2021年3月

日文ブックリレー第5回 [2021年03月30日(火)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」を
ブログでも掲載しています。第5回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も現1年のお2人です👏
①MFさん💇

皆さんこんにちは!最近フラフープを練習しているMHです💃

私が今回紹介する本は、荻原浩さんの「海の見える理髪店」です。

この作品は2016年、第155回直木賞に選ばれています。
主人公の「僕」はある日、海辺の町にある理髪店を訪れます。
そこは、店主が1人で切り盛りする小さい店でありながら、俳優や政治家も通いつめたという伝説の理髪店でした。店主は、主人公の髪を切りながらこの店ができた経緯や、自分の過去の話を淡々と始めます。
いつもの接客では話さないようなことまで饒舌に主人公に語り続ける店主ですが、そこにはある理由がありました。
最後まで読んだとき、切なさが残りつつも心がじんわり暖まるようなお話です。

私は受験生のときに初めてこの作品に出会いました。現代文の模擬問題で読んだのですが、そのときは内容に引き込まれるあまり問題を解くのが疎かになってしまいました……(笑)
物語の展開はもちろん、情景がありありと頭の中に浮かんでくる繊細な表現も魅力的です。

この文庫本には、表題作の他にも「家族」をテーマにした短編が5つ収録されています。
コロナ禍で家にいる時間が多くなった今、家族と過ごす時間が増えた方が多いのではないでしょうか。
もしかすると、逆に簡単には会えなくなってしまった方もいらっしゃるのかもしれません。
どなたもこの機会にこの1冊を読んで、一度ゆっくり家族のことを考えてみませんか。
自分の家族に聞いてみたいことや伝えたいこと等々が見つかるかもしれません。

次はハリーポッターを見ることにハマっているSNさん、よろしくお願いします🎽💁🏻✨

②SNさん👓

皆さんこんにちは☺︎︎

最近ハリーポッターにハマっているSNです👓✨

今回私が紹介する本は、柏葉幸子さんの『霧のむこうのふしぎな町』という作品です🌟

皆さんは世界的に大ヒットした「千と千尋の神隠し」というジブリ映画をご存知でしょうか?この映画の着想の元になったのが『霧のむこうのふしぎな町』なのです。

女の子リナが1人で旅に出ると不思議な町に辿り着いて、へんてこな住民と出会い、様々な仕事をしていきます。

たくさんの不思議な体験をしていくことで、リナは勇気を出したり成長していきます。

The ファンタジーの作品ですが、読んでいくとハラハラしたりほっこりしたり、何度でも読みたくなるような作品です🌷

不思議な世界観に浸りたい方、童心に戻りたい方、ファンタジーが好きな方、たくさんの方に読んでいただきたいです!!

そして…
本の背表紙を見た皆さん。「あれ?3部作入ってない?」と思ったはずです。
私はこの3部作入っている装丁がとても大好きなのでこの本の写真にしました。内容も色もイラストもとても綺麗なのでぜひお手に取って見てみてください✨

「あなたのそばにきっと在る、ふしぎと冒険の世界へようこそ___ 」

次は桜スイーツにハマっているMTさん、よろしくお願いします🌸

引き続き更新していきます✨
(CC)

教育実習直前講座を開催しました [2021年03月26日(金)]

<日文便り>

25日(木)、26日(金)に日文の教職を履修している3年生を対象に、教育実習直前講座を行いました。
こちらは毎年に2月に外部講師をお招きして行っている、日文主催の講座です。
今年も川合正先生と中村敦雄先生に教えていただきました。

川合先生の講座、
「生徒との信頼関係構築こそ全てのはじまり~教育実習で求められるコミュニケーション力」では、
教育実習を行うにあたり必要なコミュニケーションについて学びました。
川合先生は、教育実習中に生徒と歳が近いこともあり、
悩みを相談されることもあるとおっしゃっていました。
人によって抱える事情は様々ですが、
まずは相手に寄り添って話を聞くことが重要だということでした。
また、自分一人で抱え込まずに生徒の意志を尊重した上で、
周りに相談をすることも必要だとおっしゃっていました。

途中、子どもの行動に対する声掛け(対応)について、
2人1組になって話し合う時間もありましたが、
生徒が取る行動によって協働するのか傾聴するのかなど、
場面に応じた対応が必要であることを学生たちは学んだようでした。
 

中村先生の講座では、「さつき」(伊集院静著)という話を取り上げて、
教育実習に行ったつもりで教師役の学生が生徒役の学生に向けて発問をしてみるという機会もありました。
学生たちは自分の授業に引き込み考えさせる授業の行い方を学んだようでした。
 

以下、講座を受けた学生の感想です。
——————————————————————————————————————-
教職課程の授業として受けましたが、親となったときにも役立つと思いました。
意識と無意識の話では、自身の自己肯定感が大切になってくると感じました。
生徒や子供の自己肯定感を上げるために、今回習ったことを意識して取り組みたいと思います。
(NI)

深い!と思う言葉がレジュメ内にも先生のお言葉の中にもたくさんあって大変勉強になりました。
授業内容だけではなく、教師としての接し方も生徒に影響を及ぼすことを再認識しました。
90分があっという間でした。
(II)

コミュニケーションの取り方に信頼を築くコツがあるのだと分かっていましたが、
改めて説明して頂いたためしっかりと理解できました。
(MH)

今まで指導案では自分がやりたいことを書いてきましたが、クラスの特性を反映する大切さを学びました。
また、発問の仕方で推論を投げかけることが自分は苦手だという課題点が見つけられて良かったです。
教科書以外の教材でも授業内容・目標・評価があれば授業になるということを意識して(逆もしかり)
授業を作っていきたいと思います。
(MT)

模擬授業や発問の仕方など実践的なものばかりでとても勉強になりました。
指導案を作ったことはあっても、それを実際の授業として行ったこと、
また、実際に反応をもらうと自分が想定していたものとは異なっていて、
困ったり、逆に感心したりする場面も多くありました。
今回の講義を通して、自分の苦手な部分や実習までに見直すべき部分も見つけることができ、
これから準備するにあたって考えていきたいと思いました。
(MO)
——————————————————————————————————————-

今回の講座で教育実習への自信がついたのではないでしょうか。
学科一同、応援しています。

(UR)

2020年度卒業式 [2021年03月24日(水)]

<日文便り>

3月16日(火)、2020年度卒業式が行われました。
今年度は簡略化されたものの人見記念講堂で卒業式が行われました。
ガウンやキャップを着用し、卒業式に向かう学生たちはとても晴れやかな顔をしていました。
卒業式後はクラスごとに学位記授与を行いました。

 

 

 
※写真撮影の時のみマスクを外しています。

皆さんのこれからの人生が晴れやかなものであることを日文教授室一同心よりお祈りしています。

いつでも日文へ遊びに来てくださいね。
卒業おめでとうございます!

(UR)

日文ブックリレー第4回 [2021年03月22日(月)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」を
ブログでも掲載しています。第4回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も現1年のお2人です👏
①MYさん🌸

皆さんこんにちは!🌷抹茶ラテ飲み比べにハマっているMYです♡

今回私が紹介する本は、宇山佳佑さんの『桜のような僕の恋人』です🌸

突然ですが、皆さんは、”隣にいる人の存在”や、”今ここにある時間”について一度立ち止まって考えたことはありますか??
これらが決して”当たり前”ではないことを、この本は教えてくれます。
この本は、美容師の美咲と、彼女に恋をしたカメラマン見習いの晴人の物語です。
二人は恋人同士になるのですが、幸せな時間は長く続きませんでした。
なぜなら、美咲に突然、病魔が襲い掛かったからです。
彼女が発症した病気は、急激に老いていくという難病です。
そのため、晴人と美咲は同じ時を過ごしていたとしても、速度の違う時を過ごすこととなります。
老いていく姿を晴人にだけは見せたくないと悩んだ美咲が下した決断。それは……。
結末は、ぜひ自分の目で確かめてみてください。『桜のような僕の恋人』という作品名がどんなことを表していたのか、本を読み終えた時に痛感すると思います。
私は高校時代にこの本との出会いを果たしました。
きっかけは、私が中学時代から大好きなアーティスト(そのアーティストのことは今でも大好きで応援しています笑)がファンにこの本を紹介してくれたことなんです。
この本は読み始めると止まらなくなってしまうため、学校の休み時間も割いて読んでいたのですが…あまりにも胸が苦しくなり、学校の休み時間に涙が止まらなくなってしまいました😢実は友人にとっても心配されました(笑)この本を外で読む時はお気をつけください(笑)でも、それくらい心が動かされる素敵な本です。💐
最後になりますが、どうか皆さん、この本を一度手に取って読んでみてください。皆さんの人生に新たな価値観が芽生えるかもしれません。
次は合唱サークルでのオンライン練習にハマっているMHさん、よろしくお願いします🎽💁✨

②MHさん🌷

今回私が紹介する本は、渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」です🌷

この本では、「苦しい中でも自分らしく生きるヒント」が全4章に分けて綴られています。著者である渡辺さんは、岡山県にあるノートルダム清心女子大学の学長に36歳という若さで就任しました。その自身の経験や、キリスト教の教えを基に、生きていく上で大切な心の持ちようを解説されています。

私は大学に入学してからの1年間、この本の中の言葉に支えられてきました。
特に印象に残っているのは【現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。】という1文です。(P.27から引用)
コロナ禍で慣れないオンライン授業が続き、友人とも満足に会えず、自分が想像していたものとはかけ離れた大学生活に心が疲弊していた中、この言葉をきっかけに私の意識は変わりました。
オンライン授業だからこそ得られる学びを大切にしたり、家にいる時間を利用して新しいことに挑戦したりするなど、出来るだけ前向きに物事を考え、行動するようになったのです。
「コロナの流行」という現実は自分1人がどれだけ嘆いてもすぐには変わらない。
しかし、その現実に対する考え方や行動は自分の意思でいくらでも変えることができる、ということに気づかされました。

「置かれた場所で咲きなさい」には、辛い時心に寄り添ってくれるような短い詩や、自分の日々の行いを考えさせられるような言葉が多く載っています。
この本を読んだ皆さんが、1つでも多く素敵な言葉と出会えますように……🍀✨

「次は、最近フラフープが回せるようになったHMさん、お願いします!!💃♪」

引き続き更新していきます✨
(CC)

ご卒業おめでとうございます [2021年03月16日(火)]

ご卒業おめでとうございます。

卒業生のみなさんに、日文の先生方・助手さんからお祝いのことばが届きました。

ご卒業おめでとうございます!
みなさんの、まっすぐな、まなざしが、大好きでした。
どうぞ、これからも、ステキな冒険に挑戦ください、応援してます。
青木 幸子

卒業、おめでとうございます。長いようであっという間の4年間でした。
しかも、最後の一年間はコロナとオンラインで大変でした。
大きい時代の変わり目がやってきたのかもしれない今日この頃。
新しい時代を切り開いていくのは君たちだ!頑張れ!
市川 清史

自分がまだ見ぬ自分との出会いも含めて、新たな出会いを大切に、マイペースに歩んでいってください。
植松 容子

日文で学んだことばの力を社会でのやりとりに積極的に生かし、
周囲を笑顔にしていってくれるものと期待しています。
いつも心に笑いを。
大場 美和子

ご多幸を心よりお祈り申し上げます。
うちなびく春ともしるくうぐひすは植木の木間を鳴き渡らむ(万葉集巻20・4495 大伴家持)
烏谷 知子

仕事に追われていても、文学に触れる時間を確保し、心の糧を増やしつづけて下さい。
胡 秀敏

いっぱい考えたこと、考えるだけでいつでもどこでも遊べること、それこそが一生の財産。
須永 哲矢

想像もしなかったことが起こる世の中ですが、
大学で得たことを活かし、たくましく前に進んでいってください。
丹下 暖子

長く生きてくると、人生は日々の積み重ねだとつくづく思います。
仕事をすることも、学ぶことも、鍛えることも、暮らすことも毎日の積み重ねが形を作っていくものです。
日々の積み重ねを大事にして実り豊かな人生を送ってください。
西川 寿美

「卒業おめでとう」
毎日がお天気ではないでしょうが、すてきな笑顔を忘れずに。どうぞ晴れやかな人生を!
笛木 美佳

日文4年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
今日の自分を誇りに思い、これからの未来へと進んでいってください。
皆さんのご多幸とご活躍を心より願っています。
福田 委千代

「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」
これからも探求心を持って、前に進んで下さい。
嶺田 明美

「笑う門には福来たる」。笑いには不思議な力があるようです。
どんな時でも笑い合える時間と人を大切に。
山本 晶子

ご卒業おめでとうございます。
みなさんとの4年間、とても想い出深いです。
どんな状況でも、楽しむ努力を忘れずに。
山田 夏樹

コロナを乗り越えたら、私たちはもっと強くなります。Girls, be strong!
横山 紀子

「ものは捨つるに破れて、用ゐるに成るもの」(樋口一葉)
ものごとは、諦めればおのずからだめになり、努力を続ければ、成就するもの。
一葉が十九歳の時に記した言葉を、贈ります。
吉田 昌志

ケセラセラ。人生はなるようになります。
時には遠回りをしても、悔いのない人生を歩んでください。
上原 里菜

Where rhere is a will,there is a way.
みなさんの輝く未来を応援しています。
川口 華織

ちょっと先のことが読めない世の中ですが、
よくよく考えてみれば誰にも未来は予測できないのです。
BE WATER, my friend.柔軟な心を持ってこれからの人生を歩んでいってください。
熊澤 隆仁

人生に悩んだら、シンドバッドの歌を思い出してください。
「人生は冒険だ~♪ 地図はないけれど~♪
宝物探そう ~信~じてコンパス・オブ・ユア・ハート♪」
中條 千里

これから社会に出ることで、色々な経験をすることでしょう。
時には辛いことも悲しいこともあるかもしれません。
そんな時には大学で培った自分の力を信じて、自分だけの道を歩み続けてください。
みなさんのご活躍を心から祈念しています。

日本語日本文学科
教員・職員一同

2020年度・学生研究発表会を行いました [2021年03月15日(月)]

<日文便り>

2月26日(金)の3・4限に学生研究発表会が開催されました。

今年度の発表はzoomを使用して行われました。
3限:日本語教育・中古文学・中学文学・近代文学
4限:日本語学・上代文学・中世文学・近代文学・児童文学

学生研究発表会では、各ゼミから選ばれた4年生の発表者が、
執筆した卒業論文をもとに自分の研究の成果を報告します。
3・4年生は所属のゼミと関連する分野の発表を、1・2年生は自分の興味のある分野の発表を聞きに行きます。

今年度はzoomでの発表となりましたが、直前までリハーサルを行っているゼミもありました。

〈当日の発表の様子〉

 

どの学生も自らの研究成果を堂々と発表していて素晴らしかったです。
分野によっては活発に質疑応答がなされていました。
分野ごとにzoomを分けての開催となったので全員分の発表を聞けなかったのが残念でした。

自分自身で研究を深めることも大切ですが、他の人の研究成果を聞くことで、さらに視野が広がり、
新たな発見をすることもできるのではないでしょうか。
卒業論文提出までの道のりは決して楽なものではなかったと思いますが、
みなさんの素晴らしい発表を聞くことができて今後の活躍が楽しみになりました!

今年度も非常に充実した学生研究発表会となりました。

(UR)

日文ブックリレー第3回 [2021年03月11日(木)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」を
ブログでも掲載しています。第3回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も現1年のお2人です👏
①SKさん🕵

こんにちは!餃子を皮から作る者です。
私は江戸川乱歩さんの『D坂の殺人事件』をご紹介します。
画像は角川文庫さん出版のもの(某コラボカバー)です。
表題作を含む推理・探偵小説全5作品が収録されています。
お気に入り&おすすめの作品は、一見ただの強盗傷害事件だったものが、衝撃の真実へとつながる『何者』、恐ろしい描写が光る攻めた作品『地獄の道化師』の2つです。
トリックの面白さはもちろんのこと、登場人物の奥深い背景や、円満な結末とは限らないリアルさ、
浸らずにいられない読後の余韻など、最後まで魅力たっぷりです。

探偵目線で思考しながら読む方も、依頼人や助手目線でドキドキワクワク読む方も、
存分に楽しめること間違いなし!

おなじみのキザでカッチリした明智先生も素敵ですが、もさもさ頭でゆるっとした初期の明智先生も非常に“推せる”のでぜひ…‼︎

”ニッチな知識も超能力も、さして解決に必要ない。名探偵たらしめるのは、何より鋭い観察力と、誰より鮮やかな想像力ーーー。“

お次は最近ミッフィーさんにハマっているRKさん!お願いします!🎽💁‍♀️✨

②RKさん🐇

皆さんこんにちは🌟
ミッフィーちゃん🐰にハマっているRKです♡
私が紹介する本は、宮下奈都さんの『太陽のパスタ、豆のスープ』です。

婚約者の譲さんに結婚式直前に婚約破棄され、失意の中にいる主人公明日羽(あすわ)は、
叔母のロッカさんに提案されて“ドリフターズリスト”を作ることに……
ドリフターズとは漂流者という意味で、ドリフターズリストはやりたいことや楽しそうなこと、ほしいもの、とにかく何でも書き出して、漂流者の指針になるリストだとロッカさんは言います。
半信半疑の明日羽ですが、リストを作成していくうちに、少しずつ活力を取り戻していきます。
自分の心と向き合い、悩みながらも前進する姿に共感し、勇気をもらえる一冊です。

「私が選ぶもので私はつくられる。好んで選んだものも、ちょっと無理をして選んだものも、選ぼうとしなくても無意識のうちに選び取っていたものも。譲さんを選んだのも、そして譲さんに選ばれなかったのも、私だ。私に起こった出来事だ。それらは私の一部になる。私の身体の、私の心の、私の人生の。」

やりたかったことができなくなったり、楽しみにしていた予定が潰れたり、このコロナ禍で思い通りにいかなくなったことが沢山あると思います。
ですが、この本を読んで、この状況を悲観してばかりいるのではなく、自分の心を見失わないように、少しでも楽しめるように、と考えることができるようになりました。
皆さんもこの本を読んで、自分の心と向き合い、やりたいことや楽しそうなこと、ほしいものを考えてみませんか?

昭和女子大学では、コロナ禍でも学びを止めることなく日々を過ごすことができています。
私は『太陽のパスタ、豆のスープ』を読んで、さらにこの学びを日々の生活に活かしたいと思えました。

新生活が始まる春にぴったりの一冊です🌸
是非、読んでみてください。

それでは、皆さんとキャンパスでお会いできる日を心待ちにしております❄

次は抹茶ラテ飲み比べ🍵にハマっているMさん、お願いします🎽💁‍♀️✨

引き続き更新していきます✨
(CC)

私を支えてくれることば [2021年03月09日(火)]

<日文便り>

オンラインで何でも手軽に買えるようになった昨今、
本屋に行く回数もめっきり減ってしまいました。

ある日商店街を散歩していると、ふと本屋の外に並べてある雑誌が目に入りました。
『&Premium』2021年4月号(マガジンハウス)の表紙に「心が動く、言葉の力」と書かれていたのです。
気付いたら雑誌だけでなく、コスパが悪いからと普段は躊躇しているカフェのコーヒーを片手に歩いていました。
さながらパリの街をバゲットを紙袋から覗かせて歩くような気分で帰路につき、
早速読んでみると様々な人が紡ぐことば達に圧倒されました。
私たちは皆平等にことばを話す、書くスキルを与えられているはずなのに、人によってこうも発信することが違うのか、と改めて人間という存在の面白みを感じます。

中でも興味深かったのが、韓国カルチャー(小説・詩・歌詞・台詞)のページです。
日本では音楽やドラマは昔から人気でしたが、ここ最近は小説、雑貨、デザインも独自の地位が確立されてきたように感じ、これからの動向が楽しみです。

この雑誌に触発され、勝手ながら皆さんに私の心に残ったことばをいくつか紹介させてください。

〇『十二国記 月の影 影の海』(日本🇯🇵小説)小野不由美(著者)
「裏切られてもいいんだ。裏切った相手が卑怯になるだけで、わたしのなにが傷つくわけでもない。裏切って卑怯者になるよりずっといい。」

裏切られる事を恐れて人を信用できなかった主人公の陽子が、物語の終盤で成長した姿を見せた瞬間でした。人に期待して勝手に失望したり怒ってしまった時に、いつもこの言葉を思い出します。十二国記は名言のオンパレードですので、是非手に取ってみてください。

〇『100万円と苦虫女』(日本🇯🇵映画)タナダユキ(脚本)
「いや、むしろ探したくないんです。どうやったって、自分の行動で自分は生きていかなきゃいけないですから。探さなくたって、嫌でもここにいますから」

100万円貯まるごとに色々な場所を転々としている主人公鈴子に対し、同僚が自分探しですか?
と聞いた時の返答です。当時自分探しに憧れていた中二病の私の脳天に一撃をくらわせました。

〇『Q10』(日本🇯🇵ドラマ)木皿泉(脚本)

「本当に怖いのは、不幸そのものではありません。一番怖いのは、不幸になった時、考えるのをやめてしまうことです。つまり、一番の敵は自分の中にあるのです。」

先生が授業中に話していた事です。先生はこの後、「死ぬほど考えること、これが後悔しないたった一つのやり方です。」と続けます。
選択に迷った時、そこにどちらが正しいかなどはなく、自分の弱さと向き合い、考え続ける事が唯一の解決法だと言い聞かせてます。

〇『ミセン』(韓国🇰🇷ドラマ)チョン・ユンジョン(脚本)ユン・テホ(原作)
「俺たちはまだミセン(未生)だ」

ミセンとは囲碁用語で、弱い石を指します。
主人公はプロの囲碁棋士になる夢を諦め、26歳にして一般企業でインターンとして働きはじめます。畑違いの環境で、様々な苦難にもひたむきに乗り越えていく主人公のグレに、上司のオ課長がかけてくれた言葉です。少し話はオーバーな面もありますが、働くとはどういうことか、改めて教えてもらえるドラマです。

〇『きっとうまくいく』(インド🇮🇳映画)
ラージクマール・ヒラーニ、 ヴィドゥ・ヴィノード・チョープラー、ジット・ジョーシ(脚本)

「All izz well(all is well)」

生きていく上で困難にぶちあたったら、まずこの映画を見てください。
主人公のランチョーが大切な事を教えてくれます。
見終わった後、思わず胸に手を当てて、この言葉を唱えたくなるはずです!

皆さんの心に残っていることばは何ですか?
是非周りにいる方と語り合ってみてください。

(CC)

日文生ブックリレー第2回 [2021年03月03日(水)]

先日からインスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」を
ブログでも掲載しています。早くも第2回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回も現1年のお2人です👏
①ASさん🍓


私が今回紹介する本は、湊かなえさんの「ブロードキャスト」です。
湊かなえさんは、イヤミスという読後に少し嫌な後味が残るミステリーを描くことの多い作家ですが、今回のこの本は、高校の放送部を舞台にした爽やかな青春小説となっています!

主人公の町田圭祐は、中学時代に陸上部で全国大会を目指していましたが、最後の大会で出場を逃してしまいます。その後、陸上の名門校である青海学院高校に入学しますが、ある理由から陸上部に入ることを諦め、同じ中学出身の正也から強く誘われてなんとなく放送部に入部します。陸上への未練は残りつつも、部員の熱意に触れながら、圭祐はその面白さに気づいていくというストーリーです🎤
放送部という文化系の部活動ではありますが、高校生のリアルな人間関係もあいまって熱いドラマが生き生きと描かれている作品です。高校時代を思い出すと、きっと共感できる部分がたくさんあるはずです。ぜひ読んでみてくださいね😌

次は最近洋楽鑑賞にはまっているMさん、お願いします🎽💁‍♀️✨

②MMさん🌻

今回私が紹介する本は『オルゴールワールド』です。

原案 タモリさん、絵と文 にしのあきひろさんによる作品となっています。にしのあきひろさんの作品と言えば、現在上映中の「映画 えんとつ町のプペル」が話題ですよね!
私が初めてこの作品を手に取ったのは小学6年生の時。「絵本」と聞くと、児童書というイメージが強く、大人になると読まなくなってしまうジャンルではないでしょうか?🤔

そんな絵本離れをしてしまったあなたにオススメしたい!
僕が恋した少女は、「好き」という言葉がない国で育った。けれど、少女は、僕の知らない美しい音楽を知っていた―。世界をひとつにする魔法を見つけた、ちっぽけな僕たちの物語。

人口増加に伴うビルの高層化により、空中帝国に住む人間と『森』に住む人間に分かれてしまった世界。この物語は、空中帝国に住むカンパネラと『森』に住むヨナヨナの純愛ストーリーを通して、現代社会の問題が示唆されています。宗教、戦争、様々な技術の発展、生物の進化など……。

“どうして、人間の世界がふたつにわかれたんだろう?”

「好き」という気持ちがあることで、争いが起き、犠牲が生まれる。大人になったからこそ、考えさせられ、深く心に刻まれる物語。あなたも、国境や文化の壁を越えるための「魔法」をかけてみませんか?🧙‍♂️

「ちょっくら奇跡に用がある」

次は最近餃子🥟を皮から作っているSさん、お願いします!

引き続き更新していきます✨
(CC)

SWU×TUJ交流企画「狂言ワークショップ online」を開催しました [2021年03月01日(月)]

<授業風景>

こんにちは。古典文学担当の山本です。

2月9日に開催した「狂言ワークショップ online」についてご報告します。
この催しは、SWU(昭和女子大)とTUJ(テンプル大ジャパンキャンパス)との交流を目的として企画されたものです。昨年度に引き続き、和泉流狂言師の野口隆行氏を招いての狂言ワークショップを、対面とオンラインのハイブリッドで行いました。参加者は、SWUとTUJの学生25名(内、対面9名・オンライン16名)、教職員6名の31名でした。

前半は、SWUの学生2名が進行役で、SWUの学生が作成したクイズで、狂言の世界を紹介しました。
 

その後、まず「柿山伏」の前半の場面の実演、続いて狂言の喜怒哀楽の演技などを教えていただき、実際に体験しました。

ワークショップの最後には、「柿山伏」の場面で、参加者全員が柿主役となり、声をかけながら手拍子を打ち、それに合わせて山伏役の野口さんが木から落ちるところを演じてくださいました。どちらの参加者も共に楽しむことができる内容でした。実際に自ら声を出し、手足を動かすことで、狂言の演技についての理解が深められたのではないかと思います。

後半の狂言装束の着付け体験では、対面参加のTUJの学生さんがモデルとなりました。

各装束の解説を織り交ぜながら、手際よく着付けられる様に、参加者一同ただただ見入ってしまいました。
 

最後に「棒縛」で演じられる小舞(「暁」)を鑑賞して終了となりました。

参加した学生の感想を一部紹介します。

〈対面での参加学生から〉

◆私は今回、対面で参加し、笑いの演技も体験した。正直、この笑いはそれほど大変なものではないと思っていたのだが、なかなか息が続かず、狂言の演技の難しさを実感した。これを簡単そうに見せることで、幸せや楽しいという思いを伝えられるのだと考える。 実際に狂言師の方のお話や演技を間近で見ることで、生の狂言の素晴らしさを体感することができた。

◆今回の講座に参加して印象に残ったことがあります。それは、狂言というのは誰もが「楽しい」「面白い」と感じさせる日本の伝統芸能であるということです。最初は対面で参加した学生には緊張した雰囲気が漂っていましたが、狂言のクイズを行ったり、狂言師の野口さんが実際に演じている姿や道具を使って演じたりする姿を見て、徐々に笑顔が増え、楽しい時間になりました。

◆対面・オンライン双方向での開催は考えるべき点が多く、卒業前に貴重な経験をさせて頂きました。間近で同じ目線に立って頂くことで、踏みしめた時の振動や息遣いを五感で感じることができました。

〈オンラインでの参加学生から〉

◆ワークショップ全体を通して行われた野口隆行氏の演技では声の迫力はもちろん、教室が一瞬にして能楽堂の雰囲気になる様子を目の当たりにし、狂言を演じるうえでの力強さを感じた。今回のワークショップをきっかけに「能楽堂で実際に見てみたい」という気持ちがさらに強まった。

◆特に、実際に装束をつけるところが見られるというのはとても貴重な体験だったと思います。外からは見えないものも着ていて、実際には結構な重ね着をしていたというのは驚きでした。

◆今回のワークショップは狂言がどういうものなのか知る良い機会となった。装束の着方にも動きやすいように工夫がなされ、また感情を身体全体を使って表現していることが画面越しでも伝わってきて、とても面白かった。

◆狂言を身近に感じることができ、いろんな演目を見てみたいと思いました。画面を通してですが、狂言師の方の声を実際に聞き、小舞も見ることができて狂言に対しての興味が大変大きくなりました。

◆クイズ形式で解説と共に楽しみながら学ぶことにより、狂言についてさらに理解を深めることができた。

TUJの学生さんも感想を寄せてくださいました。

◆I didn’t know much about Kyogen so I really enjoyed the workshop. The staff and students was very friendly and the presentation was educational and entertaining.

◆I did decide to wear the kimono after all! Thank you very much, it was a wonderful experience for me. I would definitely like to attend more events in the future and would recommend to other TUJ students as well. Thank you again for this opportunity!

今回は、コミュニケーションスピーカーをつなぎ、複数のPCを用いてのオンライン中継でしたが、一部で音声が聞こえなかったという感想もあり、今後こうした講座を実施する上で参考にしていきたいと思います。

今回は両校の交流といっても、なかなか難しいところがありましたが、対面参加の学生たちは、前半と後半の僅かな休憩時間に歓談する様子が見られました。

今回寄せられた感想で何より嬉しかったのは、実際の舞台を見に行きたいというものでした。
オンラインはどのような場所でもつながる便利さはありますが、生の迫力は伝えきれません。コロナ禍の中、古典芸能に限らず、舞台芸術を取り巻く現状は厳しいものですが、様々な感染対策をして上演されるようになってきました。今回のワークショップが能楽堂へ足を運ぶきっかけになればと思います。

(山本晶子)