歴史文化基礎発表会!

日本近現代史の松田忍です。

歴史文化学科では、高校から進学してきた学生が、スムースに大学での勉強へと移行できるように歴史文化基礎という演習が置かれています。

大学生活にとっての不可欠な基礎的能力を養うための演習である歴史文化基礎では、1年生全員が6~7名ずつのクラスに分かれて、教員と密に接しながら、レポートの書き方文章の要約方法博物館訪問、さらには学術調査の基礎的な方法などを学んでいきます。歴史文化基礎の重要な点はそれだけに止まらず、先生と学生がお互いの顔と名前を把握して、時間をかけて話す絶好のチャンスとなっている大切な演習なのです。

さて、今日は歴史文化基礎の授業の中で、1年生の皆さまが2ヶ月をかけて準備してきた研究に関する報告発表会がありました。

発表した1年生にとってはいろいろな反省点があったとは思います。実際に大勢に前で話してみると、準備したパワーポイント資料と口頭での説明がうまくかみ合っていなかったり、時間内に報告を終えられなかったり、あるいは途中で話すべき内容が飛んでしまったり・・・。そうした改善ポイントについては次の歴史文化基礎の授業で各先生からのコメントを受け取って欲しいと思います。

ただ私が今日報告した全員に当てはまることだと感じたのは、「自信をもって大きな声で話している報告は聞きやすい」ということです。もちろん自信というのはしっかりした準備に裏打ちされている自信です。「どこで一旦ことばを止めて聞き手の反応を待つか」「どこでパワーポイントを切り替えるか」「どこで原稿用紙から顔を上げて会場の雰囲気をつかむか」といったようなことをしっかりシミュレーションして準備したのだろうなという報告はやはり良かったです。

ただ「今日はちょっとミスっちゃったなぁ」と思っている1年生も、これからさき、まだまだ発表や報告の機会はありますぞ。そのときにはしっかりと改善して、今回よりもいいプレゼンが出来るように頑張ろう