第11回女性文化研究賞を贈呈しました

2019年5月28日に第11回昭和女子大学女性文化研究賞贈呈式を行いました。

第11回の受賞作

石井香江氏(同志社大学グローバル地域文化学部准教授)
『電話交換手はなぜ「女の仕事」になったのか:技術とジェンダーの日独比較社会史』

坂東眞理子選考委員長のあいさつの後、森ます美選考委員から選考報告がありました。

第11回昭和女子大学女性文化研究賞選考報告

坂東眞理子選考委員長から賞状と副賞30万円が贈られました。

受賞者の石井氏による記念講演「見えないものに迫る方法:電話交換手はなぜ『女の仕事』になったのか」も行いました。

日常に埋め込まれて目には見えないが、メンバーの行動や価値観に影響を与える「職場文化」に着目した研究で、電話交換手は女性、電話技手は男性に職務分離したことや、日本のモールス文化について紹介いただきました。

受賞者を囲んで(選考委員)


終了後は祝賀会を行い、受賞作の出版に尽力されたミネルヴァ書房の堀川様、受賞者関係者として一橋大学名誉教授の木本喜美子様、東京外国語大学の小野寺拓也様にご祝辞をいただきました。あたたかでユーモアあるおことばに場が和み、短い時間ではありましたが、楽しい時間となりました。