2010年5月

女性文化研究賞について  [2010年05月31日(月)]

比較女性史論ゼミの掛川典子です。私は女性文化研究所の副所長もしておりますので、今回は5月25日に行われた「第二回昭和女子大学女性文化研究賞・研究奨励賞」の贈呈式と祝賀会のことを紹介致します。今年は辻村みよ子東北大学大学院教授の『憲法とジェンダー 男女共同参画と他文化共生への展望』が研究賞、斎藤悦子岐阜経済大学教授の『CSRとヒューマン・ライツ ジェンダー、ワーク・ライフ・バランス、障害者雇用の企業文化的考察』が研究奨励賞を受賞なさいました。辻村さんの受賞記念講演はすばらしいものでした。私の授業を受けている歴文の学生さんも聞いてくれて、とても良かった、もっと聞きたいと思った、等と言ってくれました。祝賀会では、男女共同参画基本法に関して日本を代表するかたがたから心のこもった祝辞をいただきました。私は選考委員もしているので、たくさんの候補作を読みます。今年は博士論文をもとにした著書に優れたものが多く、うれしい悲鳴を上げました。社会の変化の中で、研究が動いている様子がとてもよくわかります。そしてこういう仕事は、おのずと授業に反映されます。地球規模で女性が生きる条件が変わろうとしています。皆さんの未来も楽しみですね。

相模人形芝居 下中座 [2010年05月25日(火)]

日本芸能史担当の大谷津です。

今年も相模人形芝居下中座の皆さんに来ていただいて日本の伝統芸能の一つ、人形浄瑠璃の体験授業を行いました。

林副座長他、座員の方が4人も来てくださいました。

こんな近くで実際の人形操作が見られたり、また実際のかしらを持たせてもらったり、それはそれは贅沢な授業でした。かしらや衣装はたいへん高価なものですから、すごいことですよ、これは。下中座さん、ありがとうございます。

こういう体験をしておくと、舞台の見方が変わりますよね。

下中座さんは国指定重要無形民俗文化財、神奈川県小田原市を拠点に活動しています。是非見に行ってください。

公演情報(6~7月)
6月5日(土)13:30~15:00 川崎市民ミュージアム 3Fミニホール
下中座の相模人形芝居DVD上映と人形遣いの実演・解説
7月25日(日)13:00~、15:00~ 小田原ラスカ6F U-meテラス
伽羅先代萩 政岡忠義の段

文化は実は身近なところにあるので、目を向けてみてくださいね。

能楽鑑賞会がありました。 [2010年05月18日(火)]

私は歴史文化学科で服飾文化史などの授業を担当する安蔵と申します。

今日ご紹介するのは10日に開催された文化講座です。

文化講座というのは、講堂で開催される音楽会や各界著名な方々の講演で、年間を通じて聴講することになっています。

10日は能楽観賞会でした。 この日は約1,400名の学生が希望して全員チケットを手に入れることができました。

やはり歴史文化学科の学生は多かったようです。

第1部で能・狂言・囃子方についての解説があって、演目の見所や演出の特徴を教えていただき大変お得な講座でした。   次いで第2部で狂言「六地蔵」と能「葵の上」を演じていただいたわけです。

「六地蔵」ですっぱ(仏師だと偽る詐欺師)を演ずる野村萬斎さんが「鎌倉時代の有名な仏師のわかる人はいますか」と舞台から客席に向かって問いかけると、即座に「運慶と快慶」と学生の声が返ってきました。                                 私はそれを聞いて…何と表現したらよいのでしょうか……つまり…ホッとしたのでした。

学生のアンケートで、「狂言ではおなかを抱えて笑った(o^冖^o)」「能では鬼女の怨霊の迫力に圧倒された」などの感想がありましたよ。
あたりまえですが観なければ始まりませんね。私はこの90分、異次元に入ったような不思議な感覚を味わいまして、とっても元気になりました。

さて次は、今年一番人気の劇団四季のミュージカル公演も楽しみですが、わが歴史文化学科としては、10月公演の「奈良・正倉院復元楽器で奏でるコンサート」を逃してはなりません。

(撮影:昭和女子大学)

黄檗山万福寺 [2010年05月18日(火)]

京都の宇治にある万福寺に遊びに行ってきました。ここは江戸時代の初め、中国福建から隠元禅師が日本に渡来し、開いた寺院として有名です。住職がすっと中国人であったことでも知られています。隠元禅師は日本にインゲン豆を伝えた人ですが、煎茶を広めた人でもあります。宇治と言えば、お茶。そう私たちが飲んでいるお茶の起源がここにあります。
私が万福寺を訪れた日はとても良い陽気でした。山門をくぐり、目に入るのは大きな大きな布袋様。そう中国では布袋は弥勒の化身で、とっても信仰ある尊です。ちょっとメタボ気味で、笑い顔の布袋様はあまり御利益がなさそうなのですが、今も中国に行くとそこかしこの寺院で信仰されてます。
写真も一杯とりました。
これは私の講義で使うつもりです。私は日本美術史を担当してますが、こうやって自分で撮った写真をどんどん講義で紹介します。やっぱり写真集やネットで見るのではなく、自分の足で見ないとね!
内田啓一でした。

歴文の授業を紹介します! [2010年05月08日(土)]

歴史文化学科の専門科目の一つに「伝統文化の現場」と言う授業があります 。
この授業では美術、服飾、芸能、民俗、仏教文化の分野で現在活躍中の方々をお招きして、実演をまじえて、それぞれの専門について具体的にお話していただいています。

今回は染色家の西耕三郎先生にお越しいただき、4月23・30日に行った型染めの授業のうち、4月30日の授業をご紹介します 。
この日は、前回の授業で型紙を使って糊置きをした布を刷毛を使って染める作業をしました。 

先生による実演。職人です!

今回は布を染める作業のほかに、柿渋で染めた和紙に木醋酸(もくさくさん)で字を書く体験もしました。

柿渋で染めた和紙に木醋酸で文字を書くと…

文字を書いた部分が黒色に変化します。学生はおもいおもいの文字を書いていました 。

学生たちの作品です。仕上がりが楽しみです 。