察し、幼稚園や保育園の送り迎えをする自転車ユーザーに対象を絞りました。車道走行や歩道走行に対する問題点を挙げていく中で、安全な交通空間の確保と空間利用の差別化が重要であると考えた私たちは、「幼児を乗せた自転車の優先道路の設定」を提案しました。

Bチームの提案]

一方Bチームは、交通手段が制限された高齢者の目線から、移動手段の充実と楽しさを兼ね揃えた交通空間を目指しました。モビリティとして、歩行者や自転車と区別した運行レーンを走る集団スローバスを提案し、最終目標としてまちづくり最先端シティを設定しました。

オンライン意見交換会には世田谷区役所各課(都市デザイン課、公園緑地課、商業課)やモビリティ関連企業、道路関連企業、地域関係者など様々な方がご参加しており、多様な視点からのアドバイスをいただき、とても刺激を受けました。

プレゼンテーションをするにあたってメンバーとリサーチを重ねましたが、まだまだ視野が狭く、勉強不足だったのだと実感しました。まちを良くするためには、近隣施設に合わせた道路空間の設定が必要です。もっと周りや外の空間を見て、ここに何があったらどう生活が変わるのか、無くなってしまったらどのような不都合なことがあるのかなど、ものの意義や目的をはっきりさせると、解決策も見つけやすくなるのだと感じました。

頂いた意見をもとに提案のバージョンアップをしていきます!ご参加いただいた皆様、貴重なご意見を有難うございました!!

[三宿の交差点にて]

さて、春の到来が待ち遠しい今日この頃。

早くゼミのみんなとまちあるきを兼ねてお花見ができる日を願っています。コロナ感染の不安や自粛疲れなどあると思いますが、皆さんもご自愛ください。

〈鶴田ゼミ3年 筒井〉

【授業紹介】「消費と環境」SDGsつくる責任つかう責任 [2021年02月02日(火)]

「SDGsつくる責任つかう責任」

現代教養学科の科目「消費と環境」でグループ研究発表を行いました。私たちが調べて発表した内容を紹介します。

最近ではTBSでSDGsウィークとして、番組の中でSDGsについての話題が取り上げられるなど、SDGsに対しての注目度が増しているように感じます。
私たちはSDGsの中でも特にこの授業に関連し、私たちが貢献できるのはSDGsの目標12、つくる責任つかう責任だと考え今回これに焦点を当て、発表することにしました。
まず始めにSDGsについてです。
SDGsとは持続可能な開発目標のことです。SDGsは2015年9月にニューヨークの国連本部で開催された国連サミットで採決されました。SDGsというミレニアム開発目標が継承された、新しい目標です。2030年までに誰一人取り残さない、持続可能でよりよい社会の実現を目指しており、17のゴール、169のターゲットから構成されています。

今回私たちが注目するSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」は、環境に害を及ぼす物質の管理に関する具体的な政策や国際協定などの措置を通じ、持続可能な消費と生産のパターンを推進することを目指しています。この目標12には、具体的なターゲット11項目があります。具体的には、食料の廃棄を減らし食料の損失を減らす、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する企業に対し、持続可能な取り組みを奨励する、などといった、企業と私たちができる取り組みがあります。

次につくる責任について注目していきます。
先ほども述べたように、SDGS目標12は持続可能な消費生産形態を確保することが目的です。その中で、最も課題とされているのが、資源不足です。そこで、資源不足を解決していくために、生産者側は4つのことを課題としています。1つ目は、高品質な資源開発。これは近年大きく注目されていることの1つで、例えば、シェールガスや太陽光というのは大きく注目されています。2つ目は、生産過程での廃棄物抑制。3つ目は、化学物質などの放出量低減。4つ目は、消費者へリユースやリサイクルの呼びかけをすることです。つくる責任として資源不足を解決していく取り組みを様々な企業が行っています。その中から、今回はパナソニックの取り組みを紹介したいと思います。パナソニックは商品を作る上で、「資源循環商品」というものを目標としています。資源循環商品というのは、まず商品を作り、その商品がお客様のお手元に届きます。その商品が何らかの理由で使われなくなった時に商品を回収します。その回収した商品から資源を取り出し、その資源で再び商品を作っていくことを言います。これは、資源を再利用するため、資源不足の解決に期待できます。また、兵庫県にパナソニックエコロジーセンターを建てるなど、積極的な取り組みを進めています。

次につかう責任について注目していきます。
資源を消費する側の、いわゆる「つかう責任」は、提供された資源を最大限に活用することが望まれます。消費する側での膨大な資源ロスなどが指摘されますが、ムダ撲滅への努力が必要となります。その中で私たちが出来ることは、食品ロスの削減、リデュースやリユースの取り組みに力を入れることだと考えました。

 

 

食品ロス対策は生産者だけでなく、わたしたちも日頃から実際することが可能です。
食品ロスを無くすためにできることとしては、賞味期限と消費期限の違いを理解することや、食材を買い過ぎず、買った食材は使い切り、食べきることが重要です。
食品の買いすぎは、買い物前に自宅にある食材確認を習慣化することや、買い物リストを作ること、食品を使い切るには、これまで捨てていた部分でも何か調理法がないかレシピサイトなどで、調べてみたり、近所の人におすそ分けをしたりすること、食品を食べ切るには、料理レシピの活用で別の料理に作り変えるなどの対策ができると思います。
家庭生活からほんの少しの注意をすることで、食品ロスを減らすことができるので、わたしたちも出来ることから小さな努力をしていきましょう。

2つ目にリサイクルやリユースにも気を配ることについて、世田谷区が実際に始めている取り組みを紹介します。

 

世田谷区では、ゴミを減らすためには、3Rよりも2Rを推進していこうという「世田谷区 2R推進会議」の取り組みが行われています。具体的な取り組みとしては、容器包装の少ない商品や環境に配慮した商品がどれなのか、その商品はどのくらい環境に負荷を与えているかなど、さまざまな情報を知り、考えて買い物を体験できるワークショップを開催しています。上の写真に写っているのは、「子どもエコ・マーケット」というワークショップで、「カティ」という通貨を使って、ほしいと思った品物が、どのくらいの環境負荷が発生しているのかいろいろ考えて買いものすることができます。
ちなみに、カティの値段はCO2をたくさん出すものやお水をたくさん使うものが高くなっていて、いつも買い物をするマーケットとは値段の基準が違っているそうです。これなら、子供たちも楽しく環境について学べると思いました。こうした、環境について学べる体験に子供のうちから参加すると、環境についての意識が根強く残り未来の持続可能な社会づくりに積極的になれると思いました。

まとめとして、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」は私たちの家庭から今すぐに実行することが多いです。
どれも本当に基本的なことですが、だからこそ、これらを達成することの難しさというのも、考えさせられると思います。
中には、現代の日本では、実感の湧かない目標もありますが、世界には未だに深刻な問題を抱えている国や地域があるということを物語っています。そして、それらの問題を他人事とせずに、皆で具体的に考え、行動することの重要性こそが、「SDGs」に込められた願い、と言うことができるかもしれません。世界的視点に立って、地球環境などの改善に貢献していく姿勢や活動を、積極的に評価していこうという機運がこれまで以上に高まりつつある、ということです。
世界の目標達成を私たちの暮らしから実現していきましょう。

長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。

(E班:佐藤、増田、岡本、山田)