ガスクロマトグラフ質量分析計

       

GCMS-QP2010 Ultra (島津製作所製)
研究館4F 4L07

 

本装置はガスクロマトグラフという混合物を純物質に分離する装置と、質量分析計という、物質の重さ(質量)や構造に関する情報が得られる装置の2つが繋がった形の分析装置です。

この装置によって、多成分を含む揮発性試料を各成分に分離し、分離された成分の同定や構造解析が可能です。 質量分析計にはいくつか種類がありますが、本装置は四重極型の質量分析装置です。下記は、本装置で「2種の脂肪酸混合液を試料とした場合」に得られる結果です。

まず、ガスクロマトグラフで混合液が808と1071のピークに示されるように各脂肪酸に分離されます。

      

下記は、本装置で「2種の脂肪酸混合液を試料とした場合」に得られる結果です。まず、ガスクロマトグラフで混合液が808と1071のピークに示されるように各脂肪酸に分離されます。

上記の分離と同時に質量分析計でそれぞれのピークに含まれる物質の質量と構造に関する情報が得られます。このスペクトル情報をデータベースと照合することにより、物質の同定や構造の解析ができます。

これまでに測定された試料
○ 食品抽出物 ○ 生体代謝物
○ 香料 etc.
システム部と本体