女性文化研究叢書第八集『女性と情報』合評会を開催しました。

6月22日(金)大学1号館会議室において、「女性文化研究叢書第八集『女性と情報』合評会」を開催しました。

執筆者として吉田仁美先生・粕谷美砂子先生・平井法先生・鶴田佳子先生・フフバートル先生・小粥祐子先生にご出席いただいた他、芦川智先生からも文書によるコメントが届けられました。

短い時間ではありましたが、執筆者から直接執筆の経緯や裏話、その後の展開などについてお話を伺うことが出来ました。
多くの執筆者が「女性と情報」というテーマは難しかったが、これをきっかけに新たな世界が広がったとおしゃって下さいました。皆さまのさらなるご活躍に期待したいと思います。


女性文化研究叢書第八集『女性と情報』の内容

第1部
女性とメディアリテラシー教育:高度情報化社会における女性としてのパースペクティブ … 駒谷真美
新聞・女性・そしてインターネット:ジャーナリズム変容の源泉 … 清水真
「ワイドショー政治」再考 … 山腰修三
きこえない女性の立場から情報メディアを通じて「発信」するということ:ユニバーサルデザイン社会の実現に向けて … 吉田仁美
男女共同参画社会における女性農業者の地位向上と情報アクセス … 粕谷美砂子

第2部
ドレス・レッシングの声:分裂する世界に向けて … 平井法
トルコ地方都市における女性のコミュニティ空間の形態 … 鶴田佳子
都市における女性の領域としての市場空間:市場空間が伝える女性の役割 … 芦川智
伝統的生活空間にみるモンゴルの女性:ことばとコミュニケーション、情報をさぐって … フフバートル
『融通念仏縁起』のメッセージ:正和本絵巻成立の意義をめぐって … 阿部美香
明治期における江戸城大奥の伝えられ方:朝野新聞の連載と『朝野叢書 千代田城大奥』から … 小粥祐子
笙野頼子 偏向する情報との対峙:『渋谷色浅川』『海底八幡宮』を中心に … 太田鈴子

*『女性と情報』は学外の方は御茶の水書房、学内の方は女性文化研究所でお求めいただけます。