自然を満喫!秋の1day学寮研修

 国際学科は、11月4日と5日、富士山と海が一望できる緑豊かな本学の研修施設・東明学林にて日帰りで1day学寮研修を行いました。1年生と3年生、ダブルディグリーめざす4年生が1日ずつ、計200名参加し、学年をこえた交流をめざしました。

 言語別のラウンドテーブル

 午前は国際学科で学べる6言語別に、学年混合で5~8人のチームに別れ、「ラウンドテーブル」を行いました。事前に学生自身が決めた課題について、資料を持ち寄り、チームごとに討論しました。その後、討論の要点を全体会で発表し、ベストチームを投票で選び、1位~3位表彰されました。

チームごとに討論の様子

 

 11月4日の優勝チームは「インターネットの投稿は実名であるべきか、匿名である(本名を隠す)べきか」について討論しました。実名派、匿名派、それぞれが主張を述べ、討論しました。実名派の理由は、「名前を出すことで高い信頼性を得ることができる」「個人アカウントはもちろん、ビジネス目的に使用する場合は信用度が必要」「インターネット上での発言に責任感を持つことができる」「韓国では、SNS上で誹謗中傷事件が相次ぎ、それを防ぐため、一度誹謗中傷をしたアカウントは他のアカウントをつくることをできなくし実名制度が提議され、7割の人がその制度に賛成している」などでした。

 一方、匿名派の理由は、「匿名ならば、より気軽に、相手の年齢などを気にせず、SNSを使用でき、人には言いにくい相談などをしやすい」「日本でも誹謗中傷を防ぐ制度が考えられ、ネット企業も悪意ある使い方を防ぐ対策をとるようになり、実名を出す必要はない」「信頼できるサイト、企業かどうかからないのに、個人情報を出すのは危険性が高い、悪用される可能性がある」などが出ました。

 最終的に、「実名派が紹介した韓国の実名制度を日本に導入しても、日本国憲法21条で保障されている『表現の自由』に反するため、批判され炎上する可能性もある。そのため実名であるべきか、匿名であるべきか、今定めるのは難しい。が、SNSやインターネット上でのコミュニケーションや繋がりが犯罪や事件をひきおこさないよう、実名でも匿名でも自分の言動に責任を持ち、思いやりを持って使用する。また実名ではなく、最低年齢制限を設ける制度の導入が最善ではないか」という結論にまとまりました。

各チーム2分で討論の要点の発表を行った。

 11月5日の優勝チームは「タトゥーの賛否について」討論しました。賛成意見として、タトゥーは自分を表現することができる1つの方法だということがあげられました。海外では多くの人が宗教を信仰し、タトゥーは自分の宗教を表す方法の一つ、アイデンティティーを示す一つの方法とする人もいます。2つ目は、海外では多くの人がタトゥーを入れていると言う事実です。イギリスでは16歳から44歳のうち3分の1がタトゥーを入れているとのデータがあります。日本ではタトゥーを入れている人が少人数な偏見を持たれがちですが、それは時代遅れだとの意見が出ました。

 反対意見として、第一に、宗教観の違いが挙げられました。日本では宗教があまり問題にならないかもしれませんが、海外では大問題になることもあります。たとえば、仏陀のタトゥーを入れているスペイン人観光客がミャンマーを国外退去になった事例がありました。第二に、タトゥーを入れたことへの後悔が挙げられました 。実際に、タトゥーを入れた6分の1の人が後悔し、11%の人が消したと言うデータがあります。日本だとタトゥーを入れている30代から40代の80%の人がタトゥーを消したいと思っているそうです。

 討論した結果、私たちはタトゥーの賛否を決めることはできないと考えました。タトゥーをいれている人は、プールや温泉などの公共施設では隠すなどの配慮をするべきで、タトゥーをいれていない人は、拒否せず理解しようと努める必要があると考えました。

討論発表の様子

 

労作:さつまいもとフェイジョア(しいたけ:4日のみ)の収穫

 両日とも、午後は労作をし、交流を深めると同時に収穫に関する知識を得ることができ、学生にとても好評でした。労作では東明学林の職員の方々やさつまいも栽培・収穫を手伝っていただいた近隣の方々とのコミュニケーションも進みました。

 

先生も一緒にさつま芋収穫の様子
可愛い麦わら帽子をお借りしてさつま芋収穫の様子
タイミングよくシイタケの収穫も体験できた様子

 学寮委員6名(3年生2名、1年生4名)は9月末から準備を重ね、協力をして計画を立てた事で本学全体の目標でもある「主体性をもって最後までやり遂げる力」を磨くことができました。今年度は新型コロナウイルスの影響により1 day学寮となりましたが、学寮での収穫は大きく、いくつかの改善点は来年以降改善していきたいです。

<徐>