研究所活動
”女性文化”を追求し、女性研究者の育成に寄与するという理念のもと、生活学、女性史、労働と家族、女性文芸、比較女性文化など、多方面から学際的な研究を繰り広げています。研究生を受け入れる、ジェンダー・センシティブな研究の便をはかるなど、校歌の一節にある「女性文化の帆を張りて」を文字通りに実践。昭和女子大学ならではの独創性にみちた研究機関として高く評価されています。
主に以下の活動を行っています。
1.定例研究会の開催
1986年10月25日(第1回)~2024年3月現在、通算178回開催。
2.女性学公開講座の開催
3.坂東眞理子基金「女性文化研究賞」「女性文化研究奨励賞」の贈呈
4.学外団体との共同シンポジウム
「21世紀人生パワー戦略―仕事と家庭と自己実現」(2004) | 読売新聞社と協力し、「読売・昭女大女性アカデミア21」として開催 |
「母と娘―葛藤・自立・継承」(2005) | 読売新聞社と協力し、「読売・昭女大女性アカデミア21」として開催 |
「女性は地域で輝けるか?―「人手」から「人材」への道―」(2006) | 読売新聞社と協力し、「読売・昭女大女性アカデミア21」として開催 |
「女性は世界を変える第5回シンポジウム – アジア太平洋地域における女性リーダーの育成を考える」(2021) | 公益財団法人中島記念国際交流財団助成事業 2021年度 東京国際交流館国際シンポジウムとして助成金を得て、独立行政法人日本学生支援機構、学内の現代ビジネス研究所、国際交流センターと共催 |
5.女性文化研究所紀要の発行
創刊号(1987年2月)~
当研究所紀要は、編集委員会(委員は主に大学院生活機構研究科専任教員)規程に基づき、全学公募、審査制度の導入、年1回(2002年度までは年2回)刊行を特徴としている。現在も継続して発行中。
30号以降は「本学機関リポジトリ」で全文をご覧いただくことができます。
また、残部がある限り、ご要望に応じて無料配布を行っています。お問い合わせページからお申し込みください。
6.女性文化研究叢書の発行
御茶の水書房より刊行。お近くの書店でご購入ください。
第一集 | 杉本邦子・大塚豊子編『昭和女子大学近代文庫所蔵 與謝野晶子未発表書簡』(1991) ※品切れ |
第二集 | 宗 左近著『女性文化管見』(1993) ※品切れ |
第三集 | 『女性文化とジェンダー』(2002) ※残少 |
第四集 | 『ベーベルの女性論再考』(2004) |
第五集 | 『昭和女子大学女性文化研究所設立二十周年記念 輝く女性たち-光葉の三五名』(2006) ※品切れ |
第六集 | 『女性文化と文学』(2008) |
第七集 | 『女性と仕事』(2010) |
第八集 | 『女性と情報』(2012) |
第九集 | 『女性と家族』(2014) |
第十集 | 『女性とキャリアデザイン』(2016) |
第11集 | 『ダイバーシティと女性』(2019) |
第12集 | 『女性リーダー育成への挑戦』(2020) |
第13集 | 『コロナ禍の労働・生活とジェンダー』(2023) |
7.ニューズレターの発行
No.1(1989.3)~No.81(2024.3)を発行。公開講座・研究会や刊行物等研究所関連情報等を中心としている。No.80以降は発行形態をPDFのみとした。カテゴリーの「ニューズレター」からご覧いただけます
8.WORKING PAPERの発行
9.研究生レポートの発行
No.1(1993)~ No.12(2004)、在籍研究生による研究成果をまとめたレポート。
10.研究グループによる共同研究
これまでに研究グループおよびワーキンググループを組織し、活動した。
- 「<高齢化社会の進展>とあらゆる分野での<女性比重の増大化>が両性、家族、地域、職場にもたらす影響とその施策に関する研究グループ」(平成元年~3年)
- 「ゲリッツェン女性史コレクション研究グループ」(平成3~17年)
- 「女性文化とジェンダー研究グループ」(平成7年~14年)
- 「光葉女性文化研究グループ」(平成14~16年)
- 「光葉女性文化ワーキンググループ」(平成16~18年)
- 「女性の職業的自立と包括的キャリア教育・支援に関する研究プロジェクト」(平成25~28年)
- 「新しい女性リーダーシップの創出―インクルーシブ・ラーニング・サーバントリーダーシップを見据えて」(2019~2022年)
- 「ジェンダー課題の検証グループ」(2022~2025年)
11.その他研究成果等の公表
女性の就労環境と登用状況に関する調査研究(2010)
優良企業ランキング(2013~2016)
インタビュー・レポート 「優良企業」13社の女性管理職・リーダーの育成とリーダーシップスタイル(2021)
12.研究生の受入れ
平成2年度に女性文化研究生規程を設け、受入れを開始した。(継続1年まで、留学生を含む)
平成3年度 2名、平成4年度 3名、平成5年度 3名、平成6年度 1名、平成7年度 1名、平成8年度 2名
平成11年度 1名、平成14年度 1名、平成15年度 2名
※研究生の進路は、大学教授、大学非常勤講師、大学院修士課程への進学などである。
13.特別研究員の委嘱
平成14年度に女性文化研究所規程を改訂し、必要に応じて特別研究員の委嘱を開始した。(1年更新)
平成14年度 1名、平成15年度 1名、平成17年度 2名、平成18年度 3名、平成19年度 6名、平成20年度 4名
平成21年度 5名、平成22年度 4名、平成23年度 4名、平成24年度 4名、平成25年度 5名、平成26年度 5名
平成27年度 6名、平成28年度 8名、平成29年度 6名、平成30年度 7名、2019年度 8名、2020年度 10名、2021年度 8名、2022年度14名、2023年度12名