日文便り

成り行きでモンシロチョウ育ててみた [2020年07月07日(火)]

〈日文便り〉

今夜は七夕。
といっても、本来旧暦の7月7日のはずで、今年なら8月25日。
もともとの七夕は、私たちが知っている7月の七夕とは、季節の雰囲気がかなり違っていたはず。

ちょっとのきっかけで何かを知り、モノの見方を変えてみる、って結構大切なこと。
なおかつ、そういう機会は日々ささやかに転がっているものです。

庭にケールを植えていたのですが、アブラナ科なのでモンシロチョウがやってきます。
ほどなく青虫がすくすく育ちます。
収穫する分のケールと、青虫用のケールと、初めは分けてみたのですが、
青虫たちは加減を知りません。いつのまにかケールが葉脈だけの丸裸に・・・。
仕方なく青虫をうちに引き上げて、キャベツ買ってきて育てることにしました。
自宅で野菜を育てると、買わずに済むはずなんですが、
自宅で野菜を育てると、青虫のためにキャベツ買う必要が生じるんですあら不思議。
その数約30匹。 自粛生活中の自由研究といったところ。

特段青虫が好きなわけでもないのですが
(どちらかと言えば普通に嫌いですよ飼ってると愛着わきますけど)、
2週間ぐらい一緒に暮らして、羽化して巣立っていくまで
見届けられる子もそれなりの数になりました。
と言っても野生は厳しくて、蝶になれたのは3分の1ぐらい。
既にハチに寄生されちゃってたり、さなぎになる力がなかったり。


さなぎ。


もうすぐ羽化するさなぎ。このくらい、中身が見えるようになります。


無事羽化。

羽化の瞬間にも何回か立ち会えました。

さて、そんなつもりなかったのに、けっこうな数、飼ってみると、
数を飼ってみたからこそわかることもいろいろあります。
その一つが、「どうやら最適な時期がある」っていうこと。
30匹もいると当然個体差があり、さなぎになる時期、羽化する時期、
ある程度ばらけるのですが、それぞれ次のステージに行く時期は、1~2日に集中します。
早すぎても、遅すぎてもダメ。さなぎになるタイミングを逃してしまった子もいて、
そうなるとさなぎになれないまま終わってしまいます。
たまに遅れを取り戻せる子もいるので、どんな世界でも挽回の可能性ってあるんだな、
と思うのですが、それと同時に、やっぱり大前提として、「最適の時期」ってあるんですよ。
さなぎから羽化する時期も、わずかな期間に集中して、その時期から外れると、
羽化できる率がかなり下がります。「その時」がいつも都合がいいとは限りません。
たまたまその時期にあたった日が、大雨だったり、すごく寒かったり、
でも、青虫たちはそれを選べない。それでも、その期を逃さないことで、蝶にたどり着ける。
自分にとって大切な時期、その時の環境が、都合のいいものとは限りません。
「なんでこんな時に、こんな大事な節目があたっちゃうんだろう」って思うことも
いっぱいあると思います。
それでも、蝶になるには今しかない、そういう時期は確かにあるので、
この機を逃さないこと、それが何より大事・・・。

(SN)

オンラインによる日本語教育実習がスタートしました! [2020年06月30日(火)]

〈日文便り〉

こんにちは。日文の植松です。
私が担当している「日本語教育Ⅱ(日本語指導実践(1)入門)」では、留学生に
日本語を教える教育実習を実施しています。例年、日本語学校から初級の日本語学習者を
教室に来ていただき、実習生がグループになって、1グループ45分の教壇実習を行なっています。

今学期は対面授業がかなわないという状況の中、3月中から「この授業をどう運営しようか?」
と考えていました。最も簡単な方法は、受講生同士が留学生役となって仮の実習を実施すること。
これならば、手間はかかりません。しかし、教える相手は日本語母語話者に
なってしまいますから、実際に初級の留学生に教えるのとは全く環境が異なります。

そこで、日本語学校の担当者の方に、「Zoomでのオンライン実習とすることは可能か?」と
打診したところ、「ぜひお願いします!」との嬉しいお返事が!
(もう本当に、飛び上がるほど嬉しかったです!)
このような経緯で、オンラインでの日本語教育実習が実現することになりました。

授業の前半は実習の際に必要な知識や技術を学び、グループごとに決められた文型
(例えば「比較」)についての指導案を準備していきました。

先週、6月23日(火)に実習がスタートしました。
初回はアイスブレイクの時間であったため、グループごとに事前に準備した質問項目をもとに、
留学生の方たちに色々なことを質問しました。この時間があることで、
実際の日本語の習熟度を知ることができたり、学生の趣味などの情報を得ることで、
それを授業内容に反映させたりすることができます。

今週からは、いよいよ授業が始まります。
オンライン実習なので、「比較」の文型を扱う授業なら、おそらくこんな感じになるはずです。
写真が撮れませんので、まさかの(!)、私の直筆イラストでイメージをお伝えします(笑)。

実習生の皆さん、「やさしい日本語」で視覚的資料も効果的に使いながら、
現時点でのベストを目指して頑張りましょう!

※余談
日本語教師は絵が得意だと、何かと役立ちます。
私は絵はあまり…なのですが、下手は下手なりに、教室が沸くこともあります
(かつて「山羊」を説明するために絵をかいたら、「犬ですか?」「牛ですね!」とか
口々に言われました…)

(UE)

Zoomで留学カフェを開催しました!(6月24日) [2020年06月26日(金)]

<日文便り>

日本語日本文学科では、留学を希望する学生、留学に興味のある学生を対象に留学カフェを行っています。

留学カフェは、
「留学に興味はあるけど、どんなことをしたらいいの?」
「留学に行って大変だったこと・よかったことは?」
などといった疑問や悩みを解消することを目的としています。

第一回目の留学カフェは、留学経験のある2名の学生の協力のもと、6月24日(水)にZoomにて開催しました!

今回留学カフェに参加してくれた学生は3名でした。
みなさん、最初は緊張している様子でしたが、先輩方のお話を聞いている内に緊張もほぐれてきたのか、
留学に関して、「教職を取ることを考えていても留学はできるか?」「英語力はどれぐらい必要か?」
など色々と質問をしている様子も見られました。
先輩方も写真を見せたり、自分の体験や留学に行くにあたってのアドバイスなど沢山の話をしてくれました!

 
(1枚目)右下の写真はボストンの公共図書館です。図書館とは思えないほどオシャレですね!
(2枚目)寮での生活の様子です。ボストンでもお蕎麦などの日本食ができることがあったそうです。

  
当日は須永先生にもご参加いただいたのですが、
学生の緊張をほぐすために可愛らしい柴犬が登場することもありました(笑)

最後に参加してくれた学生の感想を紹介します。
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今年度後期のプログラムが中止となり次回のプログラムに参加をするか悩んでいましたが、
先輩方のお話を聞いたことで注目していなかったプログラムに興味が出て、選択肢が広がりました。
留学に行く上での注意や持ち物など、耳寄りな情報が盛りだくさんで有意義な時間でした。
ありがとうございました。次回もありましたら是非参加させて頂きたいです。
(E.I)

留学に関して、興味はあったものの、分からないことや不安なことがいくつかありました。
実際に留学経験のある先輩から、準備段階やボストンでの生活について具体的な事をたくさん聞けたので、
とても充実した時間となりました。
(S.I)

自分が参加したいと考えていたプログラムに実際に参加した先輩のお話を聞くことができ、
大変参考になりました。
現地の様子、プログラムの内容など詳しいお話のおかげで留学のイメージがふくらみました。
最後に先輩から「留学に行ったことで人生が変わったので迷っているのなら絶対に参加した方が良い。」
と背中を押していただき、決心がついたように思います。
留学経験のある他の先輩にもお話を伺ったりするなど、これからも自分で情報を収集していきたいです。
(M.H)
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今回の留学カフェは、5名という少人数での開催でしたが、とても充実した時間となりました。
また、機会があれば開催したいですね!

(UR)

留学を考えている人へ(第2弾) [2020年06月17日(水)]

<日文便り>

こんにちは。
昨日に引き続き、留学の体験談やアドバイスを紹介したいと思います。

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【秋期15週間ボストンプログラム】
私は中高時代にも何度か短期留学の経験はあったのですが、
全て「親に言われたから仕方なく行った」というものばかりでした。
しかし大学2年後期から3年前期にかけて参加した本学の留学プログラムは
自分から望んで参加したものでした。
参加理由としては、大学に入学して自分が今まで見ていた世界が狭かったことに気付き、
「日本から出れば、もっと広い世界があって、自分の考えや価値観が変化するのではないか」
と思ったからです。

英語には苦手意識が強く不安もありましたが、
その事よりも自分の知らないことを知りたい・経験したいという気持ち方が勝りました。
実際のボストンの授業でもレベル別で講義を受講でき、
先生方も手厚くサポートしてくれたので問題なく、授業に参加できました。

留学に行って良かったなと思うことは、自分の考え方が前向きになったことです。
留学前は行動する前から諦めたり、自分に対しての自信というものがなかったのですが、
この留学を通して、まずは何事も挑戦してみること・自分の意見を持って、
その意見を発信することの大切さを学ぶことができ、
帰国後は、「まずはやってみよう!」という考えを持つようになりました。

留学を考えている方には是非とも参加してほしいと思います。
大学生の今しかできないことだと私は思います!
 
(4B 木齊菫)
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【日本文化プログラム】
こんにちは!日文3年の加藤です。
昨年2月に参加したボストン短期留学について紹介します。

私が参加したのは「日本文化プログラム」です。

このプログラムでは、ジョン万次郎という人物を通して日本とアメリカの文化や繋がりについて勉強します。
万次郎は日本人で初めてアメリカに住んだとされており、
彼が16歳の時に上陸した港がボストンだったのです。

ボストンで日本文化?と不思議に思うかもしれません。
しかし、異文化の中で過ごすことで、普段とは違う角度から日本を見ることができます。
座学だけでなくフィールドワークも多くあり、五感を使って考え学ぶことができるところも魅力です。
   
(写真左から、①ジョン万次郎が最初に通った学校 The Old Stone School ②Museum of Fine Arts )

ただ日本とアメリカの文化に関する知識が身に着いただけではありません。
留学期間中に痛感したことは、自ら動き学ぶ姿勢の大切さでした。

英語に自信がなく、はじめは授業中に発言することや
現地の方とコミュニケーションをとることを怖いと感じていました。
しかし、「自分の意見を人に伝えることは社会で生きていくうえで大切なことだ」
と先生がおっしゃっていて、授業でも日常生活でも積極的に話してみることを心掛けてみました。
その結果、現地の方々からたくさんのことを教えていただいたくことができました。
いつの間にか、失敗を恐れずに学ぼう、
可能な限り多くのことを吸収して帰ろうというように気持ちの面も少しずつ変化していました。
その姿勢は帰国後の生活にも活きています。

約2週間という短い期間ではありましたが、
発見・学び・挑戦を繰り返す日々はとても有意義な時間でした。
  
(写真左から①クラスメイトと ②先生と ③NYオプショナルツアー)

海外に行ってみたい。異文化の中で生活してみたい。日本のことをもっと知りたい。
そんな皆さんにお勧めのプログラムです。
(3B 加藤結実)
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今回は2日に渡り留学経験者4名の体験談やアドバイスを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
留学を経験することで、自分の視野を広げることができ成長に繋がる。
学生である今だからこそできることはたくさんありますが、その一つに留学があります。
世界をこの目で見てみたいという学生さんはぜひ留学に挑戦してみてください!

(UR)

留学を考えている人へ(第1弾) [2020年06月16日(火)]

<日文便り>

こんにちは。
非常事態宣言が解除されてから数週間が経ちますが、
未だコロナの収束には至っておらず、気が抜けない日々が続きますね。
一刻も早くいつもの日常が戻ってくることを願うばかりです。

話は変わりますが、
日文では毎年、留学を考えている・興味があるという学生のために「留学カフェ」を行っています。
しかし、今年はコロナの影響もあり、実施が難しい状況です。
そこで留学経験のある学生に留学の体験談やアドバイスを聞いてみました!

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【春期15週間ボストンプログラム】
みなさんこんにちは。日文3年の岩垂です。

今回は私がボストンに留学したときのことをお話します!!

みなさんは留学についてどんなイメージがありますか??
「なんかかっこいいな…」「アメリカって治安悪そうだな…」「留学にいけるほどの英語力ないよ…」
って思ってませんか?

私も行く前はこれらのこと全部考えていました。
それでも参加したのには理由があります。
「学生のうちしかできないことに挑戦したかった」
「将来の夢が決まっていないからきっかけを探しに」
「苦手な英語が少しでもよくなればいいな」
こんな単純な理由です。

ボストンでの生活ってやっぱり日本とは違います。
食生活も文化も違って日々学ぶことが多いです。
でも私が特に違うなと痛感していたのは人との距離です。

大学に通っていると友達と会えるのはたった数時間ですよね。
ボストンでは寮生活をするのでほぼ誰かと一緒です。
それがストレスだって思うこともたまにありました。
1人でぶらぶら散歩したこともあります。
今だから言えることでもあるんですが、
ボストンで一緒に生活していたみんなって私にとっては友達以上に友達なんですよ。
こんなに友達が増えるなんて思っていませんでした。

学生も先生もあたたかい場所です。
みんなで勉強会開いたり、パーティーを企画したり、タピオカをウーバーイーツしたり。(笑)

もちろん、ちゃんと勉強もしましたよ!!
むしろ意識高くやってたと思っているくらいです。(笑)

週末に出かけるために平日は必死に課題を終わらせ、友達同士の会話は英語を意識していました。
始めは単語しか出てこなくて必死にジェスチャーしていましたが、
1ヶ月もすれば文章で喋れるようになっていました。
2.3ヶ月経てば、字幕なしの映画を楽しめるようになっていました。

一緒にボストンに行っていた友達は「ボストンに戻りたい」と口々に言います。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺がありますが、
私も勉強の辛さより楽しかった思い出の方が強く記憶に残っています。

みなさんもたくさん学んでたくさん思い出を作れるボストン留学に
一歩踏み出して挑戦してみてはいかがですか?
 
(3A 岩垂樹)
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【日本文化プログラム】
私は海外に行ってみたいという気持ちがあり、
2週間の「日本文化プログラム」に参加することに決めました。

私のボストン留学は大雪による飛行機の欠航から始まり、
ハラハラドキドキでしたが、現地と大学の手厚いサポートで翌日にはボストンに着くことができ、
無事プログラムを開始することができました。

まず、目の前に広がるボストンの街並みは壮大で、圧倒されました。
目に見えるもの全てが芸術的で歴史を感じます。

観光では主に、担任の先生と一緒に行動します。
担任の先生は英語を話しますが、簡単な英語を使って話してくれるので、
とてもわかりやすく質問もしやすいです。
通訳の方も同行する時があるので、コミュニケーションに関して困ることはありませんでした。

私が特に印象に残っている場所は「Isabella Stewart Gardner Museum」という美術館です。
イザベラ ・スチュワート・ガードナーという1人の女性が美術品を集めて開設した美術館で、
部屋によってテーマが決められており、部屋ごとに全く雰囲気が違います。
その一つ一つの部屋を巡り歩くのがとても楽しかったです。

 

休日は自分たちの好きなところへ行くことができます。
私は同じ学科の友達と一緒に買い物へ行ったり、クラムチャウダーを食べたり、
日曜日は教会へ見学に行くなど、充実した日を過ごしました。

このプログラムに参加していなかったら出会えなかった仲間や先生、
そして留学を通して学んだ世界は今後の私の人生でとても大きな財産になると思います。

 
(日文3A 冨田美晴)
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どのプログラムも充実した留学生活を送っていたことが伝わってきますね。
明日の第2弾もお楽しみに!!

(UR)

日本語学校の留学生とオンラインで交流会を実施しました! [2020年05月18日(月)]

〈日文便り〉

こんにちは。日文の植松です。

5月16日(土)に、例年日本語教育実習でお世話になっている長沼スクール東京日本語学校の
留学生と本学の学生で、オンラインによる交流会を実施しました。
例年実施している日本語教育実習についてのご相談をしている際に、話の流れで
「オンラインなら往復の時間や交通費を気にせずに気軽に交流会ができそうですね!」と
雑談したところ、早速企画をしてくださいました。授業及び昭和女子大学Global Networkで
参加者を呼び掛けたところ、日文からは1年生から3年生まで6名が、
他学科からは6名の学生が集まりました。

なかなか外出が自由にできない中、留学生にとっては教室の外で実際に日本語を試す
良いチャンスとなり、本学の学生にとっては日本語教育で学んだ理論を実践するための
良いチャンスとなり、双方にとって有意義な活動となったようです。

学生からの感想を一部ご紹介します。

まずは日文の学生から。特に1年生の方は、入学して間もない中、オンラインという
新たな交流の場に積極的に手を挙げてくださったことを頼もしく思います!
ぜひこの経験をもとに、学びを深めていってください。

・私は今まで積極的に外国人と喋ったことがなかったので、おしゃべり会に参加する前はとても緊張していましたが、日本語学校の生徒さん方とそれぞれの国のことだったり文化などを話していく中で、日本との違いや共通点などいろんなことが知ることができました。またこのような機会があればぜひ参加したいです!(日文1年 Tさん)

・せっかく大学生になったのだから、何かチャレンジしたいと思い、今回のおしゃべり会に申し込みました。海外の方と話をした経験がなかったので、日本語で話すとはいえ、初めはとても緊張しました。ですが、実際は、そんな緊張をする必要がないほど素敵な話ができました。様々な国の人と共通の話題ができることが嬉しかったです。私は日本語のレベルが初級のグループに参加したのですが、自分が母語として日本語を使っているので「この単語も難しいんだ、どうやって言い換えれば伝わるのか」という苦労を味わいました。日文なので、日本語について深く学べる環境が整っています。また同じような機会があれば、次は大学で学んだことを生かして交流できたら良いと思いました。また参加したいです。(日文1年 Sさん)

・日本語学校の学生と交流してみて、まず、言葉をやさしい日本語に噛み砕くことの難しさを感じました。「就活」という言葉をどう説明したらいいのか分からずに悩んでいると、同じグループにいらっしゃった日本語の先生が「仕事を探すことを就職活動と言います」「説明会があります」「試験があります」「面接をします」「とても大変です」と、初級の学習者が理解しやすいように言葉を入れ替えたり、文をいくつかに区切って説明してくださいました。今回の交流会は私にとって本当に貴重な経験になりました。(日文3年 Kさん)

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次に他学科の学生からの感想です。日本語教育を
一般教養科目として学んだ経験がある方にとっても、
はじめてふれた方にとっても、有意義な活動となったようです。
これをきっかけに少しでも日本語教育に興味をもってくださったら嬉しく思います。

・私は上級クラスで2つのテーマについて話し合いをしてきました。「芸能人の謝罪」については他の国とも比較して、日本人の謝罪に対する文化は強いと思いました。「コロナ収束後の働き方」についてはアルバイトや学生の視点からでは見えない社員の方の立場から見た意見も聞けて、勉強になりました。色々な国や年齢層の方がいたので、新しい視点で社会問題を見ることができて、非常に面白かったです。また6月のおしゃべり会も楽しみです。(英コミ4年 Hさん)

・普段は英語を中心に学んでいるため、学ぶことの多い時間でした。初級クラスに参加したのですが、私は普段何気なく難しい語彙を使ってしまっているのだと感じました。また、質問を分かりやすく伝えるためには、端的に伝えることがとても大切なのだと感じました。このおしゃべり会がなかったら、気付くことが出来なかったことだと思います。それに加え、様々な国の出身の方とお話しできたため、国毎の文化を知ることが出来たのがよかったです。(英コミ2年 Kさん)

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オンライン教育においても、教室における対面教育においても、授業における
学びはもちろんのこと、その学びを試す【場】を創出していくことが大切だと考えます。
それがあることで、自身の課題を発見したり、向学心を刺激したりして、
学びの幅を広げることにつながるのではないでしょうか。
ちなみに今学期の日本語教育実習の科目も、長沼スクールの初級の日本語学習者2名を迎えて
オンラインで実施する運びとなりました。これからの社会を支えていく若い方には、
新たな教育手法にもどんどんチャレンジしてもらいたいと思っています。
学びも、交流も、自分から一歩を踏み出して世界を広げましょう!

(UE)

ヤンゴン外国語大学日本語学科の先生と学生さんの訪問 [2020年05月12日(火)]

〈日文便り〉

まだ暖かい服装をしていた2月28日に、ミャンマーのヤンゴン外国語大学日本語学科の
先生と学生さんが昭和女子大学を訪問し、日文にも挨拶に来てくれました。
授業も終わってしまっていた時期だったので、日文のみなさんとの
交流ができなかったのがとても残念だったのですが、私から日文の紹介をしました。

 

学生さんたちは、みなさんがよく自習に使うリソースルームで、
日本の書籍を手に取って目を輝かせていました。
学習した言語で新たに学べる可能性を手にした瞬間だったと思います。

そして、廊下の習字を紹介すると、歓声を上げ、スマホを取り出して撮影していました。
私たちには書道の授業は馴染みのあるものですが、国外の日本語学習者にとっては、
教科書やYoutubeなどで見ただけという場合もあり、彼らもとても喜んでいました。

 

国際交流というとちょっとみがまえてしまうかもしれませんが、
実は、同じ大学生同士の大学生活について話すことに、新しい発見や学びがあったりします。
このミャンマーの学生さんたちも、帰国後にスマホの写真を家族や友人に見せて、
日文での経験について話したと思います。
これにより、この家族や友人が次の日本語学習者になってくれるかもしれません。

日本語を国外で勉強している学生さんが日文に来てくれたら、
みなさんは日文での学びについてどのように話しますか。
次は、ぜひ、みなさんが日文の案内をしてください。

(OB)

コロナ禍の先を見据えて [2020年04月22日(水)]

〈日文便り〉

いまキャンパスは八重桜が満開ですが、それを愛でる学生たちの姿はなく、
ラウンジも教室もがらんどうです。


そんな中、今週末からはオンラインで授業が始まります。
写真は全学的な授業開始に先立ってテレビ会議システムでつないでみた大学院授業の画面です。
少人数の授業であれば、この画面のように、お互いの顔を見ながらの話し合いもできますが、
何十人もの学生が履修する授業はオンラインでうまく行くだろうか、
アクセスできない学生がいないだろうかなど、教員のほうも不安を抱えての新学期開始です。
学生たち、特に新入生は、入学式で同級生と顔を合わせる機会もなく、
まだ友達もできない中で、 電子情報だけに囲まれて始まる新学期にどれほどの
不安とストレスを感じていることかと、心が痛みます。

いま私たちは人類史上初めて、人との交流を閉ざされるという試練に直面しています。
この数十年来、一直線に進んできたグローバライゼーションの行き着く先に、
こんな断絶が待っていたのかと、深いため息をつくばかりです。
しかし、何かを奪われるということは、その「何か」の価値と意味を考える機会でもあります。
人と会ってその息遣いや温もりを感じることにはどんな意味があったのか、
未知の国を訪れて異国の人々や風土と触れることにはどんな価値があったのか、
なぜ私たちはこんなにも人との接触が恋しいのか、
このように人間にとって根幹的なことを考える機会を与えられているのだとも思います。
どのくらい時間がかかるのかはわかりませんが、この断絶はいつか必ず解除され、
人との交流は戻ってきます。その時に、もう一歩進んだ賢明な交流ができるよう、
いまは思考を深め、力を蓄えるべき時かもしれません。

(YN)

変わらないもの [2020年04月07日(火)]

<日文便り>

皆さん、お元気に過ごされていますか?2020年は思ってもみなかったスタートでしたね。
いつ終わるのか分からない不安と同時に、世界はこれほどまでに繋がっているのだと実感しました。
どうか皆さんも無事にお過ごしください。少しでも事態が早く収束しますように。。

さて、話は変わりますが、最近私の周囲では多くの友人が子育てに奮闘中です!
私も赤ちゃんや子供に少しでも好かれる為、本屋に行っては絵本を物色しています。
そこで驚いたのが、私が小さい頃ボロボロになるまで読んでいた絵本達がいまだに現役バリバリで店頭に並んでいた事です。
もう●年も前の子供と現代の子供が同じ絵本を読んで育つ、、トレンド関係なくやはり名作は何年経っても名作なのですね。
それは絵本が私たちにいつの時代も変わらない、人として生きていく上での基本的且つ普遍的な事を教えてくれるからなのかな、と思いました。
なので絵本は大人になっても読み続けていると、日々の生活で忘れてしまった事に気付ける機会にもなります。

ここで私がその多くの名作絵本の中から、特にお薦めしたい2冊を紹介させていただきます。

まず一冊目は、
『あなたのいえ わたしのいえ』(加古里子作 1969年 福音館書店)です。
これは私たちの家についてのお話です。まず雨などを避ける為に屋根をつけることから始まり、壁、ドア、戸締り、床、、とどんどん自分たちに必要なものを工夫して家に取り付けていきます。
至ってシンプルな話ですよね。にもかかわらず、何度読んでも段々と家らしくなっていく過程を見る度にわくわくしてしまうんです!
加古さんの作品はだるまちゃんシリーズが有名ですが、こちらも是非チェックしてみてください。

続きまして二冊目は、
『おふろだいすき』(松岡享子 1982年 福音館書店)です。
主人公のぼくがお風呂に入ると、普通の家の浴槽からウミガメ、ペンギン、カバと次から次へと飛び出してきます。そして最後には巨大な●●まで、、!!タイトル通りお風呂に入るのが楽しくなる事間違いなしです。
また私はこの本をある指針として読んでいます。
例えば読んだ際に、一般家庭のお風呂から動物が次々出てくるなんて非現実的だなあ、などのように自分が少しでも考えていたら、ああ今の私は柔軟な考えを受け入れられない余裕の無さなんだわ!と反省し、心を休める時間を取るようにしています。

皆さんが小さい頃何度も読んだ絵本は何ですか?もし子供の頃以来読んでいなければ、よければ一冊読み返してみませんか?
きっと新しい視点で楽しめるはずです。

(CC)

韓国留学での学び [2020年03月26日(木)]

<日文便り>

今回は、2019年度後期(9月初旬~12月初旬)に、韓国に認定留学した日文の学生をご紹介します。
留学ならではの貴重な経験と学びを、教えてくれました。


みなさんこんにちは!日文2年の河野です。
今回は私が昨年後期に行ってきた、韓国のソウルにある国民大学での留学生活をご紹介します。

まずは授業についてです。私は週4時間の韓国語の授業に加えて、日韓関係について学ぶ授業や
現代日本の問題を考える授業、山登りのセミナーなど様々な授業を受講しました。
授業はすべて韓国語で行われるため、最初はついていけるか不安でした。しかし、友人の助けを
借りながら授業を受けているうちに、いつの間にか韓国語が聞き取れるようになり、
授業を理解するのに苦労しない程度まで韓国語を上達させることができました。
特に楽しかった授業は、韓国ドラマを見ながら韓国語を学ぶ授業です。一般的なテキストには
書かれていないような、実際に韓国人が使う表現を学ぶことができたので、
とても良い勉強になりました。この授業ではドラマ内のセリフを覚えて発表したり、
他国の人とチームを組んで韓国語のオリジナルドラマを作ったりしました。外国人と
韓国語を通しての意思疎通は本当に大変でしたが、拙い言葉でも一生懸命意見を出し合いました。
私のチームはコメディドラマを作ったのですが、
結果として先生も声を出して笑うほどとても良い作品を作りあげることができました。
また、もう一つ印象に残っている授業は日韓関係を考える授業です。この授業は韓国人の学生と
合同の授業であったため、意見の交換を活発に行うことができました。
日本にいては知ることのできない、現地の学生の意見を知ることができ、貴重な時間になりました。

 
▲授業の様子

次に韓国での生活についてです。私は学期中、学校内の寮に滞在していました。
部屋は4人部屋で、私のルームメイトは日本人2人とロシア人でした。
授業終わりにはルームメイトと一緒にご飯を食べたり、現地でできた友達と
学校内のカフェで勉強したり、休みの日には街に出てショッピングや観光をしました。
韓国にはおしゃれなカフェや雑貨屋がたくさんあるので、そこに行くのが毎週の楽しみでした。

 
 

そして、韓国で私がはまっていたのが、韓国語で映画を観ることです。
最初は『ジョーカー』という作品を韓国語字幕で見たのですが、
難しくて内容がほとんど理解できませんでした。それでも分かる部分が少しでもあると嬉しくて、
もっと挑戦したい!と思い、韓国にいる間、気になる作品が出たら
積極的に映画館に足を運びました。これからさらに韓国語を上達させて、
いつか『ジョーカー』にリベンジするのが目標です!

長期休みには友達と大邱(テグ)に遊びに行ってご当地の料理を食べたり、韓医薬博物館に行って
韓医薬の歴史について学んだりしました。今回の留学の目的の一つは韓国の文化を
より深く知ることでした。ソウルでも刑務所の歴史館に行ったり、
市場で韓国料理を食べたりしましたが、この旅行を通じて、ソウルでは体験できない
地方の文化にも触れることができ、楽しく有意義なプチ旅行になりました。

 
▲大邱の様子

  
▲ソウルの市場と刑務所歴史館

最後に、今回の韓国留学は私にとって語学の上達だけではなく、自分を成長させるうえでも
書ききれないほど多くの素晴らしい経験ができました。
海外での集団生活を通して、文化を尊重し合える思いやりの心を持つ大切さ、
ともに助け合える友人の存在の有難さを改めて実感しました。
また、海外での生活で今まで経験したことのない場面にたくさん遭遇して、自分の視野が
大きく広がったように感じます。これからの目標としては、留学の成果を大学での学びに生かし、
またTOPIK(韓国語能力試験)6級合格のため、より一層勉学に励みたいと思います。

 

2年 河野那奈子

(MR)