共焦点レーザー走査型顕微鏡
FLUOVIEW FV1000 (Olympus製)
研究館4F 4L05
本装置は光源にレーザー(473LD,559LD,635LD)を使用することによって、焦点面を1μm厚程度に限定することが可能なため、通常の蛍光顕微鏡よりもクリアな像を得るとができます。それによって、厚めの試料(10μm~数十μm)の切片においては深度の異なる断層面の像を連続して取得し、その連続画像を重ね合わせることにより、物理的に試料の連続切片を作成しなくても3D画像を得ることができます。
この顕微鏡は、蛍光顕微鏡の一種です。
試料は蛍光染色が可能なもの
(蛍光発色するもの)に限られます。
また、電子顕微鏡と異なる点は、電子顕微鏡の方が高い倍率で観察できるので
細かな構造を観察する上では絶対的に優れていますが、電子顕微鏡では観察時に試料に含まれる水分は乾燥によって取り除くか、樹脂に置換する必要があり細胞などの生きた状態の試料をそのまま観察することは困難です。
しかし、本顕微鏡では細胞などを水中で観察することが可能なため、生きた細胞の活動や反応をリアルタイムに観察することができます。
これまでに観察された試料 | |
○ 培養細胞 | ○微生物 |
etc. |