東南アジア考古学を専門にしています菊池誠一です。この日曜日(6日)に明治大学を会場に、アジア考古学を研究している四つの学会の合同講演会がありました。四学会とは、日本考古学協会、日本中国考古学会、日本西アジア考古学会、そして東南アジア考古学会です。テーマは、「考古学からみたアジアの焼き物」です。会場には、100名以上の方が聴きにこられていました。私は、東南アジア考古学会を代表して、「東南アジア陶磁器の生産と流通」と題して講演しました。日本の遺跡からも14世紀~18世紀の東南アジアで生産された陶磁器がでているのです。考古学のモノの資料を使って、アジア海域の壮大な交流の歴史がみえてきます。皆さんも、アジア海域の交流の歴史に関心をもってください。