SWU Agri-Girls

現代教養学科ブログリレー―CLAプロジェクト:SWU Agri-Girlsの紹介― [2020年05月28日(木)]

現代教養学科では、1年生の基礎ゼミ科目として、「現代教養入門」という必修科目があります。5月20日の第4回授業では、全学的なものも含む計10の学生プロジェクトについて、2・3・4年生有志学生によるオンライン・プロジェクト紹介が行われました。

その後、これから紹介するSWU Agri-Girlsプロジェクトメンバーから、課外で、オンラインによる上級生との交流会を開きます!という連絡を受けました。学生さんたちが自主的に開催する交流会なので、ちょっとお邪魔してみると、なんと、2日間で、2・3・4年生約19名、1年生約52名が参加したそうです。

私が参加させてもらった1日目は、楽しそうに、しかし、真剣に、プロジェクトの内容、プロジェクトを掛け持ちしている学生からの話、単位を取得する場合としない場合について、スケジュール感、他のプロジェクトにも参加しているメンバーからは、過疎地域の農業と都市農業の異同と問題点を比較・分析できました、という感想等々について熱く語られていて、それに対する質疑応答が行われていました。

新型コロナ禍の中で、気持ちが暗くなりがちな毎日ではありますが、とても微笑ましく嬉しい一コマでした。

 

ということで・・・

今日は、現代教養学科 CLAプロジェクトのひとつであるSWU Agri-Girls ~Team Reiko Jr.~プロジェクトのご紹介をします。

このプロジェクトは、2017年度東京社会調査研修「世田谷の自然と農業を守る」(担当教員:粕谷美砂子・常喜豊)の受講学生18名の中から、1年生6名(そのメンバーがもう4年生!)が中心となって立ちあげた、現在4年目のプロジェクトです。

女性農業者が1人で農園経営をしている状況から、農業の多面的機能としての都市農業の役割・課題の把握、農業者の高齢化、離農、若者の就農の減少等による農業人口・農地面積の減少の問題等を学び、本学が立地している世田谷区内の都市農業について体験的に理解することが目的です。学科専門科目の「社会調査研修」を受講後に、「私たちにできる援農活動」で自分たちの力を少しでも役立てたい、と自主的に援農グループ「SWU Agri-Girls ~Team Reiko Jr.~」が立ち上がりました。

当時の1年生が新プロジェクトを立ち上げたことに、嬉しく、頼もしく思いました。

 

 

主な活動をさせていただいている農園は、世田谷区内桜丘にある「中杉キッチンガーデン」(農園主:中杉玲子氏)です。農園では、ご近所やママ友らで構成される援農仲間「Team Reiko」が組織され、農業をサポートしています。現代教養学科の学生メンバーも、そのJr.として、メンバー1人が月1~2回程度のペースで、グループで交代しながら活動しています。

プロジェクト活動に参加している学生の皆さんは、新鮮で美味しい世田谷ブランド「せたがやそだち」のエコ農産物や珍しい野菜を知って、播種や作付け、マルチの打ち方、苗の間引き、収穫、加工、販売、料理、広告・宣伝の方法など多くのことを学ぶことができ(朝採れのみずみずしい野菜や果物をお土産にいただけたりして)、「とっても楽しい!」と口々に言っています。ですが、ただ「楽しい!」だけではありません。農業は午前中から行いますので、始発電車に乗って、目をこすりながら参加したり(でも、その日1日はとても充実した日になる、との声あり。自己管理力が身につく)、さまざまな問題も沸き上がることもあり、涙ながらに(!?)議論したり、活動目的・問題意識が明確に次世代に伝わっていないことによる活動の停滞や、時には、活動継続の危機か!?なんてことも起きたりします。でも、そのような時は、メンバーで話し合い、コミュニケーションをしっかりとりながら、皆で解決策・改善策を見出します(対内交渉力が身につく)。これもプロジェクトを進めていくうえでとても大切なことです。

 

 

 

これまで、皆でアイディアを出し合い、学内での「一人暮らし学生応援野菜セット」販売、秋桜祭での野菜販売などを企画して、それらを成功させ、協働先からも喜ばれています(対外交渉力が身につく)。さらに活動は世田谷区内の他の組織からも評価・期待され始めています。例えば、「じゅんかん経堂日曜朝市」での野菜販売を手伝って欲しい、区内総合福祉センター喫茶「ぷらたなす」でのワンデイシェフ活動を一緒に行いたいという依頼や、「『農』と『食』で地域を繋ぐ『じゅんかんチャレンジ世田谷・桜丘』」の活動にも是非協力してほしいという依頼などの声がかかり、活動の幅が広がっています。

 

 

以上のように、SWU Agri-Girlsプロジェクトの活動は、援農活動として人的資源を提供しながら、課題発見と分析・解決方法の検討・提案、コンセプトの構築、ツール開発、アイディアをまとめ、企画を計画・進行する力、発信力、リーダーシップなどが少しずつ養われていると実感しています。各自がそれぞれの役割を考え、個性と持ち味を生かして、リーダーシップ及びフォロアーシップ力をつけていると評価しています。

このプロジェクトは、遡って常喜・粕谷両名が関わっていた2006~2008年度文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)「せたがやの環境共生の人づくり・街づくり-地域とつくる継続的な次世代リーダー育成プログラム」の時にお世話になった世田谷区内の方々との交流から発展したものでもあります。これまでの本学と世田谷地域との深い関連および循環型の地産地消、フードリサイクルの仕組みを推進している活動を学ぶ課題解決型学習として意義あるものと考えています。

 

 

3年前に活動を立ち上げた6名から、現時点での2年生以上のメンバー数は当初の6倍の36名となりました。上述の授業や交流会を経て、今、続々と新1年生が興味を示してくれています。1期生のリーダーである4年生のKさんは、特別顧問に就任し、現リーダー3年生のMさんがしっかりと協働先や学生間の連絡・調整を行ってくれています。そのまた下級生には、次々とリーダー格のメンバーが育っていることを感じます。確実に人材育成されていますね。彼女らのチーム牽引力には目を見張るものがあります。

新型コロナ禍の中で、毎月のように、まだ活動開始できないね、と残念な想いで相談をしています。活動が思うように再開できない状況にありますが、「今、出来ること」を模索して、学生の目線からみた「食」と「農」で地域を繋ぐ取り組みを是非継続してください。

新1年生のメンバーの皆さん、期待しています!

 

 

粕谷 美砂子

【3回目】SWU Agri-Girls農業体験 [2019年06月10日(月)]

現代教養学科1年の阿部です。
5月12日、SWU Agri-Girls農業体験3回目が行われました。この日も、世田谷区桜丘にある中杉キッチンガーデンにて活動をしました。

まず前半は、スナップエンドウ、絹さやの収穫と、きゅうりのやぐら作りの2つのグループに分かれました。

スナップエンドウと絹さやは時期的にはもう終盤で、実が大きく膨れてしまっていたり、もうこれ以上育たない様な縮んでしまっているものもかなりあったりして、綺麗な実を探すのが大変でした。

袋詰めをする際も、お客様が買いたいと思える形のものを選ぶことが大切だと教えていただき、慎重に袋詰めをしていましたが、袋の数はスナップエンドウが約8袋、絹さやが約2袋であまり多くの量を袋詰めすることはできませんでした。

 

 

 

 

 

 

きゅうりのやぐらは、まず、1.5mずつマルチシート(よく畑の土の上から被さっている黒いシート)に穴を開け、その穴に両側からやぐらを差し込み左右で合体させます。そして最後に横と天井に金具で棒を固定させて完成しました。このやぐらがきゅうりの成長に大いに役立ってほしいです。

休憩時間には、農園園主の中杉玲子さん手作りのブラッドオレンジと牛乳のゼリーをご馳走になりました。とてもおいしかったです!

後半は、インゲンのやぐら作りと、春菊の収穫・片付けの2グルーブに分かれて作業をしました。

インゲンのやぐらの場合は、マルチシートの横の土の部分に、やぐらの基礎になる棒をさす穴を等間隔に開けていきました。

この作業は見た目よりハードなもので、一列全部穴を開けるのは体力的にかなり厳しかったので、半分終えた時点で他の人に交代してもらいながら穴を開けていきました。土に開けた穴に、次は棒をさしていきました。

棒をさす際には、棒の尖った部分を土に差し込む形で入れると、安定するとお聞きしました。全てさし終わったら、次はマルチシートの方にも穴を開け、そこに棒をさして、隣の棒とクロスさせるように繋げることで、互いの棒が支え合い、倒れにくくなるようにしました。この作業では、全ての棒をさした後に、グラグラする不安定な棒の繋ぎ目をがっちりと紐で結びつけるのが大変でした。

 

 

 

 

 

 

普通の固結びでは強風が吹いたりしたら崩れてしまう可能性があるので、何回か棒に巻きつけてから結ぶように教えていただき、だんだんと固く固定されるようになりました。

春菊の収穫では、芽が出そうな新しいところをとると良いと教えていただきました。旬が過ぎているにも関わらず、たくさんの立派な春菊がとれて嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

残った春菊は、ちょっともったいない気がしましたが、皆で協力して全部抜いて片付けました。

今、野菜を食べない子供が増えてきているという状況がある中で、春菊を収穫している時に、若者でも美味しく春菊をいただける調理方法を教えていただきました! ぜひ家庭で実践していければと思います。

以上の作業でこの日の農業体験は終了しました。今回参加した1年生7名は、全員が初めての体験でした。当日、かなり気温が高くなったにもかかわらず、体調を崩すことなく全員一生懸命に楽しく活動できたのがとても良かったと思います。中杉キッチンガーデンの方々も、作業の際にさまざまな野菜の豆知識を教えてくださり、普段身の回りでは聞くことがないような貴重な話も聞かせていただきました。こちらも自然と農業に対しての興味が湧いてくるものでした。

私は、今後もAgri-Girlsとして活動していきますが、今回の体験で得たことをこれからの活動で活かし、他のメンバーや中杉キッチンガーデンの方々と協力し合いながら、もっと親密に農業と関わっていきたいです。

今後の活動で、さらに多くのことを学んでいけたらと思います!

ーSWU Agri−Girls 新1年生体験 1日目ー [2019年04月19日(金)]

現代教養学科1年の堀木と主藤です。

4月14日にSWU Agri−Girlsの農業体験1日目が行われました。

SWU Agri−Girlsの活動は、世田谷区桜ヶ丘で農業を営んでいらっしゃる「中杉キッチンガーデン」の農園主の中杉玲子さんと、それをサポートするチームReikoの皆さんにご指導いただきながら、農業の手伝いをするというものです。農作業の手伝いを通して、都市農業の役割や重要性、課題について学ぶことを目的としています。

今日の主な作業内容としては、黒ポットへの土入れ、苗・種植え、マルチの穴あけ、多肉植物の寄せ植え、野菜の袋詰め作業でした。
黒ポットというのは底に穴の空いている黒のプラスチックケースのことです。
黒ポットに八分目まで土を入れ、青紫蘇・赤紫蘇の苗を植える作業を行いました!
私たちの作業によって作物が育ち、商品となり、消費者の方々の手に渡ると思うと、全ての作業が重要で、1年生一同気を引き締めながら取り組めたと思います。


農業を行う際に土を覆う黒のビニールで、マルチング(マルチ)を行いました。マルチを利用する目的・効果は、地温の調節、雑草の抑制、乾燥防止、病気予防とのことです。元々穴が空いているものもあるそうですが、空いていないものは1つずつ穴を開けるそうです。
穴の間は40センチと決められていて、1つずつ丁寧に印をつけた後、マルチ穴あけ簡単器という道具でビニールに穴を開ける作業を行いました。

そして多肉植物の寄せ植えでは、小さな鉢を完成させる事が出来ました。この作業はとても細かくて1つ完成させるのに時間がかかりました。

 

 

 

 

 

 

写真は、私たちが植えた多肉植物の寄せ植えです。今、ブームになっている多肉植物。
買っていただけるかな?
野菜の袋詰めでは、絹さやとスナップえんどうを30gずつ袋詰めしました。絹さやとスナップえんどうは、どちらもさやえんどうですが違いがあります。
絹さやは、種子が小さく和食によく使われます。スナップえんどうは種子が大きく家庭料理でよく使われます。収穫期間はスナップエンドウの方が短いそうです。

野菜を植えたり、売るまでには1つ1つの作業を丁寧に行い、時間がかけられているという事を実感出来ました。体験していなければ知らないままだったと思います。
中杉キッチンガーデンでは、中杉さんを含め他の方々に今日行った作業について多くのお話をしていただきました。

中杉キッチンガーデンでは育てた野菜やその野菜で作った料理をバザーで販売し、売り上げの一部を被災地に支援金として寄付しているそうです。
私はこのお話を聞いてこのプロジェクト活動に参加する事は農業について知るだけではなく、周りの人々について考える機会になるものだと感動しました。

中杉キッチンガーデンのみなさんはとても親切で、作業の説明の他にも美味しい野菜の料理のお話もしてくださり、とても楽しかったです。

私達は今日の体験を機に、Agri-Girlsに加入しました!
1年生ですが、先輩たちを見習い主体的に行動していきたいと考えています!

最後の写真はそら豆のお花です!
収穫が楽しみです☀︎

SWU Agri-Girlsの活動を紹介します! [2019年03月01日(金)]

私は、2017年度に立ち上げられたプロジェクト、SWU Agri-Girls に所属しています。立ち上げた初期メンバーとして、プロジェクトの代表も担っています。

【農業のお手伝い】

このプロジェクトは、2017年度の東京社会調査研修から派生したプロジェクトです。授業の中で、都市農業の役割や重要性について学び、同時に農産物の輸出入や、若者の離農問題にも触れ、その現状を目の当たりにしました。プロジェクト活動をする際にいつもお世話になっている中杉キッチンガーデンは、世田谷区内の1反ほどの畑で、女性一人で農業を営んでいらっしゃいます。ご友人がお手伝いに来られることもありますが、それでも私たちは同じ女性として、現役で農業をされているご負担や、中杉さんの農業に対する思い、農業自体の楽しさに触れ、東京社会調査研修が終わった後でも、農業のお手伝いをすることを決め、プロジェクトを立ち上げました。

【学内販売の様子】

プロジェクト発足から2年目になり、後輩が入ってきたことで、2年生全員にも先輩としての責任感が増え、1年時よりも活動に参加してくれる人も増えました。なにより、昨年よりも活動の幅が大きく広がりました。昨年はただ農業のお手伝いに伺ったり、中杉さんの野菜の販売の手伝いなどのみでしたが、平日に学内販売を行ったり、秋桜祭にも出店し、一人暮らしの学生に向けた「一人暮らし学生応援野菜セット」の販売を行いました。調理されていない野菜の完売はもしかしたら難しいかもしれないという懸念が私の中にはありましたが、学内販売も秋桜祭も予想していた以上の盛況で、学内販売は30分で完売、秋桜祭は両日午前で完売しました。また出店してほしいという声も多く上がり、メンバーとしても自信につながったと思います。

【秋桜祭も大盛況でした】

また、外部の方から依頼され、世田谷区の総合福祉センター内にある「喫茶ぷらたなす」で、中杉さんと私たちでワンデーシェフとして参加しました。福祉カフェも大変盛況で、予定していた以上の集客になりました。同日に世田谷FMにこの活動が取り上げられ取材を受けました。自分の立ち上げたプロジェクトが取材を受けることになり、とても誇らしく、嬉しかったです。

メンバー内で多少ぶつかることもありますが、話し合い、前に進もうと日々努力をしています。まだまだ至らない点が多く、プロジェクトの活動が上手くいかないことも多々ありますが、間違いなく一番伸びしろのあるプロジェクトだと私は考えています。

(記事:2年中村)