2月13日の11時10分から約1時間、研究館にて教職課程の相談会を開きました。これは教育実習体験談や教職課程を履修するにあたっての具体的なアドバイスを4年生から聞く会として、今年初めて企画したものであります。
卒業間際の4年生3名から、教育実習に赴くにあたり役立った情報や教職課程の授業の取り方、そして教職課程を取る上での心構えなど貴重な体験談を伺うことができました。
「実習期間がはじまるとものすごく忙しくなり、就職活動は一時期ストップします。そのことを見越して就職活動は計画をしっかり立てましょう」
「各学年ごとに学ぶべきことを学んでいきましょう」「小池先生の授業は実際に教案を作るときに本当に役立ちますよ」
「私たちは中高生だった頃のことは忘れてしまっているから、もう一度昔の感覚を思い出しつつ、大人として中高生と接して欲しい」
↓聞いている下級生たちもこの真剣な様子。
いくつか質問がでたあと、最後に、大谷津先生からは「(教育実習中に就活を一時休止せねばならない点などで不利なこともあるかもしれませんが)たいへんな教職課程を計画的に履修していく力があるということは、それだけでも就職活動を綿密に進めていけることを示しているのであり、現に今日話してくれた3名は教職課程を取りながら就活もきちんと進めました。だからみなさんも前向きな気持ちで臨んで下さい」と激励がなされ、また田畑先生からは「指導要領も変化しているので、自分たちが中高時代に学んだこととは異なる内容を教えねばならないこともある。だからこそまずは今の教科書で今の生徒が学んでいる内容をチェックしてほしい」とのアドバイスがありました。
私の感想といたしましては、就職活動を終え、教職課程も終え、そして卒論も提出した4年生というのはやはり貫禄があるなぁということでした。教室一杯の学生を前にしても、堂々と理路整然と話をすることができ、もう社会人の顔だと感服した次第です。これが修羅場をくぐり抜けるということの意味なのでしょう。
今日聞き手として参加した皆さんは先輩たちからのアドバイスを参考にしながら、教員になるという夢を一人でも多く叶えられるよう心からお祈りいたしております。
以上、松田忍がお伝えいたしました。