示差走査熱量計
本装置は、試料に経時的に温度をかけ、試料が吸熱することにより生じる変化や冷却により、試料が放熱することにより生じる変化について調べる装置です。
試料状態の変化を熱関数で表し、試料の特性を把握します。本装置での測定によって、試料の融解・ガラス転移・結晶化・硬化・重合・昇華・蒸発・熱分解・脱水熱履歴の検討・比熱容量などの現象や物性について把握することができます。
本機器センターには特徴の異なる下記の2台の示差走査熱量計があります。
超高感度示差走査熱量計
microDSCⅢ(SETARAM製)
研究館4F 4L04
試料容器 専用1000μl容密閉容器(試料量800mg以下)
測定温度範囲 -20℃~120℃
昇温速度 1℃毎分以下
高感度型示差走査熱量計
EXSTAR DSC 6200(SII製)
研究館4F 4L04
オープン容器(45μl),簡易密封容器(20μl),密封容器(7.5μl)
測定温度範囲 -150℃~725℃
昇温速度 0.01℃~100℃毎分以下
これまでに測定された試料 | |
○ ゲル | ○ 繊維 |
○ 米 | etc. |