Triple TOF4600 : AB SCIEX製
研究館4F 4L07

本装置は、ガスクロマトグラフ質量分析計と同様に、液体クロマトグラフで混合物を純物質に分離させて、質量分析計で得られる質量情報に基づき、構造や化学変化について解析する装置です。ガスクロマトグラフ質量分析計の装置と大きく異なるのは、水溶液中の試料の分析が可能であるということです。食品や生体代謝系の成分にはガスクロマトグラフ質量分析計で用いるような溶媒には不溶なモノや変性してしまうものがあります。また、生活科学系の学科で汎用的に用いられている液体クロマトグラフィーの分析手法を大きく変えることなく、その解析を容易に深められます。

本装置は、四重極型と飛行時間型の2つの質量分析計から構成されており、MSを測定すると同時にMS/MSの測定も行う装置です。質量測定範囲はm/z30,000(価数換算150kDa)です。